RY66AとF9FTを同時給電してみる(コンテスト用)

 50MHzのコンテスト用アンテナを考えてみます。

関西(特に兵庫県)でコンテストをやる場合、アンテナはどうしても局数の多い東を向いている事が多い。

中国地方や四国、九州の局はそーいう意味では不利な条件で戦っていると常々思っています。鳥取と島根が

特にきつい。ハイ!。 しかし上位を狙うなら、むしろ局数の少ないこれらの方向でいかに稼ぐかがポイントに

なると思っています。かといって局数の少ない方向ばかりアンテナを向けていたら点数が延びない。

TOPコンテスターは東西向けの2本のアンテナを切り替えてやってるか、もしくは同時給電しているという

話を伺いました。切り替えるのは分かるけど、同時給電てほんまに有効なの?という疑問がわいてきたので

シミュレーションしてみます。

●条件

10mHの6eleを東向け(RY66A ラディックス)
10mHの5eleを西向け(F9FT  TONNA)
アンテナは12m離して配置

(このアンテナはどっちも私がもっているものを選択しました)


●結果

アンテナの配置
左が東向けの6ele
右が西向けの5ele
高さはどちらも10mH
両アンテナの間隔は12m

同時給電した場合の
垂直パターン

同時給電した場合の
水平パターン
なんか変な感じ!!

6eleだけに給電した場合の
垂直パターン

綺麗です。


6eleだけに給電した場合の
水平パターン

これも 綺麗です。

5eleだけに給電した場合の
垂直パターン

綺麗です。

5eleだけに給電した場合の
水平パターン

これも 綺麗です。
        

同時給電すると水平パターンがいびつになるけど、打ち上げ角には影響がなさそうだし、そこそこ東西にビームがでている

ので使えそうな感じです。ゲインは単独の場合には及びませんがコンテスト用としては十分じゃないでしょうか。

同時給電、東のみ、西のみをワンタッチで切り替えできればベストかな! 

でも接続がややこしそうです。 なんかええ方法ないですかね?


それはそうと、今回は横に12m離しましたが縦に配置とか斜めに配置とかしたら。当然パターンも変わってくるでしょうね。

真横に配置できるなんて実際にはほとんどないでしょうから考察としてはまだまだ不十分ですね。



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Sep.14th 2003 JF3IPR/K.Ohmae