CPU

Pentium P54C

Pentiumは、X86系CPUで、インテルプロセッサーでは初めて

L1キャシュを分離した。命令8KB,データ8KB,で合計16KB

CPUソッケトは、Socket7 CPU I/Oコア共、3.3Vで動作します

MMX命令不要の人はまだまだいけます安定度も良好です。

MMX Pentium P55C

57個からなるMMX命令を処理し、マルチメディアの処理に

向いている。L1キャシュ命令16KB,データ16KB,で合計32KB

で分岐予測やパイプラインのメカニズム等の改良によりMMX

命令以外でもP54Cより10―20%ほどパフォーマンスが高い。

CPUソッケトは、Socket7 CPU I/O 3.3Vコア2.8Vで動作します。

AMD-K6

AMD-K6は、1個のX86命令を1―4個RISC風命令に変え7個

の並列実行で処理する高度なアーキテクチャを取る。

L1キャシュ命令32KB,データ32KB,で合計64KBと大容量

特に32ビット命令処理が高速、MMXもサポートする。

CPUソッケトは、Socket7CPU I/O 3.3Vコア2.9/3.2Vで動作します。

Cyrix6x86(6x86L)

Cyrix6x86は、Pentiumと、ピン互換CPUで同等以上の性能を持つ

L1キャシュ16KBで命令データを分離しない方式をとる

消費電力が多く発熱が多い欠点を補う為低電圧タイプの6x86Lが

追加されたIBMブランドも同等品である。MMX命令のサポートこそ

ないが、大変パフォーマンスが高いCPUである。

Cyrix6x86MX

Cyrix6x86MXは、Pentiumと、ピン互換CPUでL1キャシュ64KBと

Cyrix6x86の4倍に増強分岐予測の強化等によりMMXP55Cをはるか

に上回る高性能CPUである。MMX命令も独自に12個追加されている

32ビット命令処理はCyrix6x86の2倍とも言われる。

L1キャシュ64KBの内48KBはロック可能でよく使うデータをロック

すればさらにパフォーマンスが向上する。

CPUソッケトは、Socket7 CPU I/O 3.3Vコア2.8Vで動作します。

Pentium Pro

Pentium Proは、X86系の第6世代のCPUでX86命令をRICH風命令に

変換して実行する。

L1キャシュ命令8KB,データ8KB,で合計16KBを内蔵する他に

256KBまたは512KBの専用の大容量L2キャシュを持ちCPU動作クロック

と同じクロックで動作し大変高いパフォーマンスを得ている。

しかし、32ビット命令実行速度は速いが16ビット命令実行速度がやや低い

欠点がPentium Proにはある。それとMMX命令のサポートはない。

しかし自分はパッケージとしてこのCPUに一番魅力を感じています。

PentiumU

PentiumUは、Pentium Proのアーキテクチャをベースに改良

をしPentium Proの欠点を改善した最新のCPUである。

MMX命令をサポートし動作クッロクも非常に高い。

L1キャシュ命令16KB,データ16KB,で合計32KBを内蔵し

512KB(NEC製)のL2キャシュをパッケージ内の基盤に実装した

CPUです。コスト歩留まりとも遥かにPentium Proより有利な

為これからのCPUの支流となるでしょう。

CPU動作一覧

CPU

動作クッロク

ベースクッロク

クッロク倍率

コア電圧

I/O電圧

Pentium

133MHz

66MHz

X2

3.3V

3.3V

150MHz

60MHz

X2.5

3.3V

3.3V

166MHz

66MHz

X2.5

3.3V

3.3V

200MHz

66MHz

X3

3.3V

3.3V

MMX Pentium

166MHz

66MHz

X2.5

2.8V

3.3V

200MHz

66MHz

X3

2.8V

3.3V

233MHz

66MHz

X3.5

2.8V

3.3V

K6/PR166

166MHz

66MHz

X2.5

2.9V

3.3V

K6/PR200

200MHz

66MHz

X3

2.9V

3.3V

K6/PR233

233MHz

66MHz

X3.5

3.2V

3.3V

6x86-P150+

120MHz

75MHZ

X2

3.3/2.8V

3.3V

6x86-P166+

133MHz

66MHz

X2

3.3/2.8V

3.3V

6x86-P200+

150MHz

60MHz

X2

3.3/2.8V

3.3V

6x86MXP166

150MHz

60MHz

X2.5

2.8V

3.3V

6x86MXP200

166MHz

66MHz

X2.5

2.8V

3.3V

6x86MXP233

188MHz

75MHz

X2.5

2.8V

3.3V

Pentium Pro

150MHz

60MHz

X2.5

3.1V

3.3V

166MHz

66MHz

X2.5

3.3V

3.3V

180MHz

60MHz

X3

3.3V

3.3V

200MHz

66MHz

X3

3.3V

3.3V

PentiumU

233MHz

66MHz

X3.5

2.8V

3.3V

266MHz

66MHz

X4

2.8V

3.3V

300MHz

66MHz

X4.5

2.8V

3.3V

 

HDD

E-IDE&SCSI

E-IDEドライブは、最大8.4GBのHDDを使用できる

マザーボードのプライマリーとセカンダリーの二つのコネクターに

合計4台接続出来ます。DAMとPIOのデータ転送モードをサポート

最大16.6MB/secのデータ転送速度です。

SCSIは、最大7台の機器を接続出来ます。

平均的にはE-IDEより高速なデータ処理が可能です。

価格は高めで別途SCSIカードの用意も必要です。

SCSIの詳細

規格

転送速度MB/sec

接続可能数

 

 

 

パラレルSCSI

SCSI

5

 

 

8

SCSI-2

 

Fast SCSI

10

Wide SCSI

20/40

 

 

 

SCSI-3

Ultra SCSI

20

Ultra Wide SCSI

40/80

16/32

Ultra-2

40

 

8

Ultra-3

80

 

シリアルSCSI

 

FC

100

 

127

SSA

20

IEEE1394

25

63

 

平均シークタイム(msec)

データを記憶する場所をトラックといい、シークタイムとは、目的のトラック

に磁気ヘッドが移動するまでの時間でこの値が小さいほど高速に読み書き

できます。ランダムな位置からのシークタイムを計測し平均をとったものを

平均シークタイムといいます。

回転速度(rpm)

1秒間にディスクが回転する回数をディスク回転速度といい、この数字が

大きいほど、読み書きの速度が高速に行われる。

アクセスタイム(msec)

HDDにデータが転送を開始するまでの必要な時間をコマンドオーバーヘッド

という。

アクセスタイムは、平均シークタイムと回転待ち時間コマンドオーバーヘッド

時間の合計のことです。つまりディスクのデータを読み出しにかかる時間

を表す基準です。

バッファ

HDDは、CPUやメインメモリと比較すると大変処理速度が遅いです。

そこで、その間の速度差を埋める為に、バッファというメモリが加え

られ一端そこに蓄積しメインメモリに転送されます。

ビデオカード

基本構成

ビデオメモリ

各解像度での表示色の量を左右する。4MB以上が必須です。

ビデオメモリの種類

DRAM

以前は主流であったが高速化にともない最近はあまり使用されなくなった。

EDO DRAM

DRAMよりも高速で動作しかつ低コストのため搭載のカードが多い当初は

70ns程度のものが使用されていたが現在は40や35nsなどの高速なもの

も使われています。

VRAM

高性能ビデオカードにかつて使われていましたが、さらに高速なものが登場

し最近はあまり使用されなくなった。

SDRAM

ロック周波数に同期した動作が可能で、最新のビデオチップではサポート

するものが多くなった。

MDRAM

並行処理が可能なバンクをもちデータの高速転送が可能でとくにランダムに

メモリアクセスが発生する場合の描画が高速である。

WRAM

VRAMにハイパーページモードの動作を追加 高性能高速ビデオ専用メモリです。

SGRAM

WRAMと同様にビデオ専用メモリでDRAMベースのためコスト的に有利でかつ

高性能3Dカードにも使用できる。

ビデオチップ

画像描画の処理を行うチップでCPUの負担を軽減させシステムのパフォーマンス

を向上させる64ビットが主流であるが128ビットのものも存在する。

RAMDAK

デジタル信号をアナログ信号に変換させるものでこの性能が表示の美しいさを

左右する。

ビデオカードの選択

スペックッも大事ですが実際の画面の表示を確認しかついろんな解像度での表示

とパフォーマンスを自分の目で確認することです。リフレッシュレートや3D機能

などスペックを確認しつつショップのデモ機などを見てまわり選択したいただし

使用のディスプレイの性能も左右するので考慮にいれること。

その他ドライバの配布状況も重要です粗悪なドライバではどんなに高性能なビデオ

カードも最適なパフォーマンスを発揮できません。

またデジタルムービーのサポートも必須です。

メモリモジュール

72ピンSIMM

現在デスクットプ用メモリモジュールの主流で見た目は同一でも

いくつかの種類に別れている、EP DRAM, EDO DRAM,やパリティ

の有無、ECC対応の有無、などがある。

EDO DRAMパリティなしというタイプが現在AT互換機で多く使用

されているタイプです。

72ピンSIMMのPentiumマシンへの増設は必ず同一容量のもの

2枚同時装着です。

168ピンDIMM

168ピンDIMMは、72ピンSIMMより一回り大きく、片面84ピン

両面で168ピンの端子を持つ。

バス幅が64ビットで、1枚単位でPentiumマシンへの増設が可能

です。AT互換機で多く使用されているタイプは、3.3V仕様の

SDRAMです。機種により異なるものを使う場合があるので対応

の確認が必要です。

しかし今後は、72ピンSIMMに代わり主流になるでしょう。 

CD-ROMドライブ

インターフェース

ATAPI 及び SCSI インターフェースがあります。

ATAPIインターフェースはIDE方式の取り付けで一般的には

この方式が低価格で導入もしやすい。

SCSIインターフェースはCPU占有率が低いのでCD-RやPD

ドライブを併用する場合などよい、コストてきには少し高めで

別にSCSIカードも必要になる。

シーク速度

目的のトラックへピックアップ部分を移動させる動作速度をいい

アトランダムなデータを読み出しするに重要になる。

データ転送速度

X倍速で表示されている。この表示は、音楽のCDの何倍で動作

しているかを示している。

表示は平均倍速ではなく最大倍速です。

CAV方式

常に一定の速度で回転させながら、データの読み書きをする方式

現在の主流方式となっています。

CLV方式

回転するCD−ROMの内周、外周にかかわらず、ピックアップに

対する面の移動速度を一定にしてデータの読み書きをする方式。

対応メディア

最新の機種は、CD−R,CD−RWを含め多くのメディアに対応

するようになってきたがバルクの古い機種などは個々に確認が

必要です。 

ケース

最近はデザイン、機能とも多様化しているので様々なケースが

売られている。ケースは個々の好みと用途で選択すればよいでしょう。

ただその中でも押さえておかなくてはならない点が幾つかあります。

まずメンテナンス性、電源の規格と容量、設置場所に対する大きさ、

ケース内部の発熱の対応、ベイの数、などです。

これらの項目は出来るなら直接販売ショップに出向いたおりに現物

を確認しながら店員さんのアドバイスを受けながら選択して下さい。

PCの顔になりますのであまり価格だけにとらわれず選んだほうが

良いとおもいます。 

ATX規格

ATX仕様の場合は、フルサイズのカード装着を前提にしていますので

あまりに小さいケースの場合ドライブベイとの干渉が起こる時もあるよう

です。またバックパネルのコネクターなどのマザーボードの配置との確認

も重要です、最近は少ないですが当初電源の問題で動作しないという事

もよくありました設置場所が許すならばフルタワーケースが無難です。

電源の容量は出来れば250W〜300W程度が良いと思います。

ATX規格は今後AT規格に代わり主流になると思われます。