フルカラーLEDコントローラの作成
2004.10.28 | 公開 |
2007.5.1 | 作例を追加 |
はじめに
またまたLEDネタです。今回は秋月で扱っているRGBフルカラーLED(PARA Light社 EP204K-35RGB)を入手しました。
とりあえずPWMで何階調か表示させてみようと、TechToolsのCVASMアセンブラに慣れるのも兼ねてPIC12F675でコントローラを作ってみました。
オートモードでは●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜○〜●のパターンでゆるやかに遷移、マニュアルモードでは一個のVRで各色32階調からの選択ができるようになっています。
使い道は謎ですが・・・ヴィッツのメーター照明オプションにカラー切り替えというのがあったので、そんな車関係の工作にでも応用しようかと思っています。
回路
- PIC12F675を内部クロック4MHzにて使用します。
- GP0のスイッチはAUTO/MANUALのモード切替を行うためのものです。
- GP1はアナログ入力として使用します。
- アノードコモンLEDからの電流を吸い込んで点灯するようにしていますが、カソードコモンLEDでも吐き出し点灯できるのでLEDの向きを逆に取り付ければ一応使えます(その場合、点灯パターンとマニュアルの階調が反転(ネガ)しますが・・・)。
プログラム
● ソース+obj(HEX) ● zip形式3KB
- ソースはCVASM16アセンブラ専用です。
- TMR0割り込みでLEDの明るさをPWM制御しています。PWM周波数は約90Hz。
- 各LEDの明るさは128段階(0〜127)で、レジスタ(cnt_red/green/blue)にセットされた値で点灯制御します。
- マニュアルモードではGP1にかかる電圧に応じて各色・階調を変化させます。
写真
【EP204K-35RGB】です。
サイズは約20*11(mm)
RGB各最大35mA流せます。10mAくらいでも正面からはかなり眩しく感じました。ブレッドボードで確認中
GP0ピンをGNDに落とすとVRで色の選択ができるようになります。
(2007.5.1 追記)
デスクトップのアクリルスピーカー後ろにLEDを配置してみました。スピーカーの間にあるパーツ箱が雰囲気を台無しに(笑
今回、秋月のOSTA71A1D−Aという角形フルカラーLEDを4個使いました。上記回路ではPICの引き込み点灯電流が定格オーバーになるので、LEDドライバにデジトラを使っています。
拡散の向きや方法を考えて調整すると、もっといい感じに出来るかもしれません。