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2002/12/27(金) 17:00開演 メルパルク
クララ:子役、 王子:トーマス・エデュー、 金平糖の精:下村由理恵
当日券を買ったのですが、かなり空いてました。2Fの後ろ半分はほとんど空いてました。席を埋めているのはいかにも身内っての子供づればかりで、ホールもいかにも昔の公共のホールって感じだし、一般のバレエ鑑賞にはちょと不向きだったかも。
舞台美術はかなり古めかしい感じで、ちょっと安っぽかったかなあ。クリスマスツリーも一応大きくなるのだけど、ぺらぺらの布をつっている感じだったし、特に2幕のお菓子の国の舞台は今一歩でしたねえ、、、、ちょっとはりぼて学芸会風。
胡桃なので、子供がやる役もいろいろあるし、付属のバレエ学校があるので、子供がかなりたくさん出演していいた。1幕のパーティーのシーンで子役として子供がでてくるのは、大人が子供役やるより自然だしOK。そのあと、おもちゃの兵隊を子供がやるのも、「おもちゃ」という設定と小さい子のしぐさが合っていてなかなかかわいいのでOK。でも、2幕で意味もなく、幼稚園くらいの子供がぞろぞろでてきて、ただ舞台を一回りして帰っていくのは、ちょっと勘弁、、、。
コールドはとても綺麗。雪の精のシーンは素敵でした。花のワルツも悪くはないけど、やはり、男性ダンサーが足りないのか、ペアは4組だけで、あとは女性だけのコールドでなんかやっぱり寂しい。
王子はイングリッシュ・ナショナル・バレエからの客演。見た目はなかなかかっこよかったけど、なんかダンスが荒いような気がした。ジャンプとか「どさっ」て感じで、軽さがなかったなあ。
あー、なんか悪口ばっか書いているなあ、、、、全体にそんなに悪くはなかったのですよ。ただ、すごくいいというところもなくて、印象に残った部分は悪い部分だったもんで。
下村さんの金平糖はなかなかさすがでした。そこだけとっても見栄えがしました。振付はロイヤルでみたのとみたような感じだった。
2002/12/25(水) 18:30開演 新国立劇場
クララ酒井はな、 王子:山本、
新国立の胡桃は、キーロフのワイノーネン版「胡桃割り人形」と構成も美術もほぼ同じ。
いやー、綺麗でした。胡桃は、劇的な展開があるわけでもないので、音楽がきれいなだけで、いまいち舞台として見所がないなあと思ってましたが、劇的なものはなくとも、純粋な音楽の美しさと舞台の美しさが溶け合いながら、舞い上がっていくような感じでした。キーロフのビデオで見慣れてはいたものの、ビデオだとやぱりいまいち面白みがないなあという印象でしたが、生でみると「美しい」というだけで、こんなに感動的なものなんだなあと、改めて見直しました。
主役を一幕から通して大人のプリマが演じるので、1幕のダンスシーンもなかなか見ごたえがあったのも発見。胡桃割り人形をプレゼントされて、ドロッセルマイヤーと踊る部分や、王子が変身した後に踊るパドドゥが感動的でした。これはやはり酒井さんの演技の質かしら。
あと、王子が変身するシーンがとってもシンプルで意外や素敵だった。胡桃割り人形とクララが向かいあってお辞儀したところで暗転して、明るくなると、胡桃割り人形は王子になっていたというだけのものだけど、変身後の山本さんがなかなか見栄えがして素敵だった。以前、山本さんの(白鳥かなんかの)王子役をみたとき、「写真ではかっこいいけど、いまいち王子らしい見栄えがしないなあ」と思ったけど、きょうは、なかなかの好青年風、お兄さん役っぽい感じが、子供という設定のクララとちょうどバランスがよかったのか、その後全体通してもとてもよかった。
お菓子の国は、キーロフ同様のピンク、ピンク、ピンクの洪水。これが、甘ーいチャイコフスキーの花のワルツのメロディにぴったり。普通ならあまり似合わない白いカツラをつけた男女のコールドも、とってもこの甘い雰囲気にはぴったりで、まさしく天上のワルツ。男女同数のペアで踊ってくれるのもうれしい(他のバレエ団だと、、花のワルツってペアは4組だけってのも多い、、、さすが国立劇場、税金払っている甲斐があるってもの!?)
この版の金平糖のパドドゥでは、アダージョは、王子、クララ(金平糖の精)、男性5人で踊る変則的なもの。5人の男性に次々にリフトされながら踊るのはなんかやや危なっかしい感じがしてしまった。こっちが見慣れていないせいだとは思うけど、見てて緊張してしまった。そのせいか、そのあとのバリエーション、コーダがなんかいまいち盛り上がらなかったような気がした。たぶん、私はここのシーンは、ロイヤルのダウエルのビデオが好きで、それとは違う振付だからかもしれない。
通常の胡桃は2幕構成ですが、ここでは3幕構成で、1幕はパーティ、2幕は雪、3幕はお菓子の国でした。2幕が半端で、これは2幕構成のほうがバランスいい気がした。
今日見た席はB席、3階2列目だけど、舞台はすごく近くて、上からなので、コールドをみるにはちょうどいいくらいで、他のホールのS席よりよっぽどいい。これで4000円はほんとにお得。
2002/12/23(月) 15:00開演 神奈川県民ホール
クララ:子役、 王子:森田健太郎、 金平糖の精:上野水香
美術は割りとシックな感じで、豪華ではないけど、落ち着いた品のいいものでした。
しかし、感じはいいが、これといって他に盛り上がる部分がなかったため、いまいち物足りなくなってしまった。今日の目当てはもちろん、上野水香さんだけど、遠目(2階席)だったせいか、金平糖のパドドゥもそんなに盛り上がらなかったしなあ。文句つけるような部分もないのだけど、すでに忘れかけている、、、
帰りに桜井町までのバスにのったら、すごい大回りのバスに乗ってしまい、さらに渋滞で、駅まで徒歩15分のところを1時間もかかってしまった。歩けばよかったあ。
2002/10/xx(土) 15:00開演 新国立劇場 中劇場
以前、抜粋だけみて、なんかとっても気に入った作品。「一人遊び」というが主題になっていて、ひとりの少女がいろんな仲間に会い、恋も経験するけど、最期はまた一人に戻るっていう感じの抽象的なバレエ。
この音楽がいいですね、音楽とこのバレエの雰囲気で、それだけでうるうるしてしまう。また、主役の島添さんが本当に、このバレエの雰囲気にぴったりで、可愛らしさのなかに、ちょっと孤独と哀愁も感じさせる微妙な味わい。この音楽CDほしいなあ。
でも、全体でみると、同じような調子で繰り返すので、ちょっと長かったかもしれない。あと、衣装は、前に新国立でみたもののほうがよかったなあ。
初めてみるバレエ。ギエムのビデオでほんの少し見ただけだけど、音楽もかわいかったので、ぜひ見てみたいなと思っていた作品。
1幕は、アトリエで、画家が恋人をモデルに絵を描いているシーンで始まる。でも、彼女はなんかうれしくってじっとしてられないって感じで、画家が目を離すとすぐ動いて悪ふざけし彼の機嫌を損ねてしまう。恋人の茶目っ気がとってもよくでていて、吉田都さんがとってもかわいい。その後、女友達たちとの群舞があり、ジプシーたちが現れる。彼はジプシーの女に興味を持ってしまい、彼女は焼きもちを焼いて、ジプシー女と張り合う。ダンスで張り合うのだけど、これがまたかわいい。
2幕は、画家はジプシー女に会いに、ジプシーのアジトを訪れる。ここで、ジプシーたちの群舞がある。そこで、画家はジプシーたちにぼこぼこにされて、後悔して、恋人の元に帰る。恋人は帰ってきた画家を優しく迎える。1幕では茶目っで元気いっぱいの恋人とは対照的に、傷ついた画家をやさしく迎えるしっとりしたダンスがよかったなあ。そして、鳩は1羽飛んできて2人の間に止まり、更にもう一羽飛んできて幕が降りる。
ここで本当の鳩が飛んでくるとは思わずちょっとびっくりしたが、この白い二羽の鳩が実に絵になるのだわ〜。なかなか素敵なバレエだった。
しかし、、、、ギエムのビデオに出てきたシーン、全然違うなあ。う〜ん、謎だ。(と思ったら、このバレエは初演は19世紀ぐらいのパリ・オペラ座だけど、近年、ロイヤルバレエでアシュトンが振付しているものなので、ギエムが踊ったのはおそらくオリジナル版だったのだろうなあ)
2002/10/5(土) 18:30開演 東京文化会館
スパルタクス:ベロゴロフシェフ、フリーギア:アントニーチェワ、クラッスス:ネポロージニー、エギナ:グラチョーワ
2002/10/6(日) 13:30開演 東京文化会館
スパルタクス:クレフツォフ、フリーギア:xxx、クラッスス:ルィーフロフ、エギナ:ステパネンコ
これぞボリジョイ。迫力のダイナミックなバレエでした。特に、男性群舞。やっぱりすごい。3年前のボリジョイ来日の時、スパルタクスと愛の伝説から男性群舞の抜粋をやったが、この時、ボリジョイの男性群舞の迫力に驚いたけど、今回は全幕で堪能できました。それに、オケがまたすごい迫力。金管をここまで鳴らすかって感じで、迫力あっていいわあ。
スパルタクスは数年前にノボシビルスクバレエ団で一度見たことがあったけど、あの時は、それなりに面白いものの、セットとか何もないし、やっぱりちょっと地味ねえ、、、という印象だったのだけど、なんのなんの。すごい迫力でぐいぐい引き込まれる。やっぱり、これはボリジョイでないと、この迫力はでないのかしら。
スパルタクスの迫力は、最初にみたxxxの方が力強くてすごかった。特に舞台を斜めにジャンプして横切るシーンは圧巻。ジャンプだけで会場がどよめいてしまった。でも、2回目のxxxの方が、実はちょっとハンサムで哀愁を帯びていて、ちょっと好み。
2回目は実生活でも夫婦とのことで、女性のほうはあまり有名でない人だったけど、パートナーシップがばっちりで悲しみとかすごくよく出ていた。
見所は、やっぱり男性群舞。奴隷たちが決起して、ローマに攻め込むアッピア街道のあたりが圧巻。あとは、やっぱりスパルタクスとのパドドゥ。超絶技巧のリフトをしながら、彼女の体から悲しみが滲みでるよう。
クラッススは、1日目はなんかノーブルで青年将校っぽい感じで、これも悪くは無かったけど、2日目の方はいかにも悪代官。エギナはどちらもなかなかよかった。
というわけで、私はやっぱこういうバレエもいいわあと大満足だったのだけど、いっしょに行った友達はやや面食らったみたい。一応あまりバレエのイメージにこだわりがなさそうな友達を誘ったのだが、やはりちょっと面食らったみたいだった。感想は「....変わっている。特に女性が寝ちゃうところ(→注1)。それに18禁(→注2)と思った」そうです。ホホホ、なるほど。(注1はエギナがクラッススと踊るシーン、注2はエギナの差し向けた女たちがスパルタクスの兵士たちを誘惑するシーン)
2002/9/22(日) 14:00開演 新国立劇場
べラ:アレッサンドラ・フェリ、ヨハン:マッシモ・ムッル、ウルリック:ルイジ・ボニーノ
指揮:ガルフォース、演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
オペレッタで有名なヨハン・シュトラウスの「こうもり」に、ローラン・プティが振付けた作品。舞台セットは現代的な感じで、モダンで素敵だった。
最初、フェリが茶色のカツラをかぶって、地味なドレスで出てくるので、なんか似合わないし、ちょっとがっかりと思ったが、それは演出で、夫を取り戻すために変装するシーンでカツラをとり、美しく変身するための前ふりだった。でも、変身した後、黒いビスチェを着るのだけど、それは確かに美しくは変身しているけど、周りのみんなは長いドレスを着ているのに、一人だけビスチェってなんか変、、、なんて思ったりして。
最初の家族での食事のシーンで、みんなで手をぐるぐるまわして、食事をかきこんでいる演技は面白かった。ウルリック役はルイジ・ボニーノさんはとっても面白かった。何気ない演技がなんか笑いを呼ぶ。次に小嶋さんのウルリックを見ると違いが歴然。顔は白塗りで、かなり極端な役つくりをしてて、それなりに面白かったけど、さりげない演技での笑いのポイントが見えないもの。
ベラはどっちもなかなかよかった。フェリは最初は本当にお母さん風で、変身したあとはとっても綺麗で魅力的だったし、真忠さんは、若いだけに、変身したあともとっても清潔な感じで、かわいかった。
一方ヨハンは、ちょっといまいちかなあ。マッシモ・ムッルはかっこいいけど、もうひとつ魅力が、、、しかし、ヨハンは、妻に飽きて夜遊びするようなやつなので、どうも感じが悪くなってしかたないのかしら。森田さんは、お父さん風の感じはいいのだけど、あまりにもまじめそうで、とても夜遊びしそうには見えないなあ。
ヨハンが警察に捕まったところで、歌が入る(ダンサーは口ぱくで、袖でオペラ歌手が歌う)のだけど、なんか良かった。オペレッタは見たこと無かったけど、音楽も素敵だったので、今度オペレッタで見たいなあ。
2002/9/27(金) 18:30開演 東京文化会館
オーロラ:アナニアシヴィリ、デジレ王子:ウヴァーロフ、リラの精:マリーヤ・アラシュ
久しぶりに眠りをみるとやっぱりいいですねえ。
ニーナのオーロラはやっぱり明るくて、ゴージャス。そして、ローズ・アダージョでは最期の王子の手はとらず、よゆうのバランス。ウヴァーロフも素敵な王子様、長身なのにジャンプが軽くて、そして品がある。しかし、黄色のタイツとピンクのマントはちょっと不評かな、、、。この日のリラの精はとても素敵でした。また、その他の出演もみんな見ごたえがあって、舞台もきれいで大満足。
2002/9/18(水) 18:30開演 東京文化会館
ハンナ:フェリ、ダニロ:コレーラ、ヴァランシエンヌ:ヘレーラ、カミーユ:ゴメス、
指揮:ラマーシュ、演奏:東京フィルハーモニー管弦楽団
オペレッタで有名な「メリー・ウィドウ」のバレエ化。
1日目のフェリのハンナは、何気ないしぐさで気持ちが伝わるところがあって、さすが、、、と思った。でも、お金持ちの未亡人っていうゴージャス感はアナニアシヴィリの方があったかも。
しかし、1日でまずいのは、その他のキャスト。コレーラのダニロは、「え、これがコレーラ」ってくらい中年に化けてはいたけど、全然かっこよくない。若すぎるので、素ででてくるわけにもいかず、作りすぎるとコレーラらしさが消えてしまい、やっぱりこの役は無理があるのでは、、、そんなもんで、フェリは素敵だったけど、ダニロがかっこよくないので、いまいち舞台が輝かないのよねえ。
若いカップルも、ゴメスもヘレーラも悪くはないのだけど、今一歩というか、私の好みでないというか。
2日目は、カレーニョはさすが、十分大人なので、そのままでてきても無理がない。タキシードが似合って、ゴージャスなアナニアシヴィリと並んでもちゃんと絵になる。
しかし、一番の期待は若いカップル役のドヴォロヴェンコとベロツェルツキー。期待通りの美しさ。役ともあってて素敵だった〜。
2002/9/15(日) 15:00開演 NHKホール
また、やってしまった、、、。ABTの他の公演はすべて東京文化会館だったので、てっきり、今日も東京文化会館だと思ってでかけたら、誰もいなかった、、、、あわてて渋谷まで移動。30分遅刻してしまった。
ということで、これは全然見ていない。が、噂によるとこれがすごくよかったらしい、、、しくしく。
ヘレーラがでてました。綺麗でした。
こちらはドヴォロヴェンコ。これも綺麗でした。
フェリと、コレーラ。コレーラがこんなふうに踊るとは思わなかった。これもよかったです。
アナニアシヴィリ。ゴージャスでした。舞台セットもちゃんとあって、3幕まるまるやったので、かなり満足度高い。
2002/9/12(木) 18:30開演 新文化会館
:ジュリー・ケント、:スティーフィル、アリ:アンヘル・コレーラ
指揮:???、演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
このABTの海賊は、NHK衛星で放送した時にみたことがありますが、キーロフよりかなりコメディタッチの演出になっています。あまり好きではないなあと思っていたのだけど、生でみると意外やこれが見ごたえがあって、面白かった。感動とかとは違いますが、とにかく、技ものが盛りだくさんで、観客の見たいつぼを心得て見せているという感じ。さすがアメリカン・エンターテイメントってところでしょうか。
配役はテレビ(ビデオで発売されている)とほぼ同じキャスト。ただ、今回マラーホフがいないので、奴隷商人はカレーニョでした。
一番盛り上がったのは、コレーラのアリ。出番は少ないですが、2幕のパドトロワで、場内騒然としてました。ビデオでも、会場から、バレエらしからぬ「キャー」って歓声が上がってましたが、その気持ちわかってしまう。すごい高速回転、さらに回転しながらひざを腰を落としていく技をみせてました。これですっかりみんなも興奮して、その勢いで最期まで盛り上がりました。
2002/8/10(土) 14:30開演 新国立劇場 中劇場
金平糖の精:吉田都、王子:佐々木陽平、クララ:???
指揮:田中良和、演奏:東京ニューシティハーモニック管弦楽団
前から評判の高かったスタダンの胡桃。特徴は、ロイヤル等が採用しているピーター・ライト版で、ドラマ性が高いこと。噂どおり、なかなか見ごたえがありました。
あと、あまり本筋とは関係ないけど、結構舞台の印象を決めると思うネズミがとってもリアルで、とってもさまになっているのには妙に関心しました。さすが、被り物が得意といわれるイギリス版の演出だわ〜。この辺りの細かいこだわりが、子供だましでない高級感をかもし出しているのかも。
美術もシックな英国風でなかなか素敵でした。ピンク・ピンクのキーロフ版とは対照的だけど、甘〜いロマンチック路線のキーロフとは違って、重厚な雰囲気でちょっとリアルな感じのあるこの版、評判どおりなかなk見ごたえがありました。
クララは高校生が踊ったらしいけど、とっても上手でプロといっしょに踊っても違和感ないですね。ロイヤルの群舞とかでした見たことなかった佐々木陽平さん。近くでみたら、結構ハンサムで素敵でした。
目玉は、やはり金平糖の吉田都さん、見事でした。舞台後方から、くるくる回って、斜め前にでてくるところとか、実に美しい〜。印象に残りました。
2002/8/4(日) 15:30開演 中野サンプラザ
いろんな演目がありました。えーっと、バーみたいなところに2組のカップルと変な女の人が出てくるのと、瀕死の白鳥で何匹も白鳥がでてきて、羽を散らしていくのとか、最期はドンキ。なかなか面白かったです。レベルも高いですね〜。
しかし、バレエは全然みないらしいお客さんがほとんどだったので、ちょっと意外でした。(というか、そういうものかもしれないけど)
第2日 2002/8/3(土) 15:00開演 新国立劇場
定評のある2人のドンキ。良かったです。とくにマトヴィエンコ。なんか今回の気合が入っている!?
コジョカルとコレーラのロミオとジュリエットはよかったですねえ。二人とも若さいっぱいで本当に幼い恋って雰囲気が出てる。そしてコジョカルがかわいい!思わずキスしたくなるよな〜って感じ。それに、ガラなので、他の人はいかにも抜粋って感じなので、この2人の場合は、全幕の一部をみているような雰囲気がでているのがいい。
第1日 2002/8/2(金) 18:30開演 新国立劇場
目を引いたのは、マトヴィエンコのジャンプ。開脚でジャンプし、ぐっとさらに足を引き上げるのに、会場がどよどよ。初めて見た。
コジョカルとコレーラはドン・キホーテ。衣装は以前のロイヤル版の総レースのチュチュ。そういえば、去年この二人の全幕のドンキをロンドンで見たっけなあ。あれはよかった。しかし、本日はあのときほどの超高速回転は無かったですね。まあ、それなりには盛り上がりましたが。それより、他の日にも感じたけど、この2人はガラでも、ちゃんと全幕の一部のような雰囲気をかもし出すとこがいいですね。さすが、ロイヤルじこみ(というのはコジョカルだけですが)。
ナチョ・ドゥアト振付のモダン。よかったです。女性ダンサーが日本人なのに踊りなれているなと思ったら、2人ともスペイン国立ダンス・カンパニーの人らしい。
2002/7/17(水) 19:00開演 ロイヤル・オペラ・ハウス(London)
オネーギン:コボー、タチアナ:コジョカル、レンスキー:プトロフ、オルガ:???
またまたバレエのためにやってきました。ロンドン、ロイヤル・オペラ・ハウス。
オネーギンは、チャイコフスキーのオペラをクランコがバレエ化したもの。原作はプーシキン。割りと近代のバレエなので、舞台美術とかは現代ものにありがちのシンプルなものかなーと思ったら、クラシックに近い感じの演出で、舞台はとっても綺麗でした。
最初は、コボー、コジョカルのコンビ。この日一番よかったのは、コジョカルの体のラインの美しさ。とくに2幕の夢でオネーギンと踊るシーンの彼女の体が描くラインはなんて美しいのだろう。ただ、タチアナにはちょっとコジョカルは若すぎるかしら、、、1幕は一応思慮深さとか出してはいるけど、見た目で妹のオルガと全然変わらないし。3幕なんて、あんまり人妻って感じじゃないよねえ。幼妻って感じ、、、
コボーは、本当に、イヤーなオネーギンを演じていた。しかし、あまりにもいやーなやつ過ぎて、なぜこんな男を好きになるのかが理解できなくなってしまった。やっぱ、いやなやつでも魅力的でないと、、、
次の日は、クランコのお膝元、シュツットガルド・バレエ団からのゲストであるテューズリーとランドヴェ。見てみると、断然、このペアのほうがよかった。
まず、ランドヴェが非常に思慮深い姉をうまく演じていて、それが恋に落ちていく様子をうまく描いていた。そして、テューズリーがまた、見た目はかっこよく、都会からきた大人の男性の雰囲気を出していて、ただ、ちょっと自分勝手で短絡的なやつという感じがでていて、タチアナが好きになってしまうのも自然な感じで、なんか説得力があった。
しかし、どちらの日も、最期にオネーギンに迫られて、苦悩しながらオネーギンと踊るタチアナが、急にオネーギンに立ち去るようにいうところがやや唐突な感じもしたが、そういうものなのかしら、、、
ストーリー展開があるので、3幕があっというまだった。見ごたえのあるバレエだったわ〜。いっしょに行った友達も気に入ってくれたようです。しかし、無念なのは、アダムクーパーのオネーギンが見れなかったこと。アダムクーパーが演じたら、どんなにか悪の魅力にあふれたオネーギンだろうなあ、、、と思うのだった。
2002/7/13(土) 13:00開演 文京シビックホール
他の人のお友達公演と比較すると、出場者の顔ぶれがかなり豪華だなあと思うマラーホフの贈り物。
まずまず。
コミカルなバレエ。そんなにおかしくない。
うーん、期待したほどではなかった。マラーホフも年をとったってことかしら。
うーん、今一歩。
綺麗でした。
今日は、この男性調子悪すぎ?
覚えていない、、
覚えていない、、
コミカルなバレエ。ケントが黒ぶちの眼鏡かけて、バックを大事に抱えながら踊るのがおかしい。、
2002/6/22(土) 18:15開演 東京文化会館
指揮:イゴール・シャブリュック、管弦楽:モスクワ・シティ・バレエ管弦楽団
幕が上がったとき、舞台が意外や綺麗で、歓声が上がってました。おまけと思ってたけど、結構見ごたえがありました。
ここの白鳥の湖は、演出が結構斬新で、一番すごいのは、黒鳥の登場の部分。最初、白黒半分のチュチュを着て、王子を誘惑するのです。右半分が白、左半分が黒のチュチュを着て回転をすると、白が正面になっていると白鳥を思わせ、黒の半分で誘惑して、王子はいちころって感じでした。
花嫁候補もチュチュを着て、各国の代表として一人ずつ踊るのもなかなか面白かった。
2002/6/11(火) 18:30開演 オーチャードホール
ジュリエット:デュランテ、ロメオ:熊川哲也、
マキューシオ:フランソワ・プティ、ティボルト:ミカイェルヤン
指揮:???、演奏:東京ニューシティ管弦楽団
ここの芸術監督であるxxxが振付た版。2幕構成。舞台がちょっと寂しかったけど、そんなに悪くは無かったです。
舞踏会で出会ったジュリエットとロミオの踊るシーンは、結構ラブラブでしたね。熊川とデュランテだと思うせいかもしれないけど。バルコニーシーンはやはり、マクミランの印象が強すぎて、今一歩のれませんでしたが。
プログラムを見ると、やたらマキューシオ役の人をほめているんだけど、そんなによかったかなあ、、、、滑稽さとシニカルさ、あまり感じられなかったけど。
2002/6/26(水) 18:30開演 新国立劇場
ジゼル:コホウトコヴァ、アルベルト:マトヴィエンコ、
ミルタ:西川貴子?、ハンス:イリイン?
2年前の世界バレエフェスで高い評価があったコホウトヴァのジゼル。期待度は高かったけど、なんかあまり病弱、薄幸な感じがせず、アルベルトともの仲もあまり愛し合っているような感じがせず、今一歩盛り上がりにかけたなあ。綺麗でまとまってはいたけど。
2002/6/8(土) 19:30開演 世田谷パブリックシアター
主演:白河直子、振付:大島早紀子
初めて見るH・アール・カオス。最初に半裸の白河さんのソロで始まりましたが、あまりにやせているので、なんか痛々しいくらいでした。綺麗でしたが、ずーっとおんなじ調子なので、途中ややだれました。
2002/5/3(金) 15:00開演 オーチャードホール
シンデレラ:森下洋子、王子:清水哲太郎、時の女王:佐藤明美、
指揮:河合尚市、演奏:東京ニューフィルハーモニック管弦楽団
さすが松山、舞台は豪華でした。1幕は、真ん中に暖炉のようなものがあって、それを中心にしたシンデレラの家もなかなか素敵。ここの版は、意地悪姉さんは男性が女装しますが、あまりアシュトン版ほど滑稽ではなく、結構まじめな女形でちゃんとしたダンスをします。
清水哲太郎の振付は結構忙しい振付ですね、、、舞台美術同様、盛りだくさんな感じ。
2002/4/11(木) 18:30開演 東京文化会館
マーティン・ヴェデル(フレディ役)、ジル・ロマン、エリザベット・ロス、小林十一、他
ほほほ、結構気に入ってしまいました。まあ、盛り上がるようにお約束の演出なんで、ちょっとこれに乗ってしまうのも悔しいのだけど、こういうエンターテイメントなバレエが少ないだけに、貴重な体験だったので。
一番気に入ったのは、エリザベット・ロスのとってもかっこいい”I was born to love you"。かっこよかったあ。あと、ラジオ・ガ・ガも最期のほうで一人が前にでて踊るところがセクシーで気に入りました。この後しばらくは家ではこのビデオ、通勤CDはQueenの生活でした。
ネットではジュリアン・ファブローのフレディが話題になっていたので、ついびわ湖まで見に行ってしまったが、彼は外見も含めて完璧な陽性なので、うーん、私の好みではなかった。びわ湖の”I was born to love you"は、ビデオ版にもでているオリジナル・キャストの女性らしい。ビデオ版もよかったけど、今回はあのかっこいいエリベット・ロスが気に入ってしまった。
びわ湖は熱烈なQueenファンらしき人がいて、ラジオ・ガ・ガでは手拍子も出てて、結構盛り上がってました。でも、びわ湖にはジル・ロマンが出なかったので、なんかやっぱり全体がしまらない感じがして、ジル・ロマンの存在の大きさを改めて感じるのだった。
2002/4/7(日) 13:30開演 東京文化会館
ダンスは忘れましたが、かっこいい男性ダンサーがぞくぞくとでてきて、そして男同士で踊るんだわ〜。いやー、目の保養。これぞベジャールのちょっとあぶない世界。
かっこよかったです、エリザベット・ロス。ジル・ロマンとタイマン張ってました。
太陽王と言われたルイ14世の子供時代と、子供の頃から天才と言われたモーツァルトをからめた舞台。子役の子供がでてきます。ジルロマンが子供相手にはとってもやさしそうなのが印象的(普段こわそうな感じがあるので)。ベジャールらしいわかりやすい綺麗な舞台つくりでした。まあまあ面白かったです。
2002/4/13(土) 17:00開演 オーチャードホール
ディノ:ベンリントン、ラナ(ディノの妻m):カーティン、リタ(ラナの妹):マーフィット、
アンジェロ(リタの恋人):ウォードロップ、ルカ(流れ者):ヴィンセント
指揮:ブレット・モーリス、演奏:東京フィルハーモニー室内合奏団
会場にはいると、幕は上がっていて、いつのまにやら舞台が始まります。音楽はオペラのカルメン。ストーリーはカルメンをもじってますが、主役は流れ者のルカをめぐる三角関係になっています。
舞台は60年代のアメリカの田舎。自動車修理工場に、流れ者ルカがやってきて、主人の奥さんラナと不倫の関係になります。また、まじめで弱虫のアンジェロに、けんかの仕方などを教えてかわいがりながら、やがてタダならぬ仲になります。やがて、不倫がばれてしまい、ルカは主人ディノを殺してしまう。しかし、とっさのラナの策略で、アンジェロに罪をなすりつけ、ルカkとラナは残った財産を手に入れます。無実の罪で刑務所にいれられたアンジェロは、刑務所でいたぶられ、すっかり人間不信に。出所してきて、ルカを殺し、復讐します。
あんまりバレエって感jじではないし、ダンスはちょっと物足りなかったけど、かっこよかったです。最期まで飽きさせずにみせるのはさすが。
女性ダンサーは別に太っているわけではないのですが、バレエを見慣れた目には、とっても肉感的に見えました。
2002/3/31(日) 15:00開演 東京文化会館
前にテレビでみたのと少し振付が変わっている部分がありました。よかったです。
ちょっとコミカルなバレエ。
綺麗でした。
熊川哲也の振付。振付はちょっと駄目でしたねえ、、、、、、、
バリシニコフのビデオの感じだと、「絶望」って感じですが、熊川の場合、まだまだ「野望」でギラギラって感じで、野望が強すぎて身を滅ぼしていくような感じでした。とってもよかったです。
2002/3/20(水) 18:30開演 新国立劇場
きれいでした。
キャロライン:マッケロー、キャロラインの恋人:ベロツェルコフスキー、婚約者:イリイン、婚約者の過去の恋人:湯川麻美子
ベロツェルコフスキー、かっこよかった。
ドゥエンテというのは、スペインのあたりで伝わる座敷わらしみたいな、子供の妖怪みたいなものだそうです。森の神秘をテーマにしたもの。
これは面白かった。独特の動きがなかなか美しかった。
2002/3/3(日) 14:00開演 ゆうぽうと
指揮:田中良和、演奏:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
1「エリート・シンコペーション」よりサンフラワー・スロー・ドラッグ、エリート・シンコペーションズ
2「マノン」第2章よりレスコーのソロ
3、7「日の終わり」より
4「四季」より”夏”パ・ド・ドゥ
5「エリート・シンコペーション」よりホットハウス・ラグ、ストップタイム・ラグ
6「七つの大罪」よりストリッパー、欲望 パ・ド・ドゥ8「エリート・シンコペーション」よりベティーナ・コンサート・ワルツ、キャタラクト・ラグ
ノンストップで、次々にいろんなバレエのシーンをつないでいく演出でした。
エリート・シンコペーションは楽しかった。レスコーのソロは、アダム・クーパー。どうせならもっと違うシーンが見たかった。”夏”のパドドゥを踊った宮内さんは素敵だったけど、相手の男性ダンサーが今一歩で残念。あとで聞いた話によると、急なパートナー交代があったそうです。
しかし、、、一番びっくりしたのは、サラ・ウィドー。最初出てきたとき、着ている衣装のせいもあって、妊娠しているのかと思った。ストリッパーの役はやたら肉感的だし。ロイヤルを退団して、フリーになって半年くらいだと思うが、油断するとこうなっちゃうのねえ、、、自己管理ってたいへん。
1「ソリテイル」より
2「コンチェルト」より2楽章
3「イサドラ」より
4「ソリテイル」よりパ・ド・ドゥ
5「三人姉妹」よりチェプトゥキン医師 ソロ、クリギン ソロ、パ・ド・ドゥ
6「ソリテイル」より”ラメント”
7「レクイエム」
8「ソリテイル」より”フィナーレ”
コンチェルトを踊った李波と、青木杏奈がすごくよかった。3人姉妹を踊ったアダム・クーパーとサラ・ウィドウはなかなかよかった。サラも、この衣装だとあまり太った感じがしないので、気にならなかった。
2002/2/11(月) 13:30開演 東京文化会館
キャタリーナ:ランドヴェ、ペトルーチオ:マキシミリアーノ・グエラ
指揮:ジェームズ・タグル、演奏:東京ニューシティ管弦楽団
笑えました。3人の求婚者の、特に、歌う人が特におかしい。歌うふりにあわせて、ピッコロが実にうまく鳴っていた。
じゃじゃ馬のキャタリーナが、おなかが空いて、食べ物を前に、従順な妻になるっていうのは、あまりにも安直すぎない?って気もするけど、まあ、面白かったです。
2002/2/6(水) 18:30開演 東京文化会館
ジュリエット:ランドヴェ、ロメオ:マラーホフ
指揮:???、演奏:東京ニューシティ管弦楽団
クランコ版のロミジュリ、素敵でした〜。ロミジュリといえば、マクミラン版!という思い込みがあるので、クランコ版にはそんなに期待はしてなかったのですが、実に素敵でした。
まず、舞台が美しい。マクミラン版より、ロマンチックな作りになってます。特に印象的なのが、バルコニーのシーン。バルコニーというより、中央に橋(回廊)が架かっていて、ここから降りて踊るのですが、舞台には大きな満月がでていて、回廊を照らす柔らかい月の光がとってもロマンチック。この回廊が、1幕から通して効果的に使われていました。最後の墓場のシーンでは、橋の上から、地下の墓場へ埋葬するようになってました。
クランコ版はマクミラン版の元になっているだけあって、振付は兄弟のように似てます。マクミラン版を見慣れてしまっていると、やはりマクミランのほうが濃厚で、やや物足り部分もあるかな。特に、最期の墓場は、マクミランのように死体と踊らないため、あまり踊らないで終わってしまいます。
マクミラン版では、市場で結婚パレードの設定になっているところでは、カーニバルの設定になってました。パンフかなんかによると、そもそもこの祭事性がクランコのロミオとジュリエットの本質だとか、、、ほんとかいな。
3年前のABT来日のマクミラン版ロミジュリで、マラーホフのロミオを見ましたが、その時より、今日の方が生き生きしてたような感じがします。若々しい演技でよかったです。
とっても良かったので、もう一回、第2キャストのスージン・カンとテューズリーで見たかったけど、日程が合わず見れませんでした。残念。
2002/2/24(日) 15:00開演 オーチャードホール
妖精:コピエテルス、父:ローラント、シンデレラ:シェフェール、王子:モルロッティ
うう、また場所を間違えてしまい、1幕の前半は見られませんでした。なんとか四季の場面には間に合いました。
このシンデレラは、超モダン。衣装は宇宙人みたいな感じですが、そこそこ綺麗なので、一応みれました。ここでは、妖精とシンデレラの父が実質的な主役になってます。妖精はシンデレラの母という設定で、父は死んだ妻を思い出して妖精と踊ったりします。この父役の人がなかなかかっこよかったです。
王子はなんとスキンヘッド。そういう設定なのか、たまたまそういう人がこの役をやったのかしら。
2002/2/5(火) 18:30開演 新国立劇場
オデット/オディール:酒井はな、ジークフリート王子:山本隆之
指揮:???、演奏:東京交響楽団
きれいでなかなかよかったですが、この王子役の山本さんという人は、写真でみると結構ハンサムっぽいので期待したのだけど、王子は似合いませんでしたねえ、、、なんか安っぽくなってしまうというか、ただのおニイちゃんって感じで。
今回の新国立の白鳥では、ゲストでザハロワが踊ってますが、これがすごかったようです。白鳥の2幕のアダージョでスタンディングオページョンがあったとか、、、見たかった。
2002/1/20(日) 14:30開演 オーチャードホール
ニキヤ:イリーナ・ペレン、ソロル:ファルフ・ルジマトフ、ガムザッティ:オクサーナ・シェスタコワ
大僧正:イーゴリ・ソロビヨフ、偶像(金の仏像):ロマン・ミハリョフ
指揮:アンドレイ・アニハーノフ、演奏:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
ペレンは綺麗でよかったです。そんなに感動というのはないですが、まずまず。