19週目−(11月7日)

5回目の検診

早いもので、すでに6ヶ月に入る直前になっていた。土曜日はいつも寝坊をしているが、 今日は検診があるため、平日の出勤時と同じくらいに起きて病院へ行く。
この日は、第二子、第三子の出産の人が多いらしく、 待ち合い室では妊婦さんより2〜3才の子供が目立った。産婦人科待合室というよりも、 小児科待合室のようだった。今、私のお腹にいる胎児も無事に生まれ順調に育てば、 数年で待合室でかけっこするほどになるはずだ。 その事を考えると「成長」という進化が不思議に思える。
いつものように尿検査、体重測定、血圧を計り、待っていると看護婦さんに呼ばれ 「20週になるから定期検診を行うので、血液検査も行ってください。」と言われる。 採血室へ行くと、いつも採血してくれるちょっと年配の看護婦さんがいた。
実は、ひそかにこの看護婦さんを尊敬していた。 というのも、今まで、献血や検査などで何回も採血をしてきたが、 痛みを感じないで採血してくれる看護婦さんはいなかった。私は血管が人より細いので、 注射や採血の時に苦労するらしく「看護婦泣かせ」と言われていた。 よって、必要以上に痛くなることが多かった。 そのせいもあって、この看護婦さんの、プロとしての仕事ぶりに感心させられていた。
定期検診では、子宮底長(20.2cm)、血圧(109/69)、貧血、浮腫、尿蛋白、尿糖、胎児心音、 胎位を調べる。(カッコ内の数値は私のもの)今のところ、特に問題はなさそうだった。
(子宮底長…横たわったときの恥骨から子宮のいちばん高い位置までの長さ。 妊娠中期から9ヶ月の初めころまでは、たいてい妊娠の週数と子宮底長はほぼ一致する。)
超音波で見た胎児は左側に大きな頭、それに続いて背骨が見え、 ミイラかエイリアンのようで不気味。この写真からは、とても可愛いなんて思えない。 「超音波写真を一部分でもいいから欲しい」と頼むと画面上でうまく合成してくれた。
人によって、出産するまで男女は分からない方がいいと思うらしいが、私は、 分かった時点で教えて欲しいと思っているので、検診の度に聞いていたが、今回もまだ分からないとの事。 30週前後にならないと、男女は分からないと言われた。
診察が終了後、SMC(自己乳房管理) (内容はSMCのページで)があったので、病棟へ立ち寄り助産婦さんからの指導を受けた。
診察料は、超音波写真代金200円。 定期検診は母子手帳の妊婦健康診査受診票を使用したので無料になっていた。 この受診票の仕組みはよく分からないけれど、たぶん病院から国へ請求しているのだろう。