卒論のぐあい
極楽とんぼに明日はあるのか?!
というわけで今までのあらまし。
目次に戻る
とりあえずその場の「流れ」で就職活動を始めるも、内定取れず。
7月になって夏期休暇になってしまい(3学期制なので夏期休暇にはいるのも早い。)
「このまま就職活動を続けても内定がもらえるとは思えない(事実)」&
「このまま就職活動を続けてると卒論が仕上がらない(真実)」と気付き、
就職活動を一旦打ち切ったのだった(ほんとーにいいのか?!)。
そして学期末(6月)。卒論指導会の席上において
「テーマは科学技術日本語でやりたいですー。(先行研究がほとんどないから、読む物も少なくて良いし。)中身は決まってないんですが、語彙集つくろっかな、とも思うんですけどっ/(^_^)。」
という脳味噌の軽さを露呈するが如きおそろしく安易な発言をしてしまった私に対し、
...........せんせいのお言葉から想像できる論文の作成手順の簡単な説明。
「ある分野の教科書1冊全文に含まれる単語を何らかの方法によって弁別、整理して
頻度(もしくは使用回数)、意味、それらについての考察を加える。」
「教科書」は文部省の検定を受けた教科書であれば出版社は任意。
ただし予備校の教科書、問題集などは認めない。
>啓林館を(一応)選択。教科書供給センターに行ったとき目の前にあった。
「何らかの方法で」
・手書きでカード作成、もしくは手作業で打ち込み。
・スキャナで取り込み。
>スキャナ・コンピュータの馬鹿さ加減と人間の体力・気力を天秤にかける。さてどっち?
「弁別」
・手作業でカード整理。
・コンピュータに打ち込まれたテキストを手作業で単語に切り分け。
>形態素分析用プログラムの存在は知っているが、
「1:
語彙の分析です。」(結局は人間の手で語句単位に整理しなくてはいけない)、
「2:
私のコンピュータはMacです」(プログラムはUnix、Win用ばかり)
という素敵な2つの理由によってやむを得ず手作業での語句切り......。
「整理」
語彙の切り方をどうするか。たとえば「陽極の小孔」は「陽極」「の」「小孔」と切るのか、「陽極の小孔」で1語なのか。
>「両方見出しをたててください。」......はい、先生..........。
「頻度(もしくは使用回数)」
......EXELかなんかで処理せよ、ということだ。もしくは手作業でカードを集計。
>「なくてもいいですよ。」ほんとですかっ先生っ!
「意味の辞書がついてれば。」..............(沈黙)。
「意味」
私はおもいっきり文系人間なんだが......。
まさかこの歳で物理の勉強しなおし?嘘っ!?
「それらについての考察」
............これをやる段階まで私が生きているかどうかたいへん疑問である。
何はともあれこうして指導教官の鶴の一声によって私の卒論の内容は決定した。 つづく。