モエナは、健康に順調に育っている。これもひとえにヨメのおかげなんだけれど、 ちょっと育ち過ぎなんじゃないかとも思う。 満８ヶ月を過ぎた今、現時点での体重は１０ｋｇ近い。（ひょっとすると超えてる）

ただ、単なるデブではなくって、身長もそれなりにある（と思う）。 どのくらいかって言うと、最近計ってないので良く分からないけれど、 １才と２ヶ月になる友人の子（男の子）と同じか、少し背が高いくらい。 （誤解の無い様に書くけど、友人が「１才と２ヶ月」なわけではない。）

更に言うと、モエナの頭は身長／体重に劣らずデカイ。劣らずと言うより、 全体的にデカイ上に、輪をかけて大きい感じ。

デカイ理由は良く分からないんだけれど、とにかくモエナは食いしん坊だ。 生命の危機に繋がることだから、当たり前なのかもしれないけれど、 おなかが空いた時の泣き声って言うのが、キョーレツにやかましい。 ミンミンゼミを耳元にとまらせて泣かせたくらいだと思えばいいくらい。

うちのマンションは、最近の流行に違わず、カウンターキッチンで、 リビングからキッチンにいる人が、ちょうどTVの出演者のように見えるんだけれど、 誰かがキッチンに入ると、食事直後で無い限り、 モエナは「食べ物出てくるかな？？」って言う期待を込めた目で、じっと動きを見張ってる。

食べ物かどうか、それが自分のものかどうかもわかるようになって来たみたいで、 ミルクが入って白く見える哺乳ビンとか、最近食べている離乳食の、 モエナ専用の器とかを持っているのを見つけると、 抱かれていても、「めし」を持ってきてる人を見失うまいと、 頭をブンブン、目をぎょろぎょろさせて必死で目で追いかける。（抱いてるほうは、 その反動でたまったもんじゃない）

そんな食いしん坊のくせに、生意気にも既に好き嫌いがあるようで、気に入らない離乳食だと、 「ぶぶぶぶ、ぷー」って口の周りに吐き出すこともある。面白いことに、この好き嫌いってのは、 オトナと違って「味」より「食感」で決まるようだ。やっぱり、ミルクのような液体から、 固形物に移ってきてる時なので、つぶつぶ感が強いものは、得意でないみたいだ。 特に、イモ系のでんぷん質なザラザラ感とか、すりリンゴのザラザラ感がお嫌いなようだ。

デカイから、長い間抱いていたりすると、ホントにキッツイし、 食いしん坊で腹が減るとセミのようにやかましいし、そのくせ好き嫌いもあったりして一筋縄では行かないけれど、 でも健康で元気だから、オヤとしてはとっても嬉しいのだ。

大きくなると、オヤにもきっと野望が出てきて、「もっとかしこく」とか「かわいくキレイに」とか、 色んな無理難題的追加希望が出てはくるんだろうけれど、今はとにかく健康なモエナに乾杯なんだな。
とは言っても、両親ともにほとんど酒は飲めない(飲まない)んだけどね。