電脳工芸玉手箱


対話するモノ

沈黙の嘘

私と共に
私の内に

幻想と狂気

混沌と闇

同じ嘘なら、嘘には見えない嘘がいい。
最後まで騙されて居るとも気付かぬような、嘘がいい。

厳然とした価値観の地平

言葉は
紬だされたその瞬間に
凍てつき、硬直し、死にはじめる。
理性は鉱物のごとく、意思は植物のごとく、
感情は動物のごとく躍動する
死んだ言葉でどれほどのものが表せるというのだろうか?
理性を言葉にするのさえ、至難の業だというのに。

微笑みは罪

嫉妬にゆがむ顔が、見てみたかった。
快楽と苦痛に喘ぐ声が、聴いてみたかった。
ほんの少しだけ。
ただ、それだけ。

真実は罰?

応えられない望みには、気づかぬふりをすることにしている。

そして、全ては
混沌に。闇に。虚無に。

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