28週目〜35週目

妊婦生活も後半になると、体調などの変化が乏しく、新しい出来事も少なくなってきた。 些細な変化でもあれば、その都度このページで報告する予定。

日々の生活

仕事を辞めてからの8ヶ月以降の生活はそれまでとは一転した。
早起きをしてご主人様のためにお弁当作り。それから朝食をとる。 出勤するご主人様を見送り、午前中は8時半からのテレビ番組「はなまるマーケット」 の特集が面白ければ見ることもある。 パソコンへ向かってホームページの作成&メールのチェック、洗濯や買物などの家事を行う。 お昼ご飯を食べ、午後は体力に余裕があれば2回目の買物へ散歩がてら出かける。 天気が悪い日などは、本を読み、昼寝をしたりして過ごす。
最近、読書量がすごく増えた。 働いていた時には気づかなかったが、妊婦はよく眠れる。 (本当に妊娠のせいなのか分からないけれど)昼寝をしているくせに、 今までと変わらない時間に夜も寝ることが出来る。
4月に引越しをするため、準備、片付けなども、午後の時間を利用して行っている。 これが結構いい暇つぶし&運動になっている。ただ、お腹が邪魔で、狭い場所に手が届かなかったり、 重い物が持てなかったり、高い場所へ手が届かないなど、なかなか思うように動けないのが歯がゆい。
夕方からご飯の支度を始め、6時頃には一人の夕飯を淋しく済ませる。 (ご主人様の帰りは遅いので、平日に夕飯を一緒に食べることはほとんどない) それからは、ご主人様の帰宅までは片付けなどの家事、テレビドラマを見たり、パソコンへ向かう。
専業主婦になっても家事時間はあまり増えず「読書」「パソコン」「昼寝」 の時間が増えただけの怠惰な主婦である。

ヘソがない

お腹が大きくなってきた7ヶ月を過ぎたころから、おヘソの存在がなくなった。 噂には聞いていたが、妊娠中の知人におヘソを見せてもらうほど厚かましくはないので、 自分が妊娠して初めて見ることが出来た。 おヘソの普通の状態は、奥の方まで皮膚が入り込んでいるが、 その皮膚が今では中から押し出されてしまい、そのほとんどがお腹の皮となってしまっている。 数十年も奥にしまわれていた皮膚は洗われることなく影の存在だったので、 長年の汚れが色素沈着しているらしく、存在感がない元おヘソの周りは何となく薄汚れている。 お風呂に入るたびに、石鹸や垢スリを使って洗ってはいるが、汚れが落ちる気配もない。 検診の時、汚いお腹を露呈することを、ひそかに恥ずかしく思っている。

著者近影

8ヶ月のある週末、横浜市中区にある三渓園へ出かけた時の写真。 梅が見頃で梅祭りが催されていた。普段ならば梅なんか?見に行くような風流な人間ではない。 しかし「1に運動、2に運動」の生活を余儀なくされていたので、 週末は市内にある大きな公園に出かけてはウォーキングをしている。 ダウンジャケットを着ているせいもあるが、 まるで、ぬいぐるみか雪だるまみたいな体格になっている自分の姿が悲しい。 ほっそりした妊婦さんもいるっていうのに、よくもまあここまで育ったなっという感じがする。


お腹のでっぱり

8ヶ月と9ヶ月の期間は2週間隔の検診になる。 そのたびに子宮底長が2〜3cmづつ大きくなっている。 自分自身では、毎日見ているため、その成長には気づかないが、確実に大きくなっているようだ。
ある日、ダウンジャケットの前のファスナーを閉めようとしたら、 昨年末までは閉まっていたファスナーが閉まらなくなっていた。 それからは、そのジャケットを着る時は前を開けたままにしている。
私の母は妊娠8ヶ月を過ぎた頃から足の爪が切れないほどお腹が大きくなったそうだ。 だから、足の爪切り、靴ヒモを結ぶのは、父に頼んでいたそうだ。 (何だかんだで親のノロケを聞かされただけのような気もする) 妊婦姿の母の写真を見ると、そっくり返った姿勢からは、 支えきれないほどの大きなお腹だったことがよく分かる。 私は、今のところ、私は足の爪も切ることが出来るし、靴ヒモも自分で結べる。 しかし、そうは言っても8ヶ月も過ぎると、 自分のお腹のでっぱりが邪魔で立ったままでは体重計の表示が見えなくなり、 はいているパンツも見えないし、はいている靴も見えない。 外出時は、段差や階段などが見えなかったりすることもあるので、何かと不便を感じる。
私のお腹の出方は、幅がないので後ろから見ても妊婦だというのが分かりにくいらしいが、 前に突き出しているので、身体の厚みがすごい。 お腹だけではなく、肩、胸、ヒップと全体的に厚みが増しているので、 クマかタヌキのお面をかぶれば、そのまま遊園地のぬいぐるみショーに出演出来そうである。 (妊婦向けのアルバイトで募集してない?)
最近ではお腹の大きい自分の身体を見慣れてしまい、 妊娠前に着ていた洋服を眺めては「この服が入った時って、どんな感じだっけ?」 と本来の自分の体型を忘れつつある。

キャラクターに囲まれて

8ヶ月の間にベビー用品の買物もほぼ終え、 ふと部屋を見渡すとプーさんやミッキーさんであふれていることに気づく。 私は個人的にはキャラクターグッズは好きではないし、自分が使う物だったら「絶対」買わない。 しかし、その考えを子供に押し付け与えないというのは、親のエゴのような気もするし、 やっぱり子供ってキャラクターが好きらしい。 ということで、子供には「人並み」にキャラクターグッズを与えるつもりでいる。 以前の私では考えられないが、しばらくはプーさんたちの顔を眺めながら寝食共にすることになりそうだ。

妊娠線

9ヶ月になりお腹の皮がはちきれんばかりになってきたが、今のところ妊娠線は出ていない。 臨月になりいきなりお腹が大きくなる時、最後の最後で妊娠線が出る人もいるそうなので、 産むまでは油断できない。特別なものを買ってまでケアはしていないが、 入浴剤は保湿成分が多く含まれているものを使用したり、 肌の乾燥が気になる冬なので1日おきにボディローションを塗ったくっている。このボディローションは、 妊娠線予防が目的の特別なものではなく、クリスチャンディオールのボディローションを使っている。 油分が多く、保湿力も高いので、以前から愛用していたものだ。 妊娠線は、ケアしていても出てしまう人もいるし、ケアしていなくても出ない人もいるらしいので、 本人の肌質や状態が左右するような気がする。