2005年6月

6月28日

◎キーロック
昨日の日記にあるキーロックについてです。
実はコレ、金庫のロックであった訳なんですが・・・キー操作を全く受け付けなくなって、いつまでも開けられないのも困るので仕方なく代理店にTELしました。
サポートの方曰く、技術者を派遣するがアンロックに結構工賃がかかるとのこと。
さらに症状からみてロック基板の故障らしいが、心臓部にあたる部分なので基板交換ではなく、一式(丸ごと全部!)の交換しかできないそうです。
うへぇ、マジっすか・・・
どうせ保証期間も過ぎているので、最悪、自分でテンキーロック基板を設計すれば何とかなるか〜というノリ(もう壊して元々のつもり)で分解に挑戦しました。

※ここより数行、セキュリティ上省略※

・・・・で、ようやく基板の取り出しとアンロックに成功しました。
調べてみるとオシレータの不良でクロックが止まっていたのが原因でした。元々付いていたのが3.58MHzのセラミック振動子で、替わりになる物を探してジャンク箱を漁ると3.84MHzのセラロックが出てきました。たぶん赤外線リモコンの改造を行った時に取り外した物だと思います。
こいつに付け替えて無事に動作するようになりました。やたっ!
若干クロックが上がった分、キータッチ時の「ピ」音が高くなってしまいましたけど実用上は問題なさそうです。
これでまた大事に使っていけるね!(^^

セキュリティの関係であまり詳しく書けないのが残念ですけど、
テンキーロックメイン基板です。メリケン製。

右下が不良の振動子。赤丸で囲んだ青い振動子が交換後のものです。
3本足のタイプなので、余計なコンデンサも除去しました。
こんな安いパーツ1個のおかげで、えらく苦労させられたです。

サポート担当の方にはいろいろ突っ込んだ事まで聞きましたが、丁寧にお答え頂いたお陰で何とか作業が出来ました。
さすがに核心に触れる部分は教えて頂けませんでしたが、最悪の場合ドリルとバールを使って破壊する方法を教えて頂きました(爆

6月27日

◎キカイのココロ
先日、故障していたエアコンが自然に直った、なんて話を書きましたが。。
機械やら電化製品など、往々にしてある時期次々と故障するという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
あるいは、長年愛用していた物が、そろそろ新しいのが欲しいナ〜なんて思った途端、故障するとか。
実は今回、エアコンが直ったとたん、家の電子キーロックが使用不能になってしまいました。

工学的にはバスタブ曲線で表されるように初期-偶発期-摩耗期で確率的に発生する(特に電化製品などは特定の部品寿命があり、ある時期に買いそろえたものが一定期間を過ぎると次々故障する)とか、大事に使っているうちは良いが乱暴に扱うようになったから壊れるとか、なんらかのサージでまとめて壊れるとか、諸説ありますが(^^;

私の場合趣味的に電気製品を使ったり工作・修理もやっていますけど、長年?の経験で考えると機械にもなんらかの心(見えない力のようなものかな)があると考えた方が自然に思えることが結構あるのです。
機械の意思、というよりは「××する可能性があるものは必ず××する」という宇宙の法則(いわゆるマーフィーの法則)のようなものかもしれません。
(もっともマーフィーの法則に関しては、良いことより悪いことが起きた時の方がより鮮烈に心に記憶されるという心理学的メカニズムの上に成り立っているジョークだと思っていますけど)

こんなことを書いてると、オカルトとか電波な人みたいですかねぇ・・・(^^;
ま、ワタシ的に考えていることというのは機械であっても愛情を持って接するべきだという事でして、調子が悪くなればいたわったり修理したり、大事に使ってなるべく天寿を全うさせてあげたいと常に考えているわけです。
大事に使うというのは箱に入れて仕舞っておく事ではなく、ボロボロになっても本来の使い方で十分に仕事をさせるという事ではないでしょうか。
たとえば子供のお気に入りの玩具も散々遊ばれて壊れる度に私が修理をして、ついにはお下がりとして甥っ子の家で役目を果たすなんていう場合、きっとその玩具も喜んでいるんじゃないかなぁ(実はもう勘弁して欲しかったりして?)と想像しています。

仕事でも趣味でも、末永く愛着を持って使えるような物作りを心がけていきたいと考える今日この頃でありました。

6月25日

◎ヘッドホンアンプその後
プチオーディオ工作にすっかりハマってしまいました。
その後もあちこち弄ったり、おきゃんさんにヘッドホンアンプキットを勝手に送りつけたり(笑

以前、僕の耳ではオペアンプを変えても違いが分からないだろうな〜なんて書きました。んで、このたびNJM2114DDを入手することが出来ましたのでさっそく聴き比べてみることにしました。今回のNJM2114DDはJRCのオーディオ向けOPアンプです。
結果。
いや〜想像以上に違いが分かるものです。
まず無音時のノイズ。さすがにローノイズOPアンプと謳っているだけありNJM2114DDのほうが少ないです。OPA2134のほうも全く気にならないレベルではありますが、ボリュームを絞りきった状態で僅かにサーというノイズが聞こえます。
肝心の音出し状態ではどちらもいい音ですね(・・ってをぃ)
あえて言うならOPA2134のほうが中高音が通って(明るい)私の好みに合っている感じでしょうか。でもヘッドホンを替えると2114でもイイなぁ・・・
当たり前ですけど、これはヘッドホンとの相性が一番大きいような。
というわけでやっぱり違いの分からない男なのでありました(笑

価格的にはNJM2114DDが200円少々、OPA2134で400円程度と、倍なんですよねー。。まあ大した値段じゃありませんがコストパフォーマンス的にはNJM2114DDのほうが良いと思います。
◎奇跡?
去年の今頃だったでしょうか・・部屋のエアコンが故障してしまい、修理を頼もうにも部屋がもの凄い状態で電気屋さんも呼べず、結局エアコン無しでひと夏を乗り切ってしまいました。
今年もそろそろ暑くなってきたし、今度こそ修理を頼もう・・・と、スイッチ入れる度に表示されるエラーIDを確認すべく何ヶ月かぶりに運転スイッチを入れると。。。
「むむ、たいへん涼しい風が出るであります」
・・・直った。
きっと昨夏の私の省エネが偉かったのでエアコンも自分で直ったのだな。。。といいつつ既にエアコン全開 ですょ(・∀・)ひゃっほぅ

6月17日

◎新コンバータ
ぐふぐふ、やっと届きました。コンバータIC LTC3490です。・・・何をトチ狂ったか3mm角のDFNパッケージで発注しちゃいました。
詳細はそのうちページにUPする予定ですが、はたしてちゃんと作れるのでしょうか。
定電流昇圧方式(0〜350mA可変)、1セル(最低1V)からの動作が可能です。AA〜AAA以下の既成LEDライトmodに向きそう。
その前にやらなきゃならない仕事も山積み状態なので、工作はいつになるか。

6月11日

◎18:40 東南東方向
夕方、急に風が強くなって吹き付けるような雨が降り・・・
しばらくしておさまったようなので外を見てみると虹が出ておりました。

6月9日

◎ヘッドホンアンプ製作
久々の工作ネタです。
最近、携帯mp3プレーヤを買ったりヘッドホンを取り替えたりと、オーディオ関係をプチいじっています。
機器にもよりますが、小音量で聴く分には問題なくても効率の良くないヘッドホンである程度のボリューム(音量)になってくると歪みが強くなってくる感じでちょっと嫌な組み合わせもあったりして・・・

というわけで、簡単に自作できるヘッドフォンアンプとして有名なchu moy氏のヘッドホンアンプを製作してみることにしました。

実はコンバータ関係のパーツを買う時にOPA2134を見つけたので製作するきっかけになったのですけどね(^^;
cmoyアンプを紹介しているあちこちのサイトを回って参考にしながら組み上げました。
オリジナルからの変更点は入力のカップリングコンデンサの省略、入力側インピーダンスを少し低くするのに抵抗値を下げたという程度です。
電源コンデンサはたまたま転がっていたOSコン(220uF/10V)を使いました。
アンプのゲインは約20dB(10倍)設定です。写真のように電源に8.4VNiMHを使用する関係で、あまり増幅率を大きくすると苦しいです。外部電源端子を付けて適当なACアダプタを繋げるといいでしょうね。

ケースにもうまく収まって手のひらサイズ(90mm×60mm×20mm:ケース本体サイズで突起含まず)
1時間くらいでちゃっちゃと組んだ割にはいい音ではないかなと思います。OPアンプを取り替えるだけで音がかなり変わるそうなのですが、私の耳ではたぶん聞き分けられないんじゃないかな(^^;;;


ケースに入れる前に動作確認して、ちゃんと鳴ることを確認してから写真のように組み込んだのですが・・・
なぜかウンともスンとも言わず、OPアンプを触ってみると妙に熱くなっていました。まさか発振してるなんてことはないだろうし・・?と散々悩んで配線を見直してみたら、電源+をGNDに接続していました。ズレまくりですね。。
高価な(笑)OPアンプが壊れなくて良かったです(^^; ふ〜、あぶないあぶない。

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