6M5 デルタスタックでは?! 
 

 6M5のパラ-スタックを検討してきましたが、アンテナ設置上有利なデルタスタックを検討してみます。
 (アイデアは先のOMからいただきました。)



 設置条件は下側パラ(横間隔6m)、上側はシングルで上下間隔は6mです。地上高は下側で22m、TOPで28mになります。
結果を一覧にします。比較のためシングル、2×2、デルタを併記します。
 
 
ビームパターン Front Gain (dBi) 条件

シングル
17.13 高さ25m

デルタ−スタック
21.28 幅6m、縦6m、高さ25m(スタック中心)

2×2 スタック
22.46 幅6m、縦6m、高さ24m(スタック中心)

シングル−デルタでは、+4.15dB
シングル−2×2では、 +5.33dB
単純にシングルからスタックで+3dB、さらにその倍(2×2)で+3dB、合計6dB、これが限界です。
限界値6dBに対して5.33dBは約89%の効率(という言い方が適切かどうか?です)です。

デルタスタックの場合は、同様に3dB×1.5=4.5dBが限界値と考えられるので、効率は
4.15/4.5=92%となり、2×2より体格(大きさ)/パフォーマンスはよさそうです。

あと特徴は2×2より、水平ビームパターンが非常に綺麗です。サイドローブがほとんどないパターンになっています。 
 


   Katsuhiko Ohmae/JF3IPR   Jun 6th 1999             EZNEC Ver2.0使用