投稿 電子工作ご紹介


1〜3セル マイコン制御NiCd充電器

以前、私が作成してミニ四駆コーナーでご紹介したNiCd用充電器の記事をご覧になった fixerさんから「私も作りました〜」とのありがたいご報告を頂きました。
なんとケースや内部レイアウトなどほとんど同じに作って頂きました。が、CPUはATMELのAVR、セル数も3つ、しかも機能満載。
ケースの印刷なども本当に素晴らしい仕上がりです。はっきり言ってうらやましい(^^)

さらにCPU搭載ミニ四駆(GPマシン)も製作の予定だそうで、こちらも楽しみです。


fixerさん・おきゃんさん の作品です。

 

頂いたコメント:

ハードウエア&ソフトウエア担当 : fixer
ビジュアル担当(パネルデザイン) : おきゃん



概要

この充電器は私fixerと共同制作者である、おきゃんさんとの作品です。

まずハードウエアですが基本回路はRUUさんの回路図を参考にし、制御ICをPICからAVRに変更して、バッテリーの電圧監視はAVR内臓のADコンバータを介して行っています。
AVRはATMELのマイクロコントローラで使用したAVRはADコンバータ内蔵のAT90S8535を使用しました。
内蔵基板数は3枚でAVR制御基板・セメント抵抗基板・充放電制御基板と分かれています。
ソフトウエアはAVRGCCを使いCで開発しました。
機能はRUUさんの充電器の基本機能に加え、充電終了時間の表示など追加しています。
なぜ充電本数が半端なのかといいますと、ミニ四駆のGPマシン化の為なのです。

パネル部分の表示周りのレイアウトはコーレルドローで作成しています。印刷はコーレルドローからアルプスのMD-5000で印刷しています。
印刷用紙はデザイン用品店で手に入るMAXON(マクソン)のオーバーレイの黒にMD-5000のホワイト、メタリックシルバー、メタリックゴールドで印刷しています。
グレイのパネルは同じくMAXONのオーバーレイのグレイ(GG-5)を使ってMD-5000で印刷。
ただし黒と違って下のアルミ地が見えるので綺麗に処理していればよかったと後悔しています(^^;
黒だと下地も見えずに綺麗に仕上がっています。

MAXONのオーバーレイシートは各色揃っていてユザワヤとかでクォーターサイズ(330*254)で500円前後で手に入ります。
これを半分に切ってこのパネルが3枚分印刷できます。
MAXONのシートはほかにメタルカラーのヘアライン地などが揃ってるので好みに合わせて選ぶといいでしょうね。

MD-5000だと耐候性・耐水性はあるのですが印字面は強くないので爪でこするとだめです。
アルミに張り込むときも1回ではうまくいかずに2〜3回貼り直してます(^^;;;;;


苦労した点

回路数は3回路内蔵していますので配線はものすごく混み合っています。
配線だけで1日使ってしまいました。本当はハーネスでまとめて接続したかったのですが最大2Aも流れますので結局1本1本手配線になりました。
ソフトウエアではもっと機能追加したかったのですが、プログラムメモリの不足から結構妥協しています。もちろん必要な機能は十分備えていますが・・・


最後に

この充電器はGPマシン開発のために必要不可欠という事で製作されましたがGPマシン完成までデジカメ電池のやMP3プレイヤーの充電器として大いに
役立っています。これもRUUさんの充電器があればこそ完成されたと言っても過言ではないでしょう。
この場を借りてRUUさんに感謝いたします

 

ちなみに↓は私の充電器。 えーん、見劣りしちゃう (^^;


 

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