白龍亭・系圖と人物名リストの凡例

目次 >> 系図 >> 凡例(1996年 6月~/2021年 9月再開)

± 兩者共通。
系圖のみ。
人名リストのみ。


【記載と省略の基準】

± 里見義實や八犬士と同時代に生きる人物の名は全て記載。犬、馬などの名も記載。過去の人物名に關しては、話に直接關係する故事に登場する者の名、及び先祖の名は記載。〔例:巨勢金岡、足利尊氏など〕
± 蘊蓄としての故事に登場する人名、御世を表現する爲だけに登場する天皇名は省略。〔例:普の豫讓、楚の狂接輿、後花園天皇など〕
名前を持たない登場人物も記載。また同一人物の名前の変遷も全て記載。/但し馬琴の記憶違ひによる漢字の微妙な違いまではフォローしない。
名を持たない者は原則として記載しない。
第七輯第七十二囘に記述された源義光からの武田家の系圖中に登場する人物名は、話に直接關係する現國主武田信昌のみ記載、他は省略。
囘外剩筆に記述された上總二十六城の城主の名は省略。〔例:土岐弾正少弼頼春など〕
物語途中で氏名が多少變化する者は、代表的な名前のみ記載。〔例:姨雪世四郎→姨雪與四郎→姨雪代四郎與保、姨雪代四郎與保のみ記載〕
馬琴の記憶違ひで途中で名が變化した者は( )で記載。〔例:新織帆太夫敦光→新織帆太夫素行、新織帆太夫敦光(素行)と記す〕/但し、全く異なる名前に變化してしまった者は別々に記載。〔例:白前→吾妻前〕/但し、變化した者の中、次の例のみは變化後の名のみ記載。〔例:龜石屋次團太→石龜屋次團太、初出の囘のみ龜石屋で、以後全て石龜屋〕
本名以外に號、法名、通稱、僞名等がある場合は重要人物のみ別々に記載。殆ど活躍しない人物の場合、通稱は[ ]で追記。〔例:卒八[馬面男]など〕/但し、戒名は省略。〔例:廰月院殿大憧勝公居士(里見義成)など〕


【文字表記】

± 岩波文庫舊版により、原則として舊字で記す。JIS第一第二水準にない文字は〓で記す。〔( )内で〓に入る文字の形を解説〕

* 岩波文庫舊版(旧版・左)と新版(右)の表紙。

± 異體字は、岩波文庫舊版による。〔例:嵒(岩の異體字)因みに岩波文庫新版では、全て岩と記してゐる〕
± 舊字體がJIS第一第二水準にない文字で、新字體が舊字體に似てゐる場合のみ現實的処置として新字で記す。〔例:清、平、麻、神、頼など〕/但し「弥」は、原作で「彌」と記されたものは「彌」と記し、「弥」に形の近い異體字の場合のみ「弥」と記す。〔例:彌々山蟇六、荒磯南弥六〕/また「余」の正字は「餘」だが、原作でこの簡略體を使用してゐる場合は、そのまま「余」と記す。〔例:神餘長狹介光弘、祿齋屋余市〕
± 岩波文庫では假名遣いは原作に忠實。本表も其に從ふ。〔例:「入道」の假名は、正しくは「にふどう」だが、八犬傳では全て「にうどう」になってゐる。故に、全て「にうどう」と記す〕

* 当初、この資料は文字コード Shift-JIS だったので、JIS第一水準及び第二水準の漢字しか表示できなかった。そういう時代に作った資料だからだ。だが、時が流れ、Unicodeでほとんどの漢字を網羅して表示できるようになった。そのため、文字コードを UTF-8 に変更。一例を除いて、全ての漢字を表示できるようになった。


【系圖表記】

─────は實子、‐‐‐‐‐は養子。─/─は間の世代を省略。
:は主從。但し、表示しなくても分かる場合は省略。
┃は夫婦、またはそれに準ずる關係。〔正妻、妾、未婚で子を作った關係、許嫁、密通などを含む。正妻以外は關係を明記〕
→ は改名。


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