アリングの復活法


本ページで紹介する方法はミニ四駆やRCなど抵抗軽減のため脱脂したベアリングに対するものです。これ以外の用途では行わないほうが良いでしょう(普通のボールベアリングは内部にグリスが充填された状態で使用することを前提に設計されていますので)。

はじめに

回転抵抗を減らすために、ベアリングを溶剤に漬け込んで脱脂洗浄するという方法は多くの方がやっていることと思います。こうすると非常に軽く回転するようになるのですが、充填されていたグリスはきれいになくなってしまうわけで、外気に触れる内外輪や硬球が錆びやすくなってしまいます。
使わないときはオイルか溶剤に浸けておけばいいのですが、なかなか面倒なので私はシャーシにベアリングローラーを付けたままにしていたところ、保存状態が悪くて回転がシブくなってしまいました。乾燥剤と一緒にしておくといいという話を聞いたのでこちらは実行中です。
あと、子供に舐められちゃったり(^^; 、不注意でベアリングを瞬間接着剤の蒸気に当ててしまい空転しなくなったもの、さらに新品なのに回転が悪い「ハズレ」など、全然使い物にならないと判断されて、パーツケースに溜まっちゃってるという人、多いんじゃないでしょうか。

ここではそういったベアリングを「当たり」とまではいかなくても「普通」かそれ以上の状態に簡単に復活させる方法を紹介します。
(なんか「伊東家の食卓」の裏技紹介みたい(^^;・・・)

用意するもの

復活方法

多少潤滑剤が残っていてもスムーズに回るので、かるく洗浄するだけでもよさそうです。また、元々調子の良いベアリングにも行ってみましたが、それより悪くなることはなさそうです。

復活後のベアリングはその用途にあわせて、そのまま使うかオイルやグリスを注入するか等のメンテナンスをお勧めします。

なぜ良く回るようになるのか、ここから先は推測で書きますが、「回らない」ベアリングは、中に異物(やサビ)が入り込んでいたり、微妙なゆがみ、衝撃による傷や変形が原因の多くではないかと思います。
ボロンの微粒子がベアリング内部に入ることで、異物をかき出したり、砥石のように微細な研磨を行い、さらにボロン粒子自体も小さなベアリングボールの役目を果たすことで、このような効果があるのではないか?と感じているのですが、ホントはどうなんでしょうか??

他にも公開可能な良い技をご存じの方がいらっしゃいましたら、お教え頂けると幸いです。


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