20週目〜23週目

この時期の生活

マタニティを着始める
急激にお腹のふくらみが目立つようになる。 3週間ぶりに会った母ですらその変化に気づき驚いていた。 それに合わせて、普段は引っ込んでいるおヘソの皮が伸びて、平らになってきた。シワがなくなり、 お腹でのおヘソの存在価値がだんだんと薄くなってきた。これは有名な話で、 出産経験済みの友人から話だけは聞いていたが、さすがに実物を見るのは自分のおヘソが初めてだ。
この時期になってくると、11週目で紹介した家着 (最近じゃワンマイルウェア(1 mile wear)と呼ぶらしい)ですらきつくなってきた。 その服を着ていたら母に「お腹が窮屈そうで見苦しい。」と言われる。 以前に彼や私の母親が用意してくれた本格的マタニティウエアを着る時期になってきたようだ。 その服をもらった時は、それほどお腹もふくらんでなく、 サイズが大きすぎてブカブカだったのでクローゼットにしまっておいた。 (写真では分かりにくいが、普通サイズの1.5〜2倍の大きさ) 久しぶりに着たら、ブカブカが適度なゆとりになっていたので、マタニティに切り替えた。 今まで酷使していた家着は、しばらく出番がなくなったので、洗濯し衣装ケースにしまった。
最近まで、以前から履き慣れていた太いヒールのパンプスを履いて出勤することも度々あった。 お腹もそれほど目立ってなく、履き慣れた靴で、慣れた通勤だったため、 不安定さや危険は感じていなかった。 でも、今回の洋服の件のついでにパンプスも箱にしまい、クローゼットへ入れてしまったので、 下駄箱にはローヒールとスニーカーしかなくなった。
食事制限
先日の看護婦さんからのSMCの時に「太りすぎ」というご指摘があったため、 食事に気を使うようにする。 お腹が空いても間食しないようにし、お腹いっぱい食べることもやめていた。 しかし、お昼は外食で、会社の周りには魅力的なランチが多いので、なかなか成果は見られない。
ある日「最近、私がひもじい思いをしてたから、お腹の人が私のことを可哀相だと思って、 動きが少ないんだよ。」と、彼に話をした。 「それってさ、今まで食べ過ぎで、中の人の居住エリアまで胃が進出して狭くなっていたんだよ。 きっと、嫌がって合図していたんじゃない?」と言い返された。 胃が大きくなれば、子宮は押されて狭くなるかもしれないけど、 自分のテリトリー意識を持つお年頃なのかしら?
胎動
最近、マメに胎動報告をしている…というか、させられている。 毎日、寝る時に「今日はどれくらい動いた?」 「どんな感じだった?」と、矢のような質問を受ける。日替わりランチじゃあるまいし、 日によって変わるものでもないので、毎日「今日もよく動いた。」と、 変わり映えのしない報告をしている。
母親と違って父親になる人は自分自身の身体に胎動を感じることが出来ない。 人のお腹に手をあてて「お、動いてる、動いてる。」と疑似体験をするしかない。 母子手帳はあっても父子手帳はないので結構淋しいらしい。 生まれるまで父親の出番が少ない事も不満らしい。 母子手帳じゃなくって「親子手帳」とかに名前を変えればいいのに。それじゃ何か不都合がある?
胎動は、日に日に激しくなってくるようだった。仕事中にしているOAエプロンの上からでも分かる。 そのうち、胎児の手足がお腹の皮を突き破らんばかりに、飛び出てくるらしい。 飛び出た手足をつかんで遊ぶことを、する人もいるらしい。 もし、本当にそうなったら、怖くて手足をつかめそうもない。
子供は男の子!?
週末、私の叔母夫婦が私の実家へ泊まりに来ていたので会いに出かけた。 久しぶりの再会で、妊婦になってからは、一度も会っていなかった。 妊娠を知った叔母夫婦は以前から私に会いたがっており、今回の再会を楽しみにしてくれていた。
叔父は私の顔を見るなり「前とは顔つきが変わったから、男の子かもしれないな〜。」と言った。 本当か嘘かは分からないが、昔から妊娠して顔つきがきつくなると男の子で、 変わらなくと女の子が生まれるという。 体重が増えて顔が丸くなったにも関わらず、目元がきつくなったらしい。 自分の中では、「絶対女の子」って思っていた。なぜ「女の子」と思っているかというと、 コンピュータに向かう仕事をしている人は、女の子が出来やすいという話があるからだ。 これも、医学的根拠がない非科学的な話。確かに、彼の友人などでも女の子が生まれる人も多いけど、 男の子が全く生まれていないわけではない。その話を独身時代から知っていたので、 自分には女の子しか生まれないと決め付けていた。まっ、この際どっちでも構わないんだけど。