LEDフラッシュマーカー(太陽電池で充電・暗くなると自動点滅)
はじめに
先日、秋月電子に出向いた時に、「ぴからん」というLEDフラッシャーを見つけました。振動を与えると一定時間LEDがピカピカ点滅する物で、太陽電池で充電する構造なので昼でも夜でもバッテリーの続く限り動作します。
↓ぴからん 我が家の車庫はコンクリートの出っ張りがあって夜間は注意が必要なのと、車のイタズラ防止や、家の廊下などに配置しておいてマーカーに使えたらイイなと思い、何個か購入しました。(よく道路脇や交差点に埋め込んであるフラッシュマーカーみたいに使おうと思ったのでした)
振動スイッチは取り外して、代わりに太陽電池の電圧が下がったら点滅を始めるように少し改造すれば目的を達成できそうです。充電池にはカネボウのボタン型ポリアセンキャパシタ(PAS)が使われており、過充電・過放電・メモリ効果がないのでこのような用途には最適です。ただ容量が少々不安な気がしていましたが、売り場の横を見るとなんと100Fの電気二重層コンデンサが置いてあったのですかさずコレも購入。
その後実験を行った結果、元々のPAS一個では数時間しか連続点滅できない事がわかったので、予定通り?100Fのキャパシタで改造することにしました。
んで、今日秋月のWebページ見たら、新商品:「ぴからん丸型」(暗くなると自動で点滅します)・・・・って、もっと早く出してよぅ (^^;
回路
「ぴからん」を3つ使用。太線で囲った部分はぴからんの回路を流用するところです。
太陽電池は3.5V出力のユニットを3つ並列に接続。PASの耐圧2.5Vに対して100Fは2.3Vなので、ショットキーダイオードを1つ入れてだいたい2.3V程度になるようにしました。その他はLEDのドライブに2SA1015を使ったのと、暗くなったら点滅を開始する回路の追加のみです。
画像
プラスチックケース上に3つ並べました。屋外での使用も考えて回りはシリコンコーキングで防水しました。 キャパシタがデカいのでこのケース(62×97×20mm)でちょうどです。 「ぴからん」の基板はLEDだけ残して分解、キャパシタの横にユニバーサル基板で回路を組み直しました。
暗くなるとこんな感じで点滅を開始します。雨天でもなんとか一晩中点滅するくらい には充電できるようです。