白龍亭・八犬傳系圖(二)‐八犬士

目次 >> 系図 >> 八犬士(1996年 6月~/2021年 9月再開/2023年 6月追記)

06 八犬士1‐犬川莊助・犬塚信乃

【犬川莊助義任】

  ┌──□──蜑崎十郎輝武(あまさきじうらうてるたけ)〔東條の郷士・後に里見の臣〕
 ─┤
  └──□───○〔夫の諫死後莊之助を連れて安房國へ赴く途中武藏國大塚にて死す〕
         ┃
         ┠─────────────────────────────────────┐
         ┃                                     │
        犬川衞二則任(いぬかはゑじのりたう)〔堀越公方の忠臣・伊豆北條の莊官・諫死〕 │
                                               │
     足利右兵衞督政知(あしかがうひゃうゑのかみまさとも)〔堀越公方〕          │
                                               │
                                               │
  ┌────────────────────────────────────────────┘
  │
  │
  └──莊之助(さうのすけ)
     → 額藏(がくざう)〔大塚蟇六の下僕〕
     → 犬川莊助(莊介)義任(いぬかはさうすけよしたう)〔對管領戰で行徳口防禦使〕
     → 犬川長狹莊介金碗義任(いぬかはながさのしょうすけかなまりのよしたう)〔小長狹(こながさ)城主〕
            ┃
            ┠────*二世三世犬士參照
            ┃
       城之戸姫(きのとひめ)〔里見義成娘〕


【犬塚信乃戍孝】

           彌々山蟇六(やややまひきろく)〔ならず者〕
           → 大塚蟇六〔結城合戰後、番作の留守中に龜篠に入婿して大塚の村長〕
            ┃
   ○〔先妻〕    ┠‐‐‐(養子)‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐┐
   ┃        ┃                                            │
   ┠───────龜篠(かめささ)                                      │
   ┃                                                     │
  大塚匠作三戍(おほつかせうさくみつもり)〔足利持氏の臣〕                           │
  [法號訓山榮后遺璧禪定門](はうごうくんさんゑいこうゐへきぜんじゃうもん)                  │
   ┃                                                     │
   ┠────大塚番作一戍(おほつかばんさくかずもり)〔足利春王の近習〕                    │
   ┃    → 犬塚番作一戍(いぬづか)                                   │
   ┃    [法號知命達徳速逝禪定門](はうごうちめいたつとくそくせいぜんじゃうもん)            │
   ┃        ┃                                            │
   ○〔後妻〕    ┃  ┌──□(襁褓(むつき=産着)の中になくなる)                   │
            ┠──┤                                         │
            ┃  ├──□(襁褓の中になくなる)                           │
            ┃  │                                         │
            ┃  ├──□(襁褓の中になくなる)                           │
            ┃  │                                         │
            ┃  └───────────────────────────────────────┐ │
            ┃                                          │ │
        ┌──手束(たつか)                                     │ │
        │  [法號節操如竹似松禪定尼](はうごうせっさうにょちくじせうぜんじゃうに)        │ │
        │                                              │ │
        └────────────────────────────────────────────┐ │ │
                                                     │ │ │
  井丹三藤原直秀(ゐのたんざうふじはらなほひで)〔持氏恩顧の武將・信濃國御坂の人氏(じうにん)〕────┘ │ │
  [法號當覺自証以眞居士](はうごうたうかくじしょういしんこじ)                      │ │
                                                       │ │
           蚊牛(ぶんぎう)〔信濃國拈華庵の庵主・手束を襲はんとして番作に斬られる〕        │ │
                                                       │ │
           傳眞(でんしん)〔井直秀の菩提寺信濃國拈華庵の庵主・井直秀の墓を建てた〕        │ │
                                                       │ │
           息部是非六(むすぶぜひろく)〔井直秀の老僕〕──┐                   │ │
                                   │                   │ │
           ┌───────────────────────┘                   │ │
           │                                           │ │
           └──息部局平(むすぶつぼへい)〔信濃國小篠村莊客〕                  │ │
                                                       │ │
           宇賀地野見六(うがちのみろく)〔石匠・美濃金蓮寺の墓石を彫る〕             │ │
                                                       │ │
                                                       │ │
  ┌────────────────────────────────────────────────────┘ │
  │ ┌‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐┘
  │ │
  │ │
  │ └‐‐‐‐‐‐濱路(はまぢ)〔實は犬山道策の娘〕
  │         ┃
  │         ┃許嫁
  └──信乃(しの) ┃
     → 犬塚信乃戍孝(いぬづかしのもりたか)〔對管領戰で國府臺防禦使〕
     → 犬塚信濃介金碗戍孝(いぬづかしなののすけかなまりのもりたか)〔東條(とうでう)城主〕
            ┃
            ┠────*二世三世犬士參照
            ┃
       濱路姫(はまぢひめ)〔里見義成娘〕


【大塚の住人】

      ○〔先妻〕
      ┃
      ┠────玄吉(げんきち)〔=犬飼現八〕
      ┃
     糠助(ぬかすけ)〔元安房國洲崎の漁師・大塚村の里人・犬飼現八の實父〕
      ┃
      ○
      ┃
     籾七(もみしち)〔先夫・大塚の百姓〕

       與四郎(四白)(よしらう・よつしろ)〔番作の飼犬・信乃の馬代わり〕

       紀二郎(きじらう)〔龜篠の飼猫〕

     夢助(ゆめすけ)〔大塚村の里人〕

     鎌平(かまへい)〔大塚村の里人〕


     背介(せすけ)〔大塚家の純朴な老下男〕


     土田の土太郎(どたのどたらう)〔船頭・豐嶋の三太郎=彌々山蟇六の惡黨仲間〕

     相肩の加太郎(あひかたのかたらう)〔駕籠かき・豐嶋の三太郎〕

     板の井太郎(いたのゐたらう)〔駕籠かき・豐嶋の三太郎〕


     網乾左母二郎(あぼしさもじらう)〔元扇谷定正の近習・糠助死後その家に住む・濱路に横戀慕して信乃の村雨丸を奪った〕



07 八犬士2‐犬山道節

【豐島練馬の一族】

      ┌──豐嶋勘解由左衞門(刑部左衞門)信盛(としまかげゆざゑもん(ぎゃうぶざゑもん)のぶもり)
  ┌─/─┤
 ─┤   └──練馬平左衞門倍盛(ねりまへいざゑもんますもり)
  │
  ├─/────圓塚(まるつか)〔豐嶋の一族〕
  │
  └─/────平塚(ひらつか)〔豐嶋の一族〕

  *豊嶋の一族は自立の志を持つ長尾景春に味方して、管領方の巨田備中介持資、植杉刑部少輔、千葉介自胤に討たれる。


【犬山道節忠與】

    今坂錠庵(いまさかじゃうあん)〔醫者〕
     ┃
     ┃密通
     ┃
    黒白(あやめ)〔妾〕
     ┃
     ┠────正月(むつき)
     ┃    → 濱路(はまぢ)〔生涯不通の約束で大塚村長家へ養子〕
     ┃
  犬山監物貞與入道道策(いぬやまけんもつさだともにうどうどうさく)〔豐嶋の一族・練馬倍盛の家老〕
     ┃
     ┠──────────────────────┐
     ┃                      │
    阿是非(おぜひ)〔正妻・今坂錠庵に殺される〕  │
                            │
                            │
  ┌─────────────────────────┘
  │
  └──道松(みちまつ)〔母とともに殺されるが土中に蘇生〕
     → 犬山道松忠與(いぬやまみちまつただとも)
     → 犬山道節忠與(いぬやまどうせつただとも)〔父道策死後道節と改名。對管領戰で洲崎水戰防禦使〕
     僞名=寂莫道人肩柳(じゃくまくどうじんけんりう)〔火定の行者・實は火遁の術〕
     僞名=大出太郎(おほいでたらう)〔上野國白井に在る仇扇谷定正に近づく爲に名乘った僞名〕
     → 犬山道節帶刀先生金碗忠與(いぬやまどうせつたてはきせんじょうかなまりのただとも)〔朝夷(あさひな)城主〕 
            ┃
            ┠────*二世三世犬士參照
            ┃
       竹野姫(たけのひめ)〔里見義成娘〕


【世四郎と音音】

     姨雪世四郎(おばゆきよしらう)〔犬山道策の若侍・音音と過ちがあり犬山家を去る〕
     → 矠平(やすへい)〔神宮(かには)河原の漁師〕
     → 綽名=花咲の翁(はなさきのおきな)〔里見義實が富山で出會った時に名付けた〕
     → 姨雪與四郎〔犬江親兵衞と共に里見家に出仕して改名〕
     → 姨雪代四郎與保(ともやす)〔結城法要にて道節に名付けられる・對管領戰後、兵頭〕
            ┃
            ┃
            ┃*未婚で子を作るも、後に十條兄弟の靈により和解して結婚
            ┠─────────────────────────────────────────┐
            ┃                                         │
  ┌──音音(おとね)〔犬山道節の乳母・上野國荒芽山麓の道節の隠家の主・後に伏姫神女により富山山中へ〕  │
  │  → 綽名=花咲の媼(はなさきのうば)〔里見義實が富山で出會った時に名付けた〕           │
  │  → 僞名=樋引(ひびき)〔對管領戰の時、千代丸豐俊の家族と僞り定正を騙す〕            │
  │                                                   │
  └──────────────────────┐                            │
                         │                            │
  十條佐吾(じうでふさご)〔練馬の足輕〕────┘                            │
                                                      │
  禿木市郎(かぶろきいちらう)〔豐嶋の足輕〕──┐                            │
                         │                            │
  ┌──────────────────────┘                            │
  │ ┌─────────────────────────────────────────────────┘
  │ │
  │ │
  │ │  ┌─────十條力二郎(じうでふりきじらう)〔犬山道松の間侍(とぎ)・戸田河原に死す〕
  │ │  │       ┃
  │ │  │       ┠────十條力二郎〔二世・里見次麿の陪堂(とぎ)〕
  │ └──┤       ┃
  │    │  ┌──曳手(ひくて)〔音音とともに荒芽山から富山へ〕
  │    │  │  僞名=臥間(ふすま)〔千代丸豐俊の家族と僞り扇谷定正を騙す〕
  └────│──┤
       │  │
       └─────十條尺八郎(じうでふしゃくはちらう)〔犬山道松の間侍・戸田河原に死す〕
          │    ┃
          │    ┠────十條尺八郎〔二世・里見次麿の陪堂〕
          │    ┃
          └──単節(ひとよ)〔音音とともに荒芽山から富山へ〕
             僞名=叫子(よぶこ)〔千代丸豐俊の家族と僞り扇谷定正を騙す〕



08 八犬士3‐犬江親兵衞・犬田小文吾・犬飼現八

【犬江親兵衞仁】

  杣木朴平(そまきのぼくへい)〔蒼海巷の義民・元金碗八郎の僕・洲崎無垢三とともに山下の罠により誤って神餘を殺し、那古七郎を斬る〕──┐
                                                                   │
  ┌────────────────────────────────────────────────────────────────┘
  │
  └──犬江屋眞兵衞(いぬえやしんべゑ)〔犬江屋に入婿〕
       ┃
       ┠──────────────────────────山林房八(やまばやしふさはち)〔市川の船頭〕*山林=杣木
       ┃                              ┃
  ┌──戸山(とやま)                          ┃
  │  法名=妙眞(みゃうしん)                     ┠─────眞平(しんぺい)
 ─┤                                   ┃     通稱=大八(だいはち)
  │                                   ┃     → 犬江親兵衞仁(いぬえしんべゑまさし)〔神隱しの後安房富山で伏姫神女に育てられる・素藤討伐後、上總國舘山城主〕 
  └──□──水澪(みを)                        ┃     → 犬江親兵衞尉金碗仁(いぬえしんびゃうゑのぜうかなまりのまさし)〔安房舘山城主〕
         ┃                            ┃         ┃
         ┠‐‐(養子)‐‐大八〔犬江親兵衞實子〕         ┃         ┠────*二世三世犬士參照
         ┃                            ┃         ┃
        依介(よりすけ)〔犬江屋を嗣ぐ〕              ┃     靜峯姫(しずを)〔里見義成娘〕參照
                                      ┃
                                      ┃
                                      ┃       青海波(せいかいは)〔親兵衞の馬〕
                                      ┃
                                      ┃       走帆(はしりほ)〔親兵衞の馬・馬籠宿で死す〕
【犬田小文吾悌順】                             ┃
                                      ┃
  ┌──那古七郎由武(なこのしちらうよしたけ)〔神餘の忠臣〕       ┃
 ─┤                               ┌─────────小文吾(こぶんご)
  └──古那屋文吾兵衞(こなやぶんごべゑ)〔下總國行徳の宿屋〕──┤   ┃     → 犬田小文吾悌順(いぬたこぶんごやすより)〔對管領戰で行徳口防禦副使〕*正使は犬川莊助義任
                                  │   ┃     → 犬田豐後介金碗悌順(いぬたぶんごのすけかなまりのやすより)〔那古城主〕
                                  └──沼藺(ぬい)     ┃
                                                ┠────*二世三世犬士參照
                                                ┃
                                            弟姫(いろとひめ)〔里見義成娘〕

        桫欏犬太(もがりのいぬた)〔行徳の惡者・小文吾に倒される〕*この後、犬太殺しの小文吾ということで犬田小文吾と名乘る。


     千鞆檀内(ちともだんない)〔行徳の莊官・犬塚犬飼追捕に協力〕

        鹽濱の鹹四郎(しほはまのからしらう)〔元小文吾の相撲の弟子・行徳の惡者〕

        板扱均太(いたごききんた)〔元小文吾の相撲の弟子・行徳の惡者〕

        牛根孟六(うしがねまうろく)〔元小文吾の相撲の弟子・行徳の惡者〕


        暴風の舵九郎(あかしまのかぢくらう)〔市川の惡者・妙眞親兵衞を襲ふ〕


【犬飼現八信道】

  糠介(ぬかすけ)〔安房の漁師・禁漁地で漁して追放され武藏國大塚へ・犬塚信乃の隣人〕
   ┃
   ┠───────────────────────────────────┌────玄吉(げんきち)
   ┃                                   │    → 犬飼見八信道(いぬかひけんぱちのぶみち)
   ○〔先妻〕                               │    → 犬飼現八信道(いぬかひげんぱちのぶみち)〔伏姫因果を知った後、見+玉で現八に・對管領戰で國府臺防禦副使〕*正使は犬塚信乃戍孝 
                                       │    → 犬飼現八兵衞佐(兵衞權佐)金碗信道(いぬかひげんばちひゃうゑのすけ(ひゃうゑごんのすけ)かなまりののぶみち)〔神餘城主〕
                                       │        ┃
  犬飼見兵衞隆道(いぬかひけんべゑたかみち)〔許我成氏の足輕〕‐‐‐‐‐‐‐┘        ┠────*二世三世犬士參照
                                                ┃
                                            栞姫(しをりひめ)〔里見義成娘〕

  二階松山城介(にかいまつやましろのすけ)〔現八の武芸の師〕



09 八犬士4‐犬村大角・犬阪毛野

【犬村大角禮儀】

  ┌──犬村蟹守儀清(いぬむらかもりのりきよ)〔下野國犬邨の郷士〕────雛衣(ひなきぬ)
 ─┤                                        ┃
  └──正香(まさか)                               ┃ *二度結婚した唯一の犬士
      ┃                                    ┃
      ┠───────────────────────────────角太郎  ┃
      ┃                               → 犬村角太郎禮儀(いぬむらかくたらうまさのり)
   赤岩一角武遠(あかいはいっかくたけとほ)〔下野國眞壁郡赤岩の郷士〕  → 犬村大角禮儀(だいかくまさのり)
      ┃                               僞名=赤嵒百中(あかいはひゃくちゅう)〔對管領戰で防禦使、謀略の易者〕
     窓井(まどゐ)                          → 犬村大學頭金碗禮儀(いぬむらだいがくのかみかなまりのまさのり)〔御厨(みくりや)城主〕
      ┃                                    ┃
      ┃後妻                                  ┠────*二世三世八犬士參照
      ┃                                    ┃
      ┠────牙二郎(がじらう)                  鄙木姫(ひなき)〔里見義成娘〕
      ┃
   化け山猫〔僞の赤岩一角武遠・庚申山で赤岩一角を食ひ殺した〕
      ┃
      ┃
     舩虫(ふなむし)


     玉坂飛伴太(たまさかひばんた)〔僞一角の弟子・實は猯(まみ)〕

     仡足溌太郎(きったりはったらう)〔僞一角の弟子・實は貂(てん)〕

     八黨東太(やったうとうた)〔僞一角の弟子・實は山の神〕

     月蓑團吾(つきみのだんご)〔僞一角の弟子・實は土地の神〕


     籠山逸東太縁連(こみやまいっとうたよりつら)〔元千葉介自胤の家老・逐電して僞一角の武芸の弟子頭・後に一角の紹介で長尾家の臣〕
       :
       :尾江内(をえない)〔籠山の若黨・現八に斬られる〕
         :
         :墓内(はかない)〔籠山の下僕・現八に斬られる〕


     足緒の鵙平(あしをのもずへい)〔下野國眞壁郡網苧村庚申山麓の茶店の主〕───□
                                           ┃
                                           ○〔鵙平亡きあとの茶店の主〕

     赤縄新田の氷六(あかなはしんでんのひゃうろく)〔角太郎と雛衣の仲人〕


【犬阪毛野胤智】

        稻城(いなき)〔正妻〕
         ┃           ┌──夢之助(ゆめのすけ)
         ┠───────────┤
         ┃           └──玉枕(たまくら)
         ┃
   粟飯原首胤度(あひはらおほとたねのり)〔千葉介自胤の家老〕
         ┃
         ┠────────────────────────────犬阪(犬坂)毛野胤智(いぬざかけのたねとも)〔對管領戰で軍師〕
         ┃                            僞名=旦開野(あさけの)〔女田楽師・石濱城對牛樓で馬加大記を狙った時の名〕
  ┌──□──調布(たつくり)〔妾・相模國足柄郡犬阪村で子を生む〕    僞名=相模小猴子(さがみこざう)〔乞食・信濃國諏訪で籠山縁連を探す時の名〕
 ─┤                                   僞名=放下屋物四郎(ほうかやものしらう)〔居合師・武蔵國で籠山縁連を狙った時の名〕
  │                                   → 犬阪下野介金碗胤智(いぬざかしもつけのすけかなまりのたねとも)〔犬懸(いぬかけ)城主〕
  └──□〔犬阪村願成院住持〕                           ┃
                                           ┠────*二世三世八犬士參照
                                           ┃
                                      小波姫(をなみ)〔里見義成娘〕

     鎌倉蹇児(かまくらゐざり)〔信濃國下諏訪で馬加郷武に斬られる相模小猴子の仲間〕



10 八犬士5‐二世三世八犬士

【八犬士の子と孫】

犬江親兵衞仁         ┌────犬江眞平如心(しんぺいゆきむね)
 ┃             │    → 犬江親兵衞如心
 ┠─────────────┤     ┃
 ┃             │     ┠───────────────犬江親兵衞〔三世〕
静峯(しずを)〔一之姫〕   │     ┃
               ├─────────────────────犬江屋大八(いぬえやだいはち)〔犬江屋依介養子〕
               │     ┃                 ┃
               └──○  ┃                 ┃
                  ┃  ┃                 ┃
犬田小文吾悌順        ┌─────────犬田小文吾理順(まさより) ┃
 ┃             │  ┃  ┃   → 犬田豐後理順      ┃
 ┠─────────────┤  ┃  ┃         ┃       ┃
 ┃             │  ┃  ┃         ┠──────────犬田小文吾〔三世〕
弟(いろと)〔八之姫〕    │  ┃  ┃         ┃       ┃
               ├──────────────────────────────────────────那古小七郎順明(なここひちらうよりあき)〔下總國行徳郷士〕
               │  ┃  ┃         ┃       ┃                        ┃
               ├─────○         ┃       ┃                        ┃
               │  ┃            ┃       ┃                        ┃
               └───────────────────────○                        ┃
                  ┃            ┃                                ┃
                  ┠──────────────────犬塚信乃〔三世〕                   ┃
                  ┃            ┃                                ┃
犬塚信乃戍孝         ┌──犬塚信乃戍子(もりたね) ┃                                ┃
 ┃             │  → 犬塚信濃戍子     ┃                                ┃
 ┠─────────────┤               ┃                                ┃
 ┃             ├──────────────────大塚番匠戍郷(おほつかばんせうもりさと)〔武藏國大塚郷士〕 ┃
濱路(はまぢ)〔五之姫〕   │               ┃  ┃                             ┃
               ├──○            ┃  ┃                             ┃
               │  ┃            ┃  ┃                             ┃
               └───────────────○  ┃                             ┃
                  ┃               ┃                             ┃
                  ┠──────────────────犬川莊介〔三世〕                   ┃
                  ┃               ┃                             ┃
犬川莊助義任         ┌──犬川額藏則任(のりたう)    ┃                             ┃
 ┃             │  → 犬川莊介則任        ┃                             ┃
 ┠─────────────┤                  ┃                             ┃
 ┃             ├──────────────────○                             ┃
城之戸(きのと)〔二之姫〕  │                                                ┃
               └──○〔蜑崎照文孫の妻〕                                    ┃
                                                                ┃
犬村大角禮儀         ┌──────────────────────────犬村角太郎儀正(のりまさ)         ┃
 ┃             │                          → 犬村大角儀正              ┃
 ┠─────────────┤                                ┃               ┃
 ┃             │                                ┠──犬村大角〔三世〕     ┃
鄙木(ひなき)〔三之姫〕   ├──赤嵒正學儀武(あかいはせうがくのりたけ)〔下野國赤嵒郷士〕 ┃               ┃
               │                                ┃               ┃
               ├──○                             ┃               ┃
               │  ┃                             ┃               ┃
               └────────────────────────────────────────────────○
                  ┃                             ┃
                  ┠──────────────────犬飼現八〔三世〕   ┃
                  ┃                             ┃
犬飼現八信道         ┌──犬飼玄吉言人(げんきちのりと)               ┃
 ┃             │  → 犬飼現八言人                      ┃
 ┠─────────────┤                                ┃
 ┃             ├──犬飼見兵衞道宜(けんべゑみちのぶ)〔許我政氏に仕へる〕   ┃
栞(しをり)〔六之姫〕    │                                ┃
               ├──甘糟糠介(あまかすぬかすけ)〔上總國望陀郡郷士〕      ┃
               │                                ┃
               └────────────────────────────────○

犬山道節忠與         ┌──犬山道一郎中心(みちいちらうなかむね)
 ┃             │  → 犬山道節中心───────────犬山道節〔三世〕
 ┠─────────────┤
 ┃             ├──落鮎餘之八有與(おちあゆよのはちありとも)〔落鮎有種娘婿・武藏國穗北郷士〕
竹野(たけの)〔四之姫〕   │
               ├──三郎
               │  → 道空(どうくう)〔延命寺三代目住持〕
               │
               ├──○〔二世十條力二郎妻〕
               │
               └──○〔二世十條尺八郎妻〕

犬阪毛野胤智         ┌──犬阪毛野胤才(たねかど)
 ┃             │  → 犬阪下野胤才───────────犬阪毛野〔三世〕
 ┠─────────────┤
 ┃             └──栗飯原首胤榮(あひはらおほとたねよし)〔下總國千葉郷士〕
小波(をなみ)〔七之姫〕



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