【F9FTをRTTYの周波数でも使えるように改造する。】
ここで紹介する内容は、JG3IFX二宮さんが考えられ実戦しておられる方法です。
図 1−1、2、3、4 はF9FTをオリジナルのままで10mHに上げたときのそれぞれの特性です。
F9FTの特性を51MHzまで見てみると50.7MHz付近からSWRが急激に悪化しています。(図1−2右上)
RTTYの周波数50.9MHz付近ではSWRが約2.0とちょっと気になる値です。しかもちょっとfが上がると
とたんに悪くなってしまう。
そこで各エレメントを両端10mmづつカットしてみると図2−1 〜 図2−4 のようになります。 次へ
図 1−1 F9FT 10mH オリジナル
図 1−2 F9FT 10mH オリジナル
図 1−3 F9FT 10mH オリジナル 水平パターン
図 1−4 F9FT 10mH オリジナル 垂直パターン
注目すべき点は図2−2のSWR特性です。51MHzまでSWRは1.4以下に収まっています。
しかもゲインやF/B比はほとんど変わっていないか、むしろ良くなっています。
これで安心してRTTYの運用ができるぞ! (と書いてはみたけど実際はどうなんだろう??)
全体のSWRが1.4以下の範囲で悪くなっていますが反射効率上はゴミですから気にすることはないです。
図 2−1 F9FT 10mH 両端10mmカット
図 2−2 F9FT 10mH 両端10mmカット
図 2−3 F9FT 10mH 両端10mmカット 垂平ターン
図 2−4 F9FT 10mH 両端10mmカット 垂直パターン