Power Management Setup (節電機能の設定)

節電管理の設定画面では,マザーボードの持っている省電力機能を制御することが出来ます。個人的には、速さに関係しない項目なので設定していません。ベンチマーク最中に節電モードにでもなったら最悪ですので、必要な方は、設定して下さい。


Power Management (節電管理)

Power Management
Max Saving
Mix Saving
User Defined
Disabled

ここではデフォルトでの節電モードパラメータを設定します。節電機能を全く使わない場合は Disableにします。カスタム仕様にする場合はUser Definedを選んでください。 Doze(ドーズ)とは「うとうと」,Standby(スタンバイ)は「すやすや」,Suspend(サスペンド)は「ぐっすり」という意味と言えます。

 

 

モード

ドーズ

スタンバイ

サスペンド

HDDの電源断

最小節電

1時間

1時間

1時間

15分

最大節電

1分

1分

1分

1分

PM Controlled by APM (APM任せ)

PM Controlled by APM

Yes
No

先のメニューで"Max Saving"(最大節電)を選んだ場合には,こちらの項目をオンにして, 節電の制御をAPM(Advmced Power Management)に任せることで節電機能をさらに強化することが出来ます。 例えば,CPUの内部クロックを止めることまでします。

 

Video Off Method (ビデオの節電法)

Video Off Method

Blank Screen
V/H SYNC+Blank
DPMS

モニターをオフにする方法を決めます。Blank Screenを選ぶとビデオ・バッファーに画面をプランク とするための情報を書き込みます。V/H SYNC+Blankでは,BIOSにVSYNCとHSYNC信号の 両方を制御することを許します。この機能は,モニターがDPMS(Display Power Management Standard)の 場合にのみ有効となります。DPMSモードではVGAカードが持つDPMS機能を利用します。

 

Video Off After (ビデオの節電時)

Video Off After

N/A
Doze
Standby
Suspend

どの節電モードでモニターを消すのかを指定します。

 

Doze Mode

Doze Mode
Disabled
1 Min
2 Min
4 Min
8 Min
12 Min
20 Min
30 Min
40 Min
1 Hour

システムがDozeモードに入るまでの経過時間を指定します。 このモードではCPUのクロックは遅くなっており,その低下率は"Throttle Duty Cycle" (スロットル・デューティ・サイクル)で規定されています。何らかの活動が検出されるとシステムは フルスピード状態に戻ります。このシステムの活動状態(イベント)は, 割込み信号lRQのモニターによって行います。

 

Standby Mode

Standby Mode
Disabled
1Min
2 Min
4 Min
8 Min
12 Min
20 Min
30 Min
40 Min
1 Hour

システムがStandbyモードに入るまでの経過時間を指定します。 このモードではCPUのクロックは遅くなっており,ハードディスクも電源を落として止まっており, モニターの節電機能も働いています。何らかの活動が検出されるとシステムはフルスピード状態に戻ります。 このシステムの活動状態(イベント)は,割込み信号IRQのモニターによって行います。

 

Suspend Mode

Suspend Mode
Disabled
1Min
2 Min
4 Min
8 Min
12 Min
20 Min
30 Min
40 Min
1 Hour

システムがSuspendモードに入るまでの経過時間を指定します。 このSuspendモードには,"Power On Suspend"と"Suspend to Hard Drive"の2種類があって, "Suspend Mode Option"で指定されます。

 

HDD Power Down (ハードディスク断)

HDD Power Down

Disabled
1 Min
・・・
15 Min

ここでは,lDEハードディスク・ドライブにどの程度の時間アイドル状態が続くと, その電源を落とすのかを指定します。この項目は先の「Standby」「Suspend」節電状態とは独立に設定されます。

 

Modem WakeUp (モデム ウェイクアップ)

Modem WakeUp

Disabled
Enabled

本メインボードは、モデムのリング信号の検出によるウェイクアップ機能とソフトパワーOFF機能を実現します(特許)。 最も可能なアプリケーションは自動留守番電話/FAXです。 外付けのボックスモデムでも内蔵モデムのAOpen MP32/F341でも可能ですが、 外付けのボックスモデムは電源を入れておく必要があります。 しかし,MP32/F341にはこのメインボードと協力する特別な回路があるのでMP32/F341を使えばモデムに 電源を入れておく必要も無くなります。

 

Suspend Mode Option (サスペンドモード・オプション)

Suspend Mode Option

Power On Suspend
Suspennd to Hard Drive

この項目でSuspend Modeを選択することができます。
Power On Suspendは、CPUクロックを止め、他の全てのデバイスをシャット・オフする 一般的なグリーンPCのサスペンドモードです。しかし本モードは、モデムやマウス/キーボード イベントにより システムを復帰するために、電源を供給する必要があります。これらのイベントは、IRQをモニターすることによって検出されます。

Suspend to Hard Driveは、システムの状態,メモリーやスクリーンイメージをハードディスクへセーブして 電源を完全に切ることができます。次回、電源が入れられた時、電源を切る前の状態へ数秒で復帰させることができます。 Suspend to Hard Driveはハードディスクのスペースを予約するために"ZVHDDユーティリティ"を必要とします。

 

Throttle Duty Cycle (スロットル・デューティ・サイクル)

Throttle Duty Cycle
12.5%
25.0%
37.5%
50.0%
62.5%
75.0%
87.5%

Doze/Standby状態のクロック調整方法。 CPUクロックは このパラメタで指定される比率に抑えられます。
実際にはクロックジェネレータの周波数自体は変えられません。 例えば、クロック66MHzであれば、66MHzのままDoze/Suspendモードになります。 Chipsetは、CPUを止めるためにSTPCLK信号(クロックを止めます)を定期的に発生します。 クロックが66MHzの場合、Duty Cycleを50%にセットしたなら、CPUには33MHzのクロックが供給されます。

 

VGA Active Monitor

VGA Activity Monitor

Enabled
Disabled

パワーダウンのために、VGA活動を検出するかどうか指定します。

 

Power Bottom Override

Power Bottom Override

Disabled
Enabled

パワーOn,サスペンドおよびパワーOFFを制御するのにフロントパネルのソフトパワースイッチを使用することができます。
Enabledの場合、パワーON時、ソフトパワースイッチが4秒未満押されると、システムはサスペンドモードに移行します。 また、スイッチが4秒以上の間押されると、システムは強制的にOFFになります。
デフォルトは、Disabledです。この時パワースイッチはOnとOffを制御するのに使用されるだけです。

 

RTC WakeUp Timer

RTC WakeUp Timer

Disabled
Wake Up
Power Off

システムをWakeUpするように、指定された日付/時間にRTC WakeUp Timerをプログラムすることができます。 日付/時間は「WakeUp Date(of Month)」と「WakeUp Time(hh:mm:ss)」によって設定されます。
RTC WakeUp Timerを使うと、日付/時間を指定してシステムを立ち上げることができます。

 

WakeUp Date (of Month)

Date (of Month)
Alarm
0
1
2
・・・
30
31

この項目でWakeUpとPower Offの日付(月の)を指定します。 0を指定した場合は、毎日になります。

 

Wake Up Time (hh:mm:ss)

Time (hh:mm:ss)

Alarm
07:00:00

この項目でWakeUpとPower Offの時間を指定します。 時刻指定フォーマットは"時:分:秒"で24時間制で指定します。

 

IRQ 8 Clock Event

IRQ 8 Clock Event

Enabled
Disabled

パワーダウンのためにIRQ8(RTC)イベントの検出をするか、無効にするか選択します。 OS2には,IRQ8(RTC)割り込みが定期的にあり、Disabledに設定されていない場合、 Doze/Standby/Suspendの節電モードに移行できません。

 

IRQ [3-7,9-1 5],NMI

IRQ [3-7,9-15],NMI

Enabled
Disabled

節電モード移行のためにIRQ3-7,IRQ9-15またはNMI割り込みの検出を可能にするか, または無能にするか選択してください。

 

Primary IDE 0
Primary IDE 1
Secondary IDE 0
Secondary IDE 1
Floppy Disk
Serial Port
Parallel Port

Primar IDE 0

Enabled
Disabled

これらの項目はパワーを落とす状態推移のために IDE,フロッピー,シリアル,パラレルポート活動の 検出を可能にするか,または無能にします。実際には、I/Oポートアドレスへの読み書きを検出します。

 


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