本当はいくつか観光する予定だったのですが、台風が去ったばかりで、 大雨の影響から各地で洪水の被害が大きく、 市内のお店(宝石やタイシルクなど)とエメラルド寺院しか行かれませんでした。 アユタヤ地区では洪水で一面が海のようになり、飼育していたワニが脱走したり、 田んぼや家屋が水浸しになってしまったりと大騒ぎでした。
エメラルド寺院の中にはいくつもの建物がありますが、すべて金箔かミラーの装飾が施されていて、 日本の寺院とは違ってどれもきらびやかでした。
数え切れないミラーのメンテナンスは、常にどこかで行っているとの事。 一回り終わった頃には、最初にメンテナンスしたものが古くなっているそうです。 高層オフィスビルの窓拭きのようです。
この日の観光案内をしてくれたガイドさんは、運転中、通り過ぎる車に向かって、 時折不思議な手振りをつけ呪文を唱えていました。 「何をしているのか」尋ねると、国民のほとんどが熱心な仏教徒というタイでは、 町で霊柩車を見かけると、何をしていても手を合わせ祈りの言葉をささげるとの事。 寺院へ入る時の服装検査が厳しかった事などでも、信仰の深さを感じました。