3週目-(7月19日)

異変に気づく

蓼科方面へ旅行中、月のモノが予定よりも1日だけ遅れていて、いつもと違う体調に気づく。 普段から健康で、神経質な一面もあるので、今までも体調の変化や不調を、早目に気づく事が多かった。 ご主人様に言っても信用してもらえないが、私はこの時に妊娠したことをほぼ確信していた。
二人とも特に子供好きではなかったが、 私の年齢などを考え体力的な限界が来る前に一人くらいは産もうと考えていた。 出産時期に関しては、計画を立てていたので、舞いあがるほど嬉しいという感じではなく 「ほぼ予定通りの展開」と冷静に受け止めていた。

3週目〜5週目

このころの体調

何となく体が熱く、高温が続く。下腹がたまにキリキリと痛くなる時がある。 万が一のことを考えて、無理な行動をしないように心がけてはいた。 しかし、妊娠しているというのは、何の証拠もなく単なる「勘」だった。 気持ち悪さを感じることがあっても、胃が強い方ではない私にはよくある事なので「旅行の疲れかも」 と考えていた。自分の勘を信じながらもまだ半信半疑だった。

5週目-(8月1日)

医者に行くことにする

市販の妊娠検査薬を試してから医者へ行くことも考えたけれど、検査薬が高いため、 買わずに済ませた。
初心者で不安だったので、やっぱり「女医」がいいという単純な理由だけで、近所の開業医へ行く。 尿検査の結果は陽性で現在5週目。子供が出来た喜び、実感もなく、他人事のようだった。 むしろ、自分の勘が当たったほうが嬉しかった。
超音波映像を見せてもらうと、胎芽と呼ばれる物がえんどう豆のような形で、ブルブル震えていた。 初めて見た自分の体内は興味深かった。医学がここまで発達していることを知り感動した。 時期が早すぎるため、初期検査が出来ないので、2週間後に来てくれとの指示だった。
この時、診察室に通され分娩設備がない事を疑問に思った。 後から出産経験がある知人に聞いた話では、少子化がすすんでいるため、 設備投資せず施設のある病院へ紹介、定期検診だけを行う開業医の産婦人科も少なくないそうだ。
この診察で卵巣膿腫の疑いがあると言われた。初めて聞く病名に不安と疑問を持ったので、 いろいろと質問をした。しかし、詳しい説明もなく不安感だけ植え付けられたうえに、 二言目には「時期が早いから」と、とりつくシマなく診察室を追い出されるように帰された。
出産時に実家へ帰る可能性もあったので、途中から転院しても構わなかった。 しかし、この医師は、患者を思いやる態度が全くなく、「おめでとう」の一言もなかった。 不信感や不愉快な気持ちしか持てず、今後、大事な自分の身を委ねる気にはなれなかった。
診察料は、初診料と尿検査1万円。
検査、検診と何をしても産婦人科は高いと聞いていたが、予想以上の金額を請求され驚いた。

5週目〜6週目

このころの体調

この頃から、つわりがハッキリしてきた。私は、空腹になると気持ち悪いらしい。
ただ、食べ物の好き嫌いもなく、何でも美味しく食べられるので、人より症状が軽いと思う。 次の病院は探している最中だったが、子供が出来たことが確実に分かったので、 早速OAエプロンを購入した。 仕事はもちろん、自宅でもパソコンに向かっている時間が長く、 人よりも電磁波を気にしたほうが良さそうだ。気にする人は、独身既婚問わず着用しているが、 私は今までしていなかった。効果があるのかは分からないし、 電磁波が妊婦に及ぼす影響というのも明らかにはなっていないようだけど、 何もしないよりは安心できそうだ。
ディスカウントショップで5千円もした。エプロン1枚で5千円は高い。