プロローグ
『ニューカレドニア』という国がある事を知ったのは、小学生の時。 地球儀を見ながら、父が日本から遠く離れた小さな島を指さし
「この島はニューカレドニアという遠い国で、パパも若い頃行った事があって大好きなんだ。 その国へ行った女性の本だから、ぜひ読みなさい。」
と、森村桂さんの「天国に一番近い島」という本を手渡してくれた。
生まれて初めて「文庫本」を手渡された私は、その夜から一生懸命に読んだ。 読み終わった時、初めて知ったこの国に、大人になったら絶対に行ってみようと思った。 父はこの出来事を忘れているかもしれないが、まだ童話しか読んだことがない幼い私にとっては印象的で、 今でも心に残る本の一冊となった。長い年月を経て、ようやく小さな夢が実現した旅行だった。 (にしざわ♀)
平成6年に改版されたもの
旅行へ持参し、読み直した