甘味雑感「紅茶のある日常」

「紅茶にもっと市民権を!」

誰がなんと言おうと自宅でも紅茶が飲みたい。それも毎日。


緑茶も好きだしウーロン茶もいける。コーヒーも飲めないわけではないし、ジュースもミネラルウォーターも飲んでいる。が、お茶と言えば紅茶だ、毎日たくさん思う存分飲みたいんだ、という訳で毎日飲むための紅茶。

この文章はできるかぎり事実に基づいて書かれてありますが、茶葉の種類、価格等に関して事実誤認のある可能性があります。間違いを発見された方は何卒ご一報下さい


ページを見ても分かるだろうが、私は紅茶党である。別に最近のブームに乗ってコーヒーから紅茶に乗り換えたわけではなく、かなり前(約10年前)からずっと。当時の紅茶は高くて不味かった。リーフティーは香りが飛んでいてティーバッグはやたらに苦かった。最近は紅茶ブームのおかげでずいぶん価格も下がり、真っ当な紅茶も簡単に手にはいるようになったのだが、やっぱり日本は紅茶が高い。

高くて美味しい紅茶はたまに飲んで幸せになるのには良いが、そういう紅茶を美味しく飲むためにはやはりそれなりの手間も金も掛かる。水だし玉露を毎日飲むような生活。別にお茶に費やすくらいしか使い道の無いような金(と暇)が有り余っているなら一向に構わないのだが、普通の人間にはまず無理である。毎日気軽に(大量に)飲むためには価格が安く、味と香りがそれなりにきちんと楽しめる物でなくてはならない。

ということで、私がいつも飲んでいる紅茶の紹介。(\/g) は1gあたりの価格(消費税を含まない)。

いつもの紅茶 製造者:三井農林株式会社MF 
ティーバッグ 50Bags NET.90g \198 - 2.2(\/g)
リーフティー(袋入り) NET.200g \398 - 1.99(\/g)
発売元は日東紅茶らしい。「茶葉直輸入だからおいしくおトクです。」....確かに安い。これと比較しうる値段のティーパックはリプトンの「100パック入り箱」だけである。(参考価格表参照)リーフティーの葉っぱのタイプはBOP?。ティーバッグの方はCTC。原産国はティーバッグがスリランカ、インド、ケニア。リーフティーがスリランカ、インド。
 
TWINING (Prince of Wales) 製造者:Twinings
缶入り NET.200g 時価。(\860 - 4.3(\/g); 1997/12/5現在)
銘柄限定。トワイニングのプリンスオブウェールズ。しっかりとした味と独特の香り。私の一番好きな紅茶。缶の色も黒地に白と金で文字が書いてあって格好良い。トワイニングといえば発売・輸入元は片岡物産...のはずなのだが、私の買っているトワイニングは輸入元が違う。吉祥寺の某店で購入。(ヒント:吉祥寺東急の周辺。やや南。)おかげで片岡物産トワイニングよりも安い。どういう経路で流れてきているのかは分からないが、トワイニングの「英語缶」のかわりに「フランス語缶」が置いてあることもあったりして謎だ。200gが「多すぎる」かどうかは個人の紅茶の消費量如何だろう。私にはちょうど良い。ちなみに125g缶が日本で見かける一般的な大きめの缶のサイズである。
リーフタイプはBP?。原産国はインド、と日本語のシールには書いてあるが、正しいのは多分中国。英語版の缶の方にも"...finest Keemun bluck teas ... Chinese teas."、と書いてある。プリンスオブウェールズはキーマン茶で、キーマンは中国のお茶なんだけどね。謎。
 
参考価格表
代表的メーカーの参考価格。もしかして間違ってたらごめんなさい。

余計なお世話だが、リプトンの「イエローラベル クオリティー」ってのがコンビニ等でよく見かける黄色い箱の紅茶。価格を比べるときの尺度に。

参考文献

「紅茶」田中蓉子 協力 日本紅茶協会 西東社 1994 : \1165


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