通話だけに使っていた,INS回線へTAを導入する経過を書きます.  私自身の部屋にはアナログ回線しか無いんですけどね.  =既設INSと新規TA導入 関西編1 1998/05/01  1年ぐらい前からINS回線にしてますが,アナログ2回線としてしか使っ ていませんでした.まあ,データ通信中でも電話を使えるから充分役に 立っているのですけど.  それで  前に秋葉原のジャンクで\10,000-で買ったZyXEL製TA Omni TA128を持って きてつなげてみました.  ZyXELは台湾だかの会社の製品らしい,A/Sとかその方面でもある程度認知 されているとこです.特徴はデジタルポートが2つあることで,設定はいろ いろできます.もちろんアナログポートも2つあります.  いままでは2回線のアナログ回線としてしか使ってなかったのでついに ISDNの本領発揮です.しかし簡易フレックスホンはBチャン1つ塞がっていると 全く使えないのねー,だから簡易なんだろうけど.  TA接続の使用感だけど接続がすげー速い.接続後の認証時間の方が時間か かるぐらいのもんだ.画像ファイルの多いWebページだと明らかに速い.  網〜自宅までの回線が太いとやっぱ体感速度上がるね.  (非同期33.6kbps->同期64Kbps)  NIFの外部にアクセスにいくと連続したファイル転送は昼間で8.0Kbps程度だ.  (NN3.xxの表示読み)  1つ気になるのはまれに発信しようとした場合最初の初期化に失敗してく れる.この場合PC側から何度初期化にいってもNGで,TAのLINKランプが消灯 していることから1つ前の切断後うまく復帰できていないっぽい.  TAの電源OFF/ONで復活するのでそれほど気になりませんけど.TAからの バス配線にターミネータを付けていないのが原因かもしれません.  しかし新製品がガンガンでるから宣伝に惑わされて,みんな新しい国産品 を買ってしまうらしい.この機種に関しては今でも製造元がFirmwareのVerUp してるから機能はそれほど問題のだが.まあ,分からない人には恐いだけか そんなの.  それで,手持ちのTAを今回確認したらfirmはVer1.0だったので早速ZyXELの ftpサイトから最新のVer.2.07のfirmを拾ってきてUPGradeしました.  \3,800-で買ったIOdataのCbus INS64ボードもあるからこれも次回試して みる予定.うまく動作すれば本体にさせるので内蔵ボードと同じに電源や設置 スペース節約できる.  =既設INSと新規TA導入 関西編2 1998/07/01  1997/06/06-07に戻った時に実家のPC98に  PC9800シリーズの拡張スロットに挿すタイプのCbus版TAの  IOdata製 INS-B64/98 (= CbusTA) を実装しました. - どんなボードか.  NN2.01が添付されていますので,時期的にそれぐらいの製品のようです.  Win3.1->Win95に移ったばかりぐらいの時期かな.  最近の発売されているボードや外付けのTAに比べ機能面で劣りますが,こ の内蔵タイプのTAは今回の用途にはぴったりです.  どこがメリットかと言えば,設置スペースの節約とPCのSerialPortを1つ 空けることができます,代わりにリソースを食いますけどね.SerialPortは いろいろ使いみちがあるので空いているに越した事はない.  今となってはサポート終わってるボードなので,次のようなデメリット があります.まず機能追加のfirm供給され無い,外付けのTAに比べて融通が 利かない,MP転送非対応(同じ機種同士接続しての独自モードのバルク転送 には対応しているんですけどね),アナログポートが無いなど.  しかし,内蔵TAのアナログポートはPC電源を切ると一緒に死ぬから普通の 家庭じゃ "使えねー" 機能だね. - で導入  早速最初から添付されているVer1.00のサポートソフトにNIFからgetした 1.01への差分をあててから導入しました.  Internet接続には,GWの帰省でZyXEL製TA Omni TA128を導入し主にNIFの HYPER ROAD64経由でINS64のBチャンを64KUDで使っていました.  今回導入してCbusTAはSerial Port接続のTAと比べても速度的には変わら ないですね.  気になることとしては,  CbusTAにしてから,ちょっと引っ掛かるような動作になるときがある.  良く見ると説明書に記述されていたが接続/切断毎に1-2秒ほどfirmをボー ドに転送するためにシステムが停止した様にみえるとある.  また,これとは別に一気にデータを受信しつつ画面に描画するようなとき に感じんだが,これはCPU占有率がTAに食われてるのかと思っているんだけ どCPUを高速化すれば改善されるかもしれない. - 終端抵抗(ターミネータ)(終らせるもの)追加  DSUにはNEC COMSTARZ DSU A2ってDSU + アナログポートx2を持つTAを使っ てますけど,適当に配線してバス配線側はTA内蔵のターミネータをONにした まま使っていました.とくに不具合は感じてないのでけどTAがまれに初期化 ができなくなることが起こっています,この場合TAの電源をOFF/ONすること で回復します.  どちらにせよ終端をまともにしていないのは気持ち悪いのでTAの ターミネータを切って一番終端にあるモジュラに秋葉原で買っておいた 1/2W100Ωのカーボン抵抗を2個をL1-L2,L3-L4間に付けました.とりあえず 1日いじったところ不具合は無かったので問題無いと思いますけど.シリア ル部分の相性の問題だとしても今回内蔵に変更したので考えなくてよくなっ たし.外付けTAの問題かどうかは現在使わなくなったのでもはや原因はヤブ の中ですが. - さらに設定ユーティリティーを使える環境に.  あと,TAはCASIOのデジカメ用の転送ケーブルを使ってPCと接続するばNEC のWebで配布されているユーティリティーを使って設定をできると書いてあっ たので簡単そうなので試してみることにしました.CASIOのデジカメは偶然 もっていてケーブルもあったので良かったのですが,しかしPCとTAは別の 位置に設置されているので線が届きません.  そこで帰りに寄った日本橋のシリコンハウスと線材屋で設定の接続に使う ステレオマイクロプラグ2.5φのジャックとコネクタそして2芯のシールド線 (\120-/1m)を20m買ってきました.  早速この材料を使ってケーブルを作成して設置して使ってみましたが1発で 正常に動作してくれました.細い線を20m使っているので減衰を心配しました が杞憂だったようです.抵抗値を測定するとそれなりに大きかったので. - Fig  接続を図解する.  NTT --- [DSU COMSTARZ A2] - S/T点| ==o== [CbusTA] == [終端抵抗] | | (入換) (新設) | | | | | +--アナログポート1--o-- [Modem] ROAD7用 --[PC COM2] | | | +--アナログポート2--o-- [電話機] | +--設定ポート-----------o-- [PC COM1]  =PCのSerialPortの接続方法   COM 1 - デジカメのデータ転送用 と DSU A2設定ポート 兼用   COM 2 - 28.8Kbps Modem (33.6Kbps改) へ  近い将来,  COM 2はModemを内蔵に変更するので不要になり "DSU A2設定ポート" に  割り当てる予定. - PC/AT用 INS-B64/ISAを発見  日本橋SofmapのZAURUSの中古の階でPC/AT互換機ISAbus用の IOdata INS-B64/ISA(新古品)を\2,980-で発見getしました.これでGATEWAY に付けれるね.  秋葉原Sofmap本店と6号店で\8,000-ぐらいで売ってたのに,この違いは いったい.  最近主流のPCI版IOdata INS-B64/PCIは\20,000-ぐらいしてた.  =既設INSと新規TA導入 関西編3 1999/05/06  NEC PC-9801-121 ISDN TAボード 導入   Cbus slot1へ実装   アナログポートx1を持つので,ここへmodemの接続先を変えた.   IOdataのCbusTAは,接続と切断のタイミングでfirmの転送を行うので   その間システムがロックするように見える,このCbusTAにはこれは無い.   しばらく使用してみて問題無いのでslot2のIOdata INS-B64/98は撤去. - Fig  接続を図解する.  NTT --- [DSU COMSTARZ A2] - S/T点| ==o== [CbusTA] == [終端抵抗] | | | (新設) | | +----------------------------+ | | | | | +-TAアナログポート-o-- [Modem] ROAD7/FAX送信用 --[PC COM2] | | | +---アナログポート2--o-- [電話機][留守電FAX]がブランチ | +--設定ポート-----------o-- [PC COM1]   現在,A2のアナログポート1は空き状態.  -- そんな,わけでつづく --