PNP/PCl Configuration Setup(PNPlPCIの設定)

PNP/PClの設定画面では,システムにインストールされているlSAやPClの装置に関する設定を行います。 メインの画面で"PNP/PCl Conngufation Setup"を選ぶと,本設定画面が現れます。


PnP OS lnstalled(PnPのOS任せ)

PnP OS lnstalled

Yes
No

通常の場合PnP(プラグ・アンド・ブレイ)に必要な資源は,POST(電源投入時自動診断) 時にBlOSが自動割り付けを行っております。Windows95などのPnPをサポートしているオペレーティング ・システムをお使いの場合は,この項をYesにすると,BIOSはVGA/lDEやSCSlなどのブートアッブ(立ち 上げ)に必要な資源だけを組み込んで,その他のシステム資源の割り付け設定はPnPオペレーティング ・システムに任せるようになります。

 

PNP/PCl Configuration→Resources Controlled By(資源制御)

Resources Controlled By

Auto
Manual

この項をManualにすると,lSAやPClの装置に対するIRQとDMAの割り付けを,ユーザーが個別に 設定できます。自動設定に任せるにはAutoにします。

 

Reset Configuration Data(設定解除)

Reset Configuration Data

Enabled
Disabled

上のメニューで,非自動設定を選んでIRQなどのシステム設定を個別に行った後, もしも指定の衝突などの不具合の起こった場合には,この項をEnabledにするとシステムは自動的に, ユーザーによる設定内容をリセットして,また改めてlRQの設定が出来るようにします。

 

IRQ3(COM2)(PNP対応/非対応)
IRQ4(COM1)
IRQ5(Network/Sound or Others)
IRQ7(Printer or Others)
IRQ9(Video or Others)
lIRQ10(SCSI or Others)
IRQ11(SCSI or Others)
IRQ12(PS/2 Mouse)
IRQ14(IDE1)
IRQ15(IDE2)

IRQ3

Legacy lSA
PCI/ISA PnP

お手元のISAカードがPnP対応でなく,それを用いるには特別なIRQ設定を要する場合には, その選んだIRQについてはこのメニューでLegacy ISAにセツトします。これによりPnP BIOSは,指定のIRQを このlegacy ISAカード用に確保して,自動割り付けをしないように計らいます。デフォルトはPCI/ISA PnPです。 ちなみにPCIカードは,(初期のPCI IDEカードを除けば),すべてPnP互換になっています

 

DMA 0
DMA 1
DMA 3
DMA 5
DMA 6
DMA 7

DMA 0

Legacy ISA
PCI/ISA PnP

お手元のlSAカードがPnP対応でなく,それを用いるには特別なDMAチャネルの設定を要する場合には, その選んだDMAチャネルについてはこのメニューでLegacy ISAにセットします。 これによりPnP BlOSは,指定のDMAチャネルをこのlegacy ISAカード用に確保します。 デフォルトはPCI/ISA PnPです。ちなみにPCIカードはDMAチャネルを必要としません。

 

PCI IDE IRQ Map To

PCI IDE IRQ Map To

ISA PCI-Slot1
PCI-Slot2
PCI-Slot3
PCI-Slot4
PCI-Auto

初期のPCI IDEアドオンカードの中にはPnPに完全にはコンパチでないものがあります。 こうしたカードでは,BIOSがPnP資源を適切に設定出来るようにするためには,使用するスロット番号を ユーザーがBIOSに教えて上げる必要があります。 ここでは,システム内でそうしたPCI IDEアドオンカードの挿されたPCIスロットを指定します。 インストールされているPCI IDEカードでBIOSの自動設定にまかせてよいものについてはAutoにセットします。

 

Primary IDE INT#
Secondary IDE INT#

Primary IDE INT#

A
B
C
D

この2項目は上に述べた"PCI IDE IRQ Map To"と組み合わせて,(オンボードのIDEではなく) アドオンのPCI IDEカードについて,そのプライマリー,セカンダリ一・チャネルそれぞれのIRQ割り付けを指定します。 それぞれのPCIスロットには次表に示す配置で4個のPCI割り込み線が用意されています。該当するカード上での 割り込み番号設定に応じて,挿されたスロット番号は先のメニュー項目で,使用するPCI割り込み番号(INTx)は こちらのメニューで指定してください。

 

 

PCIスロット

Location1

Location2

Location3

Location4

スロット1

INTA

INTB

INTC

INTD

スロット2

INTB

INTC

INTD

INTA

スロット3

INTC

INTD

INTA

INTB

スロット4

INTD

INTA

INTB

INTC

(スロット5)

INTD

INTA

INTB

INTC

Used MEM Base Addr

Used MEM base addr
N/A
C800
CC00
D000
D400
D800
DC00

ここでは、次の"Used MEMLength"と組にして,PnPコンパチでないISAカードに対するメモリー・スペースを, その確保するメモリー空間のベース・アドレス(=開始アドレス)で指定します。メモリー・サイズは次項で指定します。

 

Used MEM Length

Used MEM Length
8K
16K
32K
64K

お持ちのISAカードがPnPコンパチではなくて,その機能をサポートするのには特別な メモリー・スペースを必要とする場合,PnP BIOSに対してこのlegacy ISAカード用に必要なだけの メモリーを確保するように伝えるために,このパラメータではその必要メモリー・サイズを指定します。

 


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