貧乏学生の電気的倹約法。
私の愛機はPowerMac6100/60。
PCはPCだが、はっきりいって弱い。もっと弱いMacも身の回りに居るが、充分嗤えない程度に弱い。
システムは漢字Talk7.5。ただの7.5だよ。7からアップグレードして、7.5。そりゃー7.5.2や7.5.3は魅力的だったさね。でもハードディスクが250MBっきゃないんだよ?今時PowerBookだってもうちょっとたくさん積んでるよ?システムのアップグレードすなわち負担の増加だよ?恐すぎて出来ない。
もともとのRAMは8MBしかない。購入時に8MB(4MB*2)をサービス増設、実質16MB。でもやっぱり弱かった。6100/60はメモリ増設用のスロットが2つしかなく、そのスロットに同じ容量のRAMを一組にして増設する。つまり、新たに増設すると前の一組はお払い箱。しかしどうしても耐えられなくなって自力で増設、現在メモリは72MB(8MB+32MB+32MB)になっている。でもやっぱりシステム自体がこの容量のRAMを使いこなせてなかったりするんだな。
で、そーいう限定された環境下でスキャナー使って、Netscape使って、OCR使って、絵描いて、文書いて、必要なときはDTPもやってて、相当に(ユーザが)がんばらないと無理だ。
だったらハードディスク買えばいいって?そんな金がどこに?
メモリもスキャナーもZip買うのも半年以上悩んだ結果、こつこつこつこつお金を貯めて、どうにかこうにか買ったんよ?私は食費も削って全財産Macに投資しちゃうよーなMac信徒では、ないよ。どっちかっつったら普通の生活のが大事さね。ぽんとたたけばお金の出てくる親もいなけりゃパトロンもいないよ。そこのあなた、やれMOの、やれ1GBのって、お気軽にいわないよーに。
こーいう生活をしていると、1MBがいとおしくって仕方がない。100KBでもいとおしい。削れるところは全て削って無駄のないシステムを構築したい。どうしても。
で、私のマックに世界地図やジグソーパズルは当然いない。共有設定やランチャーなんかもいない。アップルスクリプト、「自動処理」はスクリプト編集プログラムだけ残して全部削った。コントロールパネルも相当削ったね。ウィンドウシェードとかクロースビューとか。MacEasyOpenも削ったな、そーいえば。AppleTalkも使わないのでさよーなら。「はいぱか」はZipに行って貰った。便利さなんかは多少犠牲になってもシステムが安定してくれる方が私は嬉しい。<ハードディスクは中身が許容量の限界に近づくと急にエラーが増える。それでもAfterDarkとGrouchが残ってるあたりが馬鹿の所以かね。(ただしAfterDarkファイルもかなり削った)
一番削りがいがあったのはやっぱり初期設定だろうねぇ。わけのわからん体験版が残していった設定はもちろんの事、普段不要な初期設定は全部削り落としたから。File Buddyもがんばってくれるが、やはり限界がある。信じられるのは最終的に自分だけ。ついでに全ての初期設定書類にラベルを付ける。全部に色がついていれば、白い(ラベル無)初期設定が新規に加わった物だってことが一目で分かる。初期設定を整理していると思うんだが、作った人間しか分からないような迷惑なネーミングはやっぱりMSに多いな。(例えば。)初期設定は見ないとでも思ってるんだろうか?MSの初期設定は動作不良の原因になることが多いのに。初期設定は動作不良やコンフリクトの原因になることもあるので整理しておくと便利だ。ちょっとばかり非合法な行為のためにも便利だが。根気よく削ると初期設定だけで1Mくらい減ったりもする。
で、アプリも削る。
MS-Officeがらみはインストールの時点で相当削れる。削れなかった分もインストールあとに(無理矢理)削る。Helpファイルを削れば2M以上うく。Netscapeも一緒。「お読み下さい」と「Help」は一通りざっと見てごみ箱に。ワープロソフトなんかに多い「チュートリアル」「サンプル」もごみ箱へ。
でもって思うんだが。
新技術結構。機能拡張万々歳。けど、システムでもアプリでもカスタマイズくらい出来たっていいだろ?世の中にはNetscape3.0は使いたいがjavaは要らないと思ってる人間も居るわけさ。シンプルテキストよりJeditを入れたい人間もいる訳だし。ランチャーなんか要らないと思ってるのもいるんだよ。例えパフォーマユーザでも。
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例えば私のMacにオフィス(パワーポイント、ヘルプ抜き)が作ってくれた初期設定たち。
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