CL6DX 水平スタックのスタックブームの影響
では水平スタックなら「へ」の字はなさそうですが(「く」の字がある???)そのままスタックブームを付けると、
エレメントとスタックブームが同一平面上にきてしまいなんか悪影響がでそうです。
さてさて、その影響度はいかに? というわけでシミュレータさんに登場していただきました。
最近入荷したWindows版EZNEC3.0を使ってみます。
●条件
アンテナはCD社のCL6DX(フォールデットダイポール型ラジエータ)6エレを使います。
地上高は全て25m
●もくじ
1.シングルアンテナ
2.ブームを付けて計算
3.ブーム付きCL6DXの水平スタック
4.スタックブームを付けてみる
5.ついでにタワーも付けて(建てて)みる
6.スタックブームに2mの垂直部を付けてみる
水平パターン
垂直パターン
教科書どおり、ブームの影響はでていません。ハイ
スタックブーム有無でゲインが19.63dBi から 19.13dBi に変化している。
スタックブームまでつけたんだからタワーも付けちゃえで、Φ150の25mのタワー(そんなタワーないぞ!)を付けてみます。
タワーとスタックブームは電気的に接続してます。
水平パターン
垂直パターン
スタックブームだけの結果とかわりません。タワーの影響は無視できる?? Φ150のタワーね。
では、アンテナブームとスタックブームの接続部の電流分布を見てみます。
接続部の分布が乱れている。
構造と、電流分布を下図に示します。電流の乱れはないようですが、スタックブームにまだ少し電流が誘起して
影響がでているみたいです。
おまけ(全体像)
感想:
同一平面上のスタックブームの影響が、大きいと見るか小さいとみるか、、、うーーん。。。。