だって忙しいんだもの…


ムゴイなぁ

これは、ボクの会社の大先輩(直接仕事は一緒にしたことはない)から聞いた、 そのウチでの実話(だそうだ)なんだけれど…
そのヒト(仮にクマさんとしとこうか)は、ボクと同じ会社で同じような内容のシゴトをしてる。 ボクのシゴトは、自己紹介にも書いたように、 コンピュータ関係(ありていに言うとソフト屋-もしかするとSI屋かな)なんだけれど、 未だに結構忙しい。景気が今よりも良かった頃は、当然もっと忙しかった。 おまけに、クマさんは、ボクらの業界に居がちな、かなりの「没入型」のヒトで、 そんな条件の相乗効果でムスメさんが小さい頃は毎日帰宅がかなり遅かったそうだ。 だから、ムスメさんが寝てから帰ってきて、おまけにその頃はフレックスタイムとかでなかったから、 まだ寝てるうちに会社に出かけるような、そんな生活が長かったらしい。
で、ある日事件(?)は起きたそうだ。察しのいい人はもうおよそ想像がついてるかもしれないけれど、 そのコトの顛末っていうのはこうだ。
ある日、少し早めに帰宅して、(多分)久しぶりにムスメさんと遊んで、その翌朝のこと。 いつもの様に会社に行こうとして玄関でいざ出かけようという時に、 ムスメさんが起きてきてクマさんに向かってこう言った。
「ばいばーい。また遊びに来てねぇ
むごいなぁ。おとーさんなんだけどなぁ。
#でもクマさんは、今も相変わらず帰りは早くないんだけどね。

というわけで人見知り-本題はここだけ

うちのモエナの場合、今は月齢5ヶ月目なんだけど、 ほとんど父と母(ボクとヨメ)を同等に扱ってくれてるようだ。 早い子は、このくらいから人見知りが始まって、父母もひじょーにハッキリと区別するらしい。 運良くモエナはそんなことはほとんど無いみたい。お風呂もミルクも遊びも、 父母どっちでもOKって感じ。
ただ、ほんとにここ最近になってなんだけれど、特に夜寝る前に、 なかなか寝付けずに機嫌の悪さが絶好調に達すると、 ボクがいくら抱いてなだめてあやしてあるきまわってバカな顔してカン高い声で話しかけても何してもどうしても、 泣き止まなくってそのうち真っ赤な顔でキーキーギャーギャーになっちゃうようになってきた。 そう言うときには、ヨメに変わってもらうと、数分で嘘のように大人しくなって、 イカにも安心って顔をして眠りに落ちる。
やっぱり、一日のうち一番長い時間接してるヨメ(=母)が馴染んでるのかなぁとも思ったけれど、 そうじゃなくって、理屈のほとんど理解できない小さなコドモにとっては、 母親っていう存在が、やっぱお腹の中にいた時からのなんかの繋がりが有って、 ホントに安心できるんだろうなぁって気がするな。で、そういう姿を見てると、 うまく説明は出来ないけれど、なんかほのぼのした安心感をボクも感じる。ホントは、 ちょっとは悔しいんだけれどね。

シゴトが忙しい…

ボクも最近は、関わっている案件がピークになっていて、かなり忙しくって深夜に帰ってくることが多い。 幸い(?)モエナはかなりな夜型なので、帰ってきて少しだけれど相手をする(してもらう?)時間がある。 でも、このまんま行くと、いずれは冒頭のクマさんのようになっちゃうような気もする。 それはとっても悲しいけれど、だけど働かないとオヤコ3人路頭に迷っちゃうしなぁ。
だから、これからは今まで以上に、せめて時間の合う時には、できるだけモエナと、 それから同じように大切なヨメと過ごせるようにしようと、最近立派にこっそりと決意したのだ。 その為には、少しばかり睡眠時間なんかを削ってもいいのじゃないかと心に決めた。
#もっとも元々ナンダカンダで寝不足系だったんだけど
でも忙しいときはホントに忙しいんだよなぁ。だんだん年もとってきて、 昔と違って堪えるようになってきたし。なんとかならんもんかなぁ…
1999.9.13