フルスクラッチLuxeonライト 〜試作報告その1〜
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2003.07.29 | 公開 |
ここ1年ほど趣味でLEDライトを集めたり改造したりして楽しんでいましたが、なかなか自分の好みに合ったライトが無い・・・てな事が発端で、ライトのガワ(ボデイ)から中身(回路)まで作ってしまえ!という無謀な計画がスタートしました。
アウターデザインはおきゃん氏、ボデイ製作がfixer氏、電装関係が私(RUU) の分担作業です。最初の計画は、CR123A×一本でLuxeon1Wを点灯する小型の物。いずれは5W等のハイパワーにも対応できるように拡張性も確保したいところです。
プロトタイプ1号
図面。これじゃ何が何だか(笑 ライトを構成するパーツ類。ちょっと点数が多すぎるか? コンバータ ヘッド部に組み込み中。 ヘッドのLED側 コリメータの取り付けはバネ+ネジで若干の位置調整が可能なようにした。
5W素子のようにダイに複数の発光部が乗っている場合、ダークスポットが出るので、多少は役に立つかも。
リフレクタは・・・検討中。ターミナル&コンタクト取り付け。 テールスイッチユニット。プッシュ式オルタネートです。
スペック:
- 全長:93mm 最大径:φ27mm
- 材質:6061アルミ合金
- 電池:CR123A×1
- LED:Luxeon 1W HD White 1.5Wドライブ
- コンバータ:昇圧定電流方式
- レンズ・光学系:ミネラルガラスレンズ+NX05コリメータ
- その他:プッシュ式テールスイッチ、防水(1mくらい??)
照射パターン
左:今回の試作品 右:CMG REACTOR 改400mA(LowDome)
左:今回の試作品 右:XB-60
ランタイムほか特性測定結果
縦軸左側:温度(℃)および効率・照度(%)
縦軸右側:電圧(V)および電流(A)電池はPanasonic CR123A 新品使用
フルパワーで110分まで照度はほぼ一定。その後落ち込んで数時間弱点灯が続く。
大容量セラコンとスペースぎりぎりサイズのインダクタと使ったおかげか、かなり効率が良くなりました。
プロト1号写真
ヘッドとテール 試作なので、表面処理はやっていません。
完成品はアルマイト仕上げする予定。ヘッドキャップに隙間が・・・
これは改良します(汗;他のライトと並べて
今後の予定
- ボディの設計見直し・・・構造とデザインの修正、全長の短縮
- コンバータの改良・・・動作モードの切り替え機能(オーバードライブ、省電力、点滅など)
- 光学系の改良・・・SideEmitting、リフレクタでの実験
- 表面処理・・・アルマイト処理(着色・光沢・HA)
- ハイパワー版・・・3W〜5Wモデルの検討
試作報告(その2)へ続く