白龍亭・竹の縁語関係図

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[ 八犬伝の謎 - 11 ]

 小谷野敦著「八犬伝綺想」第六章に次のような一節がある。

「何しろ大塚の浜路の周囲には、かぐや姫の縁語がはり巡らされているのだ。道節の<節>、夫信乃の<篠>、そして養母亀篠と、みな竹の縁語であるし……」
 竹の縁語!
 はり巡らされているというからには、同書で引用されているもの以外にもありそうである。ということで探してみた。その結果をまとめたのが下図。

竹の縁語

 実は上図は、1999年 5月に作成。
 で、このページの公開は、2000年 9月。……この一年以上の空白は何か?

 八犬伝中でかぐや姫との関係が深いのは信乃の甲斐物語であるわけだが、竹の縁語は甲斐物語を超えて幅広く存在している。となると「竹」が意味するものは何なのか?
 ……早い話、亭主にはさっぱり分からんのよ。

 何か分かったらこのページを書こうと考えていたのだが、どうも亭主程度の知識では分析できないほど深いテーマだと見えてきた。そこで自力分析は断念。誰かが分析する上での参考資料になるかもしれない、と考えて「竹の縁語関係図」だけ公開することにしたわけさ。


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