レーザーサイトの作成
はじめに
古くは映画「ターミネーター」で、主人公を抹殺するために未来から送り込まれたロボット(ターミネーター)が持っていたハンドガンの照準などに使われていた、あのレーザーサイトを私の持っているエアガン グロック G18Cにもぜひ取り付けたい!と考えていました。
市販品は実銃用の物からトイガン用までいろいろとありますが、いずれもそれなりの価格でちょっと手が出しにくいなと思っていたところ、近頃はキーホルダー型のレーザーポインタが数百円くらいで手に入るので、これを利用してレールフレーム用のレーザーサイトを作ることにしました。材料のレーザーポインタはLR44ボタン電池×2個のキーホルダータイプで、300円〜千円くらいで売られている物です。これにアクリル板を加工して作ったケースと、不要品のアルミ製ヒートシンクを改造したマウント、タクトスイッチを使ったリモートスイッチを組み合わせます。
工作方法
まずマウントの加工ですが、下図のようなTO-220トランジスタ用ヒートシンクを材料に、余分なフィン(図中の赤色で囲んだ部分)を切り取ります。水色で示した部分は穴を開けて3mmのタップを切っておきます。
レーザーポインタは一度分解して、スイッチの配線を外に引き出せるようにコネクタの追加改造をしておきました。ポインタを納めるケースはアクリル板で図のような形の箱を作り、その中にゴムシートやフエルトを貼ってレーザーポインタがガタつきなく収まるようにします。
箱はガンに合わせて、黒く塗装したあとペーパーでヘアライン加工してみました。箱の下部にはネジを付けて、中のポインタの傾きを変更できるようにしてサイトの上下調整ネジとしました。
レーザーポインタを箱にセットしたら、動かないようにマウントで押さえつけて組み、3mmのイモネジ(ホーロー)4つで固定します。マウント上部は3mmのヘキサボルトを取り付け、ガンのレールに固定します。ボルトを締めていくとプラ製のレールに傷がつくので、レールとボルトの間に薄いアルミ板か何かをはさむと良いでしょう。
サイトの左右調整はこのボルトの締め具合で調節します。
リモートスイッチをどうやって取り付けるか悩んだのですが、何処かで見かけた方法を参考に、ベルクロ(マジックテープ)にタクトスイッチをくっつけて、グリップに巻き付ける方法にしました。ベルクロテープの裏がツルツル滑るので、軍手にあるようなゴム(100円ショップでゴムポイントというボンドみたいなチューブを買いました)を点々と付けて滑り止めにしてみましたが、なかなかいい感じです。
最後にレーザー製品の注意書きシールを本体に張り付けて完成。
注意:
現在市販されているレーザーポインタの出力は大体クラス1〜3で1〜数mW以内に抑えられていますが、最近いろいろと問題が取りざたされているように、レーザーの性質上、光線を直接目に当てると視力の低下や失明の危険性があります。使い方には十分注意し、またエアガンも製品の対象年齢以上の方が使用されるようお願いします。