世の中にはさまざまな「いのちの兆し」があります。

花のつぼみや、発芽したばかりの種…

今、私は自分の中に、小さないのちの兆しを感じています。

まだ名前もない顔も知らないこのいのちは世に出るまで

約280日間を私の中で過ごすのでしょう。

それは、一生のうちのほんの短い時間ですが、

とても貴重な事だと思い、ここに記しました。

(1998年11月)