吉原特集


歌舞伎の舞台でよく出てくる「吉原」の世界.
聞きなれない用語や,他の舞台では見かけないアイテムなどがよく出てきます.
ここでは,歌舞伎の演目でよく使われる吉原用語の説明をしたいと思います.
舞台を見ていてわからないことがあったりしたら,BBSに書いておいてください.


人に関する用語


花魁
(おいらん)
部屋持ち以上の遊女(ようは位が高い遊女)
禿
(かむろ)
花魁についている雑用をする少女.
ex.助六で「子供きぃやぁ〜」と揚巻に言われている子供たち
鉄棒引き
(かなぼうびき)
輪のついたジャラジャラなる棒をもっている夜警の人
女郎
(じょろう)
遊女のこと,下品な言い方
女衒
(ぜげん)
吉原が舞台になる芝居ではあまり直接出てこないが,
人買いのこと.遊女になりそうな娘を探して買って来る
番頭新造
(ばんとうしんぞう)
遊女についている新造のトップ(マネージャー格)
助六の筋書きなどには「揚巻付番新」などと書かれる
振袖新造
(ふりそでしんぞう)
遊女の妹分に当たる,見習いのようなもの
間夫
(まぶ)
遊女の情夫,つまりは本命.
たいていは遊女が揚げ代を工面することが多いようで,
揚巻にとっての助六,八ツ橋にとっての栄之丞がそれ
遣り手
(やりて)
遊女の部屋を仕切る女性


その他用語集


大門
(おおもん)
吉原に唯一の出入り口
茶屋(ちゃや)
引手茶屋(ひきてちゃや)
客と遊女屋の仲介所
長柄傘
(ながえがさ)
花魁道中のときに若い衆が持っていて,
花魁にさしかけられている,長い柄の傘
仲之町
(なかのちょう)
大門から続く,吉原のメインストリート
花魁道中もここで行われる
箱提灯
(はこちょうちん)
折りたたみのできる,花魁の名前と紋が入った提灯
花魁道中の先頭に立つ者が持っていることが多い
引け
(ひけ)
深夜2時前後.吉原の就寝時間
「御所五郎蔵」で「引けすぎは静かで怖い」というのはそのため