白龍亭・八犬伝リンク

目次 >> 八犬伝リンク(2023年 8月 更新)

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●南総里見八犬伝や曲亭馬琴を主要なテーマにしたサイト

【八犬伝原作や馬琴の解説・分析系】

海南人文研究室  伊井暇幻さんのサイト。「犬の廣野」という項目下が南総里見八犬伝を語るページ。五行説や日本神話等を通して八犬伝の隠微を分析する。八犬伝世界の深奥を見せてくれる貴重なサイト。原作ファンは必読。八犬伝をテーマにした掲示板もある。

伏姫屋敷

 原作八犬伝をとことん読込んでいる(だけじゃなく周辺も読込んでいる)ゆーかさんのサイト。分析系の本論と、邪読系の勘ぐりが面白い。関連書籍のページは、書籍という範囲を超え、ありとあらゆる八犬伝情報を網羅している。最強の八犬伝総合サイトと言える。

ばきんぐ  ゆこぅさんの曲亭馬琴ファンサイト復活! といっても調整中で、以前同様のコンテンツはまだ再開されてはいないが、投稿可能なフォーラム形式により、馬琴好きの交流・情報交換の拠点をめざす、との事。八犬伝辞書 Pro・Windows 移植版はこのサイトから。移植版といっても、ゆこぅさんによる入念なチェックがなされていて、2015年 には改訂版も出た!

たまくしげ  tamakiさんの創作小説サイトだが、創作とは別に、八犬伝ふぁんぺえじ「八匹の犬より愛をこめて」がある。原作へのつっこみ等もあるが、もっと幅広く八犬伝というものを楽しんでいる。原作という基本を押さえながら、ここまで自由に楽しめるのは、凄いことだと思う。

よろめき亭  八犬伝以外の馬琴作品をも読破している南貴之さんの、馬琴の面白さを伝えるサイト。馬琴を楽しむという観点から、高校野球版八犬伝・真説犬塚番作伝にも挑んでいる。なお、旧サイト「馬琴衒学館」時代のコンテンツも残されているので、八犬伝以前の馬琴作品「椿説弓張月」や馬琴最後の作品「近世説美少年録(新局玉石童子訓)」に関しての情報もある。

すのものの「『南総里見八犬伝』を読む」  岩波文庫版を読んで、筋書きをまとめ、気づいたことをメモしているが、凡人が見落とすようなところを見逃さない鋭さがある。

里見八犬伝とかのあらすじ  山本てさんによる、南総里見八犬伝と椿説弓張月のあらすじの、詳細かつ軽妙なまとめ。


●南総里見八犬伝原作の周辺

【八犬伝・馬琴関連の電子化テキスト・研究資料等】

ふみくら  近世文学専攻の千葉大学の高木元氏による研究資料書庫。現在、二世為永春水による八犬伝登場人物解説集とでもいうべき「八犬傳銘々誌略」のテキストや、服部仁氏作成による「八犬伝登場人物名リスト」がある。このリストは白龍亭版とは違う視点で作られていて興味深い。他に「高尾船字文」や「曲亭伝奇花釵児」といった馬琴のテキストや、研究文献「江戸読本の研究」も掲載されている。

板坂教授と板坂ゼミ  馬琴を中心とした近世文学の研究者である専修大学教授・板坂氏のページ。曲亭馬琴研究文献目録や滝沢家系図なども見られる。八犬伝好きの高校生は受験してみれば!?

従吾所好  江戸期の文化と自然を扱った西岡勝彦さんのサイト。書庫に馬琴の上方旅行記「羇旅漫録」の電子化テキストがある。旅先の悪口も書いてある辛口な旅行記だけにその地域に住んでいる人には腹立たしいかも!?

【八犬伝に関係した諸分析】

松岡正剛の千夜千冊『南総里見八犬伝』  松岡正剛氏が千冊の本について語る(実際は千冊を超過中)サイトの、第九百九十八夜が八犬伝。

冨地晃裕ー八犬伝雑文ー  八犬伝の考察をPDFで読ませる。原典の口絵・挿絵からの徹底分析が凄い。

【八犬伝原典の周辺】

近世の出版文化「南総里見八犬伝」  筑波大学図書館。原典表紙と冒頭の写真。

国立国会図書館貴重書展:展示No.67 南総里見八犬伝  原典の写真のみ。

国立国会図書館開館60周年記念貴重書展:南総里見八犬伝・表紙集  原典の表紙写真 20点。

国立国会図書館開館60周年記念貴重書展:南総里見八犬伝・見返し集  原典のタイトルページの写真 20点。

【八犬伝のWikipedia】

南総里見八犬伝の登場人物 - Wikipedia  ネット上にこれ以上はないベストな登場人物解説。

南総里見八犬伝 - Wikipedia  八犬伝についての、ネット上で最もまともな解説。これを書いた人が八犬伝サイトを開いたら凄いものになっただろう、と思う。


●南総里見八犬伝の動画

【YouTube】

15分でよむ『南総里見八犬伝』  城西国際大学水田美術館が所蔵する、八犬伝原作本の挿絵や浮世絵を背景に、物語をざっくりと15分にまとめて語ったもの。

八犬士mini紹介  上と同じく、城西国際大学水田美術館所蔵の挿絵や浮世絵を背景に、八犬士を登場順に解説。

「曲亭馬琴の南総里見八犬伝」『ちょっと学べる!天理図書館の文学ナビ』  馬琴の自筆原稿を持つ天理図書館が、所蔵品の写真とともに馬琴と八犬伝について解説。

『ちば見聞録』#003「南総里見八犬伝と里見氏(前編)」  千葉テレビによる現地映像と解説。前編は史実の里見氏を中心に解説。

『ちば見聞録』#004「南総里見八犬伝と里見氏(後編)」  後編は南総里見八犬伝を解説。

[解説・あらすじ] 南総里見八犬伝とは?  原作をちゃんと読んでいる人が、南総里見八犬伝を面白おかしく紹介する。長い動画だが、飽きずに見てしまう。


●八犬伝以外の曲亭馬琴関連

緋色の水面  沖峰ゆいきさんの馬琴作品ファンサイト。八犬伝年表(その時点での犬士年齢が非常にわかりやすく整理されている)もあるが、主たるコンテンツは馬琴のもうひとつの大作「椿説弓張月」に関連したもの。人物事典、年表、関連書籍等々、ここまでデータ整理した椿説弓張月サイトは、あれこれ検索しても他には見つからず、唯一無二。

Kyokutei Bakin | The British Museum  大英博物館が所蔵する馬琴の本のリスト。といっても「椿説弓張月」と「頼豪阿闍梨恠鼠伝」ばかりで、八犬伝なし。


●南総里見八犬伝の背景に関係するサイト

【関東の戦国時代史】

芝蘭堂  南北朝から江戸の軍記物語をテーマにしたサイト。八犬伝の舞台でもある永享の乱から結城合戦とそれに続く関東の戦国を描いた「永享記」や「鎌倉大草紙」の現代語訳がある。

【曲亭馬琴が生きた時代】

れきちず  地図好きのグラフィックデザイナーの方が趣味で作った、馬琴が生きた文化文政時代を想定した地図。現時点では江戸周辺のみだが、八犬伝の作者と読者がどういう地理感で生きていたのか。それが、この地図を通して見える。

【八犬伝に関係する地域‐安房上総】

さとみのふるさと  館山市による、戦国武将・里見氏についてのサイト。史実と八犬伝、両面のページがある。

館山市・館山市立博物館  安房舘山城、再建天守の中が博物館。八犬伝関連の展示物多し。

「南総里見八犬伝」の里  千葉県旧富山町(現南房総市岩井支部)のページ。伏姫と八房が住んだ富山の写真あり。

岩井駅~商業地~伏姫大橋~海水浴場  さとさんによる写真による地域紹介サイト「townphoto.net」の一頁。旧富山町の、JR内房線の駅から海までの街中写真集。途中、富山の案内看板の前から「伏姫公園」と「伏姫大橋」を通る。

富山(南総里見八犬伝ゆかりの地)登山 349.5m  ひらさんによる登山サイト「ひらさんの Highトレッキング」の一頁。伏姫ゆかりの富山の現実が、多数の写真と地図で詳細に分かる。

南総里見手づくり甲冑愛好会  南房総市を拠点とする紙と布で甲冑を作ろうという戦国愛好者サイト。里見家ゆかりの地、あるいは八犬伝ゆかりの場所の写真あり。

安房文化遺産フォーラム  その名のとおりのNPO団体のサイト。史実の里見氏についての記事の中に、滝田城や稲村城の俯瞰図などあり。戦国こすぷれ大会の主催もしているようだ。

【八犬伝に関係する地域‐房総以外】

城址うおっち頁  城めぐりサイト。八犬伝絡みでは結城城と古河城の写真がある。

庚申山(コウシンソウ花旅)登山 1892m  上の「富山」同様、ひらさんによる登山サイトの一頁。犬村大角ゆかりの庚申山の現実が、多数の写真と地図で詳細に分かる。

下諏訪町  犬阪毛野が犬田小文吾と再会した下ノ諏訪。

湯島天神  犬阪毛野が猿を助けた神社。

【八犬伝に登場する事物】

雨粟莊  八犬伝で赤岩百中(犬村大角)が占う「易」。このサイトには易経全文入力、詳細解説あり。他に書経・詩経等の全文入力もある。

【八犬伝の典拠となった中国古典】

酔虎塞  さりげない入口からは予想もつかない奥の深い水滸伝ファンサイト。馬琴も見たであろう江戸時代の水滸伝画のコレクションまである。八犬伝原作も読んでいて「孫二娘之酒肆」という項目下に、水滸伝ファンから見た八犬伝といったページもあり。

封神演義  八犬伝の玉梓は封神演義の妲己がモデルだという。その封神演義について美しいデザインで分かりやすく情報を整理したサイト。Dreamcast等、TV画面で見る人への配慮もある。

【八犬伝の深奥にからむ源氏物語】
 ----小谷野 敦著「新編・八犬伝綺想」(ちくま学芸文庫)によれば、八犬伝の甲斐物語は、源氏の明石巻のやつしであるという。さらに氏は「馬琴こそ『源氏物語』の到達点である、男女の関係に内在する悲劇性、及び、人が人を救うことの不可能性というテーマを『八犬伝』の冒頭に持って来たのである」と、更に「馬琴は今まさに『源氏物語』の続きを追尋しようとしているのだ」と分析している。

源氏物語の世界  高千穂大学の渋谷栄一教授による、紫式部日記、紫式部集、源氏物語全五十四帖の本文、現代語訳などのテキスト。知的公共財産としての公開とのことで、頭が下がる。

花橘亭~源氏物語を楽しむ~  なぎさんの、源氏物語や紫式部を多角的に扱ったサイト。あらすじ、登場人物紹介、ゆかりの地めぐり等。情報がわかりやすく整理されている。


●原作以外の八犬伝に関係するリソース

【八犬伝の浮世絵】

里見八犬伝・デジタル美術館  館山市博物館所蔵の浮世絵集。非常に数が多く見ごたえがある。

【NHK人形劇「新八犬伝」】

NHKアーカイブス・連続人形劇「新八犬伝」  新八犬伝の動画あり。

新八犬伝をもう一度見ようよ!  新八犬伝への熱い想いに溢れた Carinaさんのサイト。亭主はここで映画版のことを初めて知った。

留止庵  Hobby の項目に、貴重な新八犬伝グッズの数々が!


●八犬伝関係の出版物
 ----今のところ、原作、および、その関連本のみ。現代語訳等のリンクはなし。

岩波文庫  南総里見八犬伝原作。

新潮日本古典集成・別巻  ハードカバーの南総里見八犬伝原作。

新紀元社「図解・里見八犬伝」  おすすめ副読本。
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ちくま学芸文庫「完本・八犬伝の世界」  八犬伝の謎を解きあかしてゆく本。

ちくま学芸文庫「新編・八犬伝綺想」  八犬伝の深奥を分析する本。
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●原作の外国語訳関連

コーネル大学出版局 「Eight dogs, or "Hakkenden"」  原作の英訳本。2021年8月に第1巻(Part One : An Ill-Considered Jest/原作の第1回~第14回)が刊行。完訳を目指しているらしい。翻訳者は、オレゴン大学の日本文学の Glynne Walley准教授。この本について翻訳者が語っているページもある。
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a field o’ moss  シカゴ大学の東アジア研究専攻の Moss Quanciさんのサイト。上記、Glynne Walley氏翻訳の原作英訳本第1巻に地図がない事から、理解の助けとして白龍亭八犬伝地図の英訳版を公開したいとの事で許諾した。英訳だけではなく SVG化もされていてジャギーがない地図。

李树果訳「南总里见八犬传」  中国書籍の亜東書店で扱っている、中国語訳の八犬伝本。詳細は不明ながら、完訳ではないものの、かなり詳細な抄訳と思われる。
* 出版元の浙江文芸出版社の公式サイトにリンクを繋ぎたかったが、Googleだけでなく百度で検索しても見つからなかった。


●その他の八犬伝系

ToyFish.Net  昔の八犬伝映画についての「八犬傳観察日記」がある。こんな映画なのかと驚くやら笑うやら。

小泉酒造  「八犬伝」という銘柄の酒もある千葉県の酒造メーカー。ちなみに「東魁原酒 八犬伝」は、「本醸造・普通酒」のジャンルにある。

道の駅 富楽里とみやま  南房総市・富山の休憩施設。扱っているオリジナル商品の中に、地元産びわで作った「伏姫びわワイン」がある。さらに、下記の「伏姫さんが焼」もある。

有限会社青倉商店  「伏姫さんが焼」という、叩いた魚と蒸し野菜をあわせた料理の店。

房洋堂  以前「南総里見八犬伝」という銘菓詰合を発売していた千葉県の菓子メーカー。今は八犬伝由来の商品はないようだ。

魁ジェラート  千葉の特産品を使った8種類のジェラートのギフトセット「南総里見八犬伝」がある。

八犬伝総本家  佐賀県の和菓子屋。なぜ九州なのに八犬伝?……と不思議な感じがするが、経営者の名前を見れば納得。犬塚氏なわけね。

弘法寺・伏姫桜  なへさんによる桜写真サイト「桜日和」の一頁。推定樹齢400年の枝垂れ桜。市川市真間の弘法寺……という場所は伏姫とは無縁ながら、至近の国府台が里見家の城だった歴史からの命名とか。

東映時代劇YouTube  時代劇を期間限定で色々と公開している YouTubeチャンネル。2022年末~2023年3月には 1954年の「里見八犬傳」を公開していた。再び公開する日が来るやも 。


* 当サイトへのリンクは、言うまでもなくフリー。連絡も不要。但し、サイト管理の都合上、ファイル名の変更等を行うことがあるので、トップページ以外へのリンクは切れてしまうリスクあり。また、相互リンクについては、こちらからは求めないし、求められても、亭主は傲岸不遜な輩だから、感じの良い返答などは……蟻屋梨八。


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