母親学級(前)

前半期

「母親学級」というのをよく聞くと思うが、これは保健所や病院などで、妊婦に対し妊娠や出産、 産後の生活について、医師や助産婦などから講義を受けるもの。私が行っている病院では、 前半期の16週前後と後半期の28週前後に受けるよう指導があり、初診の時にテキストをもらっている。 16週頃に「母親学級どうしようかな?」と思い、テキストを初めて開く。 1ページ目は、<はじめに>という項目になっており、だいたいこんな内容が書いてある。
妊娠おめでとうございます。(いやいや、無事に産んでからおめでとうって言って)
悩みも不安もあると思います。(いいや、全然)
お産に何よりも大切なことは、(こりゃ、知らない事だな)
自分で産もうとする意志(そりゃそうだ。どんなにがんばっても彼にお産は出来ない)
精神的な豊かさではないでしょうか。(気持ちも豊かだけど、最近じゃ胸も豊かさっ)
妊娠中、産後の不安をできるだけ除き(妊娠中だけど、不安はないっ!)
不安を除き知識を高めるために母親学級に出ましょう…という感じで文章は締めくくられていた。
ツラツラと読み、中をパラパラと見たが、今の時点で必要とする知識はなさそうだし、 栄養学も独身時代にダイエットした時に勉強したし、会社を休んでまで行く気がしなかった。 グズグズしているうちに、週数も過ぎ、母親学級開催日も過ぎていた。 その頃、保健所から「ワーキングマザーのための母親学級」という内容の通知が来ていて、 共稼ぎ夫婦のために、土曜日に開かれる母親学級のお知らせだった。 ビックリしちゃうくらいの心遣いが嬉しかったが、内容は病院と大差なかったので行かなかった。 働く女性のために、世の中が動いてくれるようになっていることを感じた。 でも、もっと出産後の女性が働きやすい世の中になるといいなぁって思うけどね。 28週前後に行われる後半期の内容は、分娩の経過や楽なお産のための体操、呼吸法などで、 初産のため知らない事が多いので出るつもりだ。