白龍亭・口絵挿絵索引

目次 >> 実用(早見表) >> 口絵挿絵索引(1998年〜)

岩波文庫掲載初版本挿絵
新版頁旧版頁分類絵の内容画工(絵師)
●肇輯
01008-009 口絵巨大鯉に乗る義実と乞食姿の金碗八郎柳川重信
010山下定包と玉梓
011奥に堀内・杉倉・朴平・無垢三、手前に安西・麻呂
012017 伏姫と八房
013 弓を持つ金鞠大輔
014-015幼い八犬士と手を広げる丶大和尚*1
024-025挿絵白龍を見る義実主従
038-039落葉岡で那古七郎ら神余光弘近習と戦う朴平・無垢三
048-049042-043 安西の城の廊下での義実主従
062-063 白箸河にて金碗八郎と出会う義実主従
076-077萎毛酷六を討つ金碗八郎
090-091滝田城を攻める里見義実
102-103岩熊鈍平・妻立戸五郎に撃たれる山下定包
110玉梓処刑
112-113麻呂信時を撃つ杉倉氏元
124-125106-107 八郎自害と見守る玉梓怨霊
134-135 八房を見つける堀内、役行者に出会う伏姫
144-145金碗大輔を逐う蕪戸訥平
154-155128-129 安西の首をくわえて義実の前に戻ってきた八房
164-165136-137 伏姫を押さえ込んだ八房を槍で狙う義実(下半分槃瓠説話)
176-177148-149 富山山中での伏姫と八房
●第二輯
01184-185 口絵軍木五倍二と亀篠、犬塚番作と手束柳川重信
186-187額蔵と籠に乗る犬塚信乃
188-189土太郎らを斬る網乾左母二郎・浜路
198-199挿絵滝田城に赴く騎乗の堀内貞行
204-205役行者の霊書と義実・貞行主従
212-213神童に会う伏姫
226-227神変大菩薩と金碗大輔*2
240-241194-195肚を裂き伏姫八犬士を走らす
247-248 堀内貞行と河を渡す使いの女房
262-263君父の首級を奪い取る大塚番作
270-271悪僧蚊牛に脅される手束と様子を伺う大塚番作
286-287手束に玉を投げる犬に乗った伏姫神女
296-297犬に乗る信乃と室内からそれを見る亀篠・浜路
308-309紀二郎猫・番作・信乃・糠助
318-319槍を持った蟇六と小者たち
332-333268-269 村雨を信乃に譲る番作
340-341 与四郎犬を介錯する信乃
350-351母を喪う七歳の荘之助
●第三輯
02006-007014-015口絵 犬山道節と犬飼見八柳川重信
008-009 大塚蟇六と糠助、簸上宮六と背介
018-019挿絵額蔵を供にして信乃を訪ねる亀篠
030梅木の下の信乃と額蔵
036-037豊島一族と管領家、池袋の戦い
039038 書机に向かう信乃と浜路
046-047 子とともに身投げしようとする糠助
054-055簸上宮六らをもてなす蟇六・亀篠ら
072-073064-065 神宮河にて村雨をすり替えられる信乃
084-085076-077 信乃の寝室を訪れる浜路
092-093 行女塚(額蔵の母の墓)
106-107094-095 自害を装って浜路を説得する蟇六
124-125 寂莫道人肩柳の火定
128-129浜路をさらう途中で土太郎らを倒す左母二郎
142-143浜路の死と村雨を手にする犬山道節
154-155道節と戦う額蔵
164-165蟇六・亀篠の横死
168-169蟇六らの仇を討つ額蔵
182-183154-155 芳流閣屋上の信乃と上を見上げる見八
●第四輯
02188-189 口絵小文吾・行徳の三悪党、山林房八・修験道観得柳川重信
190-191沼藺・大八、大先達念玉・戸山妙真
192古那屋文吾兵衛
193新織帆大夫・簸上社平
198-199挿絵芳流閣屋上で戦う信乃と見八、文吾兵衛
220-221悪漢犬太をとりおさえる小文吾
224-225八幡社頭の奉納相撲
234-235暗夜の蘆原で小文吾を襲う曲者
252-253房八の狼藉に耐え忍ぶ小文吾
258-259小文吾を搦め捕ろうとする帆大夫
270-271古那屋、小文吾と行徳三悪党・妙真来訪
282-283古那屋、小文吾と離縁されて実家に戻った沼藺
292-293238-239 古那屋、刃を交わす小文吾と房八・蹴殺された大八
310-311 古那屋、房八と沼藺の血で破傷風が治った信乃
322-323河の中の怪光をさぐる文吾兵衛
330-331古那屋の外、蜑崎照文・行徳三悪党を殺す現八
344-345丶大・照文と四犬士
362-363犬江屋、妙真に迫る舵九郎
372-373306-307 妙真・照文らの一行を襲う舵九郎一味
376-377 舵九郎を屠殺し親兵衛を隠す神霊
●第五輯
03006-007 口絵丁田町進・神宮やす平、依介・暴風舵九郎柳川重信
008-009単節・十条尺八郎、曳手・十条力二郎
010-011竈門三宝平・卒川菴八、根五平・音音
022-023挿絵神宮河辺の信乃・現八・小文吾
042-043丁田町進らの前での額蔵・背介への拷問取り調べ
056-057050-051 三犬士、刑場を襲撃して額蔵を救う
066-067 戸田河にて十条兄弟に救われる四犬士
084-085村雨を売る道節に問う扇谷定正近習
092-093村雨で定正を刺す道節溪齋英泉
104-105父の仇を討つ道節、白井城兵と戦う四犬士
111道節と戦う荘助
119荒芽山を訪れたやす平
130-131114-115 荒芽山音音宅で再会した道節と荘助
146-147 馬に乗る十条兄弟と単節と曳手
156-157136-137 十条兄弟と再会する音音
170-171 陰鬼となる十条兄弟と驚く音音ら
184-185音音らを搦め捕ろうとする荘役根五平
198-199捕手の兵と戦う五犬士
●第六輯
03206-207014-015口絵 犬坂毛野胤智と旦開野(周囲に関連人物)柳川重信
208 馬加大記と粟飯原胤度
209籠山縁連と舩虫溪齋英泉
210-211雛衣と角太郎(周囲に関連人物)
222-223挿絵単節と曳手を乗せた馬を襲う野武士柳川重信
230-231猪を倒した小文吾
240-241200-201 舩虫宅で賊を撃った小文吾
254-255 畑上語呂五郎に捕らえられるも舩虫をとりひしぐ小文吾
270-271馬加大記主従と対面する小文吾
278-279粟飯原胤度の討死
290-291粟飯原の妻子に死を賜る馬加大記
302-303250-251 女田楽を見せて小文吾をもてなす馬加大記
310-311 刺客季六と小文吾
324-325268-269 犬坂毛野の対牛楼の仇討ち
330-331 墨田河での毛野と小文吾の別離
342-343犬江屋に依介を訪れる小文吾溪齋英泉
362-363足緒の鵙平に庚申山の怪談を聞く現八
372-373庚申山の絵図*9
386-387庚申山、妖怪の目を射る現八
400-401332-333 返璧に角太郎を訪ねる雛衣と脇で窺う現八
416-417 返璧に角太郎を訪ねる舩虫
●第七輯
04006-007 口絵武田信昌と〓内(〓=巾+厨)、浜路と浜路(二人の浜路)溪齋英泉
008偽の赤岩一角と牙二郎
009四六城木工作と夏引、泡雪奈四郎
010-011014-015舟上の蜑崎照文と浜路姫柳川重信
018-019 挿絵返璧にて角太郎と雛衣の復縁溪齋英泉
032-033籠山縁連、木天蓼の短刀を失う
040-041赤岩道場の弟子たちを倒す現八
050-051現八を殺そうとする赤岩一角の弟子たち
060-061返璧にて角太郎を難詰する縁連と牙二郎
074-075062-063雛衣自害と霊玉に倒される偽一角
090-091 偽一角を殺した角太郎、舩虫を捕縛した縁連
100-101大角、村長らと別離の宴
110-111護送途中で舩虫と楽しむ縁連
118-119100-101甲斐道中で泡雪奈四郎を懲らす信乃
130-131111-112浜路の霊が乗り移った浜路が信乃の部屋を訪ねる*3
148-149 木工作を撃つ奈四郎(文外の画・謎の禽獣の絵あり)
156-157134-135引出*4越後州古志郡二十村闘牛図(原図・鈴木牧之)*9
166-167 挿絵無住の寺で密談をする夏引と奈四郎柳川重信
184-185冤罪で捕らえられる信乃、本当の罪で捕らえられる夏引
192-193指月院で丶大や道節と再会する信乃
198-199168-169応仁の昔、大鷲にさらわれた五之姫浜路
214-215184-185指月院に二犬士を訪う国主武田信昌
226-227 五之姫を送る道中で奈四郎を撃つ信乃
244-245208-209暴れ牛を抑える小文吾
●第八輯上帙
04254-255 口絵箙大刀自・稲戸津守、童子〓子酒顛二(〓=竹冠+鬲)・鮫守磯九郎柳川重信*5
256-257丁田畔五郎・馬加蠅六郎、石亀屋次団太・泥海土丈二
258-259荻野井三郎・媼内、氷垣残三・重戸・落鮎与之七
276-277挿絵賊男女を捕らえようとする次団太
284-285磯九郎の死骸を見つけた村人と小文吾
292-293246-247目の見えない小文吾を短刀で襲う舩虫
306-307 庚申堂に吊るされた舩虫を見つける荘介
322-323石亀屋を襲った賊に紛れて賊を倒す荘介
334-335片貝で捕らえられる荘介と小文吾
348-349二犬士の首実験をする箙大刀自
366-367諏訪湖畔の鎌倉蹇児と相模小猴子
372-373刀の試し斬りで鎌倉蹇児を殺す馬加郷武
386-387馬加郷武を斬る相模小猴子、荘介と刀を争う毛野
396-397諏訪での凶変を知る荻野井三郎
412-413毛野が去った後の宿屋での荘介と小文吾
428-429千住河原で賊と争う大角
●第八輯下帙
05008-009016-017口絵河鯉守如・蟹目前、冠松鬼四郎*6・鵞〓坊(〓=魚偏+單)柳川重信*5
010-011 小才二・世智介・嗚呼善、仁田山晋五・善悪平
024-025挿絵穂北、現八と大角を斬ろうとする氷垣夏行
036-037穂北、川岸の大角と舟上で二敵(実は信乃と道節)と争う現八
050-051穂北、夏行らを懲らす四犬士
066-067穂北、四犬士をもてなす夏行・有種・重戸
080-081五十子城の虚実を窺う道節
094-095丶大に従い狸穴の妖賊を撃つ嶋平・種平
106-107丶大、老翁老媼(実は真猯)に遇う
118-119湯島社頭で居合抜きを見せる放下屋物四郎
128-129112-113土丈二と嗚呼善の密通現場を捕らえる次団太
146-147 物四郎を捕らえようとする河鯉守如ら
156-157閻魔堂近くの浜辺で客をひく舩虫
176-177閻魔堂で舩虫・〓内(〓=巾+厨)らを取り押さえる犬士たち
190-191164-165鈴茂林で毛野、籠山縁連を討つ
●第九輯上帙
05200-201 口絵親兵衛・平田張盆作・礪時願八、蟇田素藤・八百比丘尼妙椿柳川重信
(二世)
202-203光を放つ伏姫神霊・里見義成・杉倉直元・東辰相
212-213182-183挿絵毛野助太刀の折、仁田山晋五を追う荘介
214-215 毛野に斬り立てられて危うい縁連を助けようとする鰐崎猛虎
224-225怒って河鯉守如を鞭打つ扇谷定正
232-233毛野助太刀の折の現八と大角、および定正を追う道節
250-251河を挟んで対峙する河鯉孝嗣と毛野・道節
260-261五十子城を落とす信乃
272-273定正の兜を晒す七犬士
298-299248-249穂北に集う七犬士
312-313 伏姫自害の翌年、功臣を集めて意見を聞く里見義実
328-329盗賊但鳥跖六を捕らえる高梨職徳
340-341286-287金を奪って逃げた卒八を追う素藤
352-353 武蔵にて再会した昔の仲間の密談を盗み聞きする素藤
372-373上総館山城を奪った素藤
380-381酒色に耽る素藤、および素藤からの手紙を読む昔の盗賊仲間
392-393328-329素藤に幻術で美女を見せる妙椿
412-413 諏訪神社で里見義通を捕らえる素藤
424-425里見家への注進の道筋で怪異に出会った諏訪宇佐両神社の神主
442-443義通を楯に籠城する素藤と手も足もでない里見軍
462-463義実の危機を救う神童犬江親兵衛
●第九輯中帙
06018-019 口絵政木大全成嗣・安西出来介・荒磯南弥六柳川重信
(二世)
020-021田税戸賀九郎・天津九三四郎、里見義通・吾妻前
022-023奥利狼之助・浅木碗九郎、苫屋八郎・荒川兵庫助・浦安牛助
036-037036-037挿絵義実に帰服した刺客たち
048-049 伏姫神女に育てられた親兵衛、花咲の翁と媼
058-059花咲の翁と媼に捕らえられた南弥六
074-075066-067富山峰上の観音堂全景
088-089082-083花咲の翁に導かれ青海波に乗る親兵衛出陣
100-101 館山にて素藤を捕らえる親兵衛
116-117106-107素藤を護送する親兵衛と里見軍の隊列
138-139 山奥で妙椿と再会する素藤
148-149024-025浜路姫の病床に現れる物怪
164-165148-149眠りこける親兵衛と偽の艶書を見る義成
174-175 旅立つ親兵衛と泣く妙真
194-195174-175捕らえられて素藤を罵る登桐良干
210-211 妙椿の起こした魔風に苦しむ荒川清澄率いる里見軍
236-237浜路姫をさらう妙椿と阻む伏姫神女
248-249偽清澄の首をもって素藤に近づき討とうとする南弥六
268-269白紙を見て偽艶書に気付いた義成と吾妻前
277浜路姫を連れ帰った霊犬
306-307河鯉孝嗣の処刑を止める偽箙大刀自
314-315276-277不忍池の畔で孝嗣を試す親兵衛
●第九集下帙上
07008-009016-017口絵犬塚戍孝・浜路、犬川義任・音音柳川重信
(二世)
010-011 犬山忠与・犬阪胤智、犬飼信道・妙真
012-013沼藺・犬田悌順、曳手・単節・二世十条兄弟
014-015犬村礼儀・雛衣、犬江仁
028-029挿絵追剥に化けて政木・和奈三を襲う政木狐
048-049龍と化す政木狐、政木茶店での親兵衛と孝嗣
062-063058-059両国で難にあう荻野上風・萩野下露
078-079 土丈二と嗚呼善を斬る次団太
092-093次団太らと語る親兵衛・孝嗣
104-105船長の家に押しかける両国の侠豪たち
118-119館山落城
124-129108-109素藤を捕らえ妙椿に霊玉の光を当てる親兵衛
142-143 荒磯塚の前に曳き出された素藤を見る里見諸将
160-161犬江屋、依介と水澪
176-177160-161丶大、結城の法要
190-191 蛇に襲われそうな狙公を助ける里見季基
202-203丶大の草庵を自焼して敵を分断する七犬士
210-211結城の悪家臣らと丶大草庵襲撃策を語る徳用
●第九輯下帙中
07224-225190-191口絵小山朝重・結城成朝、浄西・徳用柳川重信
(二世)
226-227 鄰尾伊近・影西、今純友査勘太・海龍王脩羅五郎
236-237挿絵一棒で敵の人馬を倒す大角、捕虜を牽く現八
248-249208-209左右川畔で危機から逃れた丶大
266-267 信乃を狙って誤って仲間を殺す徳用
280-281廃院に八犬士を訪ねる結城家臣小山朝重
288-289酔って争う長城枕之介と剛九郎
300-301仏に仕える浄西・影西父子
322-323安房国境市河坂に丶大を出迎える堀内貞行
338-339穂北での丶大と八犬士
346-347286-287親兵衛を先頭に里見の城内廊下を進む八犬士
356-357 厨にて八犬士歓待の饗膳を用意する代四郎と音音
384-385京への船中、親兵衛と照文の前に姿を現す代四郎
392-393330-331苛子崎にて停泊する里見の船と毒酒を売る偽商人
406-407 脩羅五郎と親兵衛の戦い
418-419正体を現した査勘太らと戦う蜑崎照文の一行
434-435照文からの書簡を前に照文の家で面談する荘介と東峰萌三
452-453将軍義尚を拝する親兵衛と照文
●第九輯下帙下甲号
08010-011 口絵管領政元・竹林巽風・直塚紀二六、堀内貞住・鍛冶再太郎柳川重信
(二世)
012-013顕定・成氏・助友・景春、定正・自胤・憲重・在村
014-015018-019里見八姫(五之姫浜路以外の七姫)
030-031 挿絵親兵衛・照文らの密談
044-045046-047太平記、高師直が塩谷高貞の正室の湯上がりを垣間見るの図
048-049 公家の従者と争う二六郎(徳用)
066-067太平記、備後三郎高徳が桜の木に詩を残すの図
086-087親兵衛と五虎の試合第一戦、鞍馬海伝に勝つ
092-093親兵衛と五虎の試合第三戦、澄月直道・紀内景紀に勝つ
104-105094-095親兵衛と五虎の試合第五戦、徳用らに勝つ
122-123 薬師院村で絵額を売る竹林巽溪齋英泉
132-133116-117竹林夫妻の喧嘩を仲裁する樵六
146-147 誤って於兎子を撃ってしまう樵六
164-165絵から飛び出した虎と取り押さえようとする力士たち泉
170-171竹林巽風のさらし首
190-191騎乗のまま政元邸を出る親兵衛と紀二六
200-201賀茂河原の守備兵の内紛、討たれる澄月直道・無敵斎経緯ら
214-215184-185囚われの雪吹姫と虎に襲われる徳用
●第九輯下帙下乙号上套
08226-227 口絵秋篠広当・雪吹姫、大杖入道・老松湖大夫・根古下厚四郎柳川重信
(二世)
228-229箕田馭蘭二・根角谷中二、一休和尚・足利義政
230-231小才二・世智介、下河辺行包・千代丸豊俊
242-243挿絵雪吹姫を助ける代四郎・紀二六
256-257216-217虎を退治する親兵衛
266-267 三関を破る親兵衛
280-281大津での政元と親兵衛の別れ
298-299馬を走らせて親兵衛を追う秋篠広当
308-309262-263画虎の掛軸を前にする一休と義政
322-323276-277京から戻った照文を謁する里見義成(七犬士同席)
332-333284-285七犬士による水戦の教練
334-335 里見義通の山猟、七犬士による人馬の調練
346-347小才二・世智介の話から穂北と道節の関係を知る根角谷中二歌川貞秀
366-367定正との和睦の話を持って山内顕定を訪ねる大石憲重
374-375下河辺行包と横堀在村に上杉方加担の是非を問う足利成氏
386-387延命寺に丶大を訪ねる毛野と大角貞秀?*7
●第九輯下帙下乙号中套
09012021口絵人魚と安西景重歌川貞秀
013 武田信隆・磯崎増松
014-015天嵒餅九郎・東峰萌三・小湊目、朝時技太郎・鮹船貝六郎
016-017仁田山晋六・大石憲儀、天津九三四郎・貎姑姫
024-025030-031挿絵高畷にて両関東管領と赤嵒百中
034-035 谷山にて両関東管領と風外道人
050-051052-053信乃・小文吾、音音らと密談
066-067 千代丸豊俊に問う毛野・荘介
078-079鎧兜に身を固めた里見義成・義通父子と犬士ら
086-087間諜技太郎を捕らえる里見家臣
102-103間諜餅九郎を騙す浦安友勝・猿八
112-113104-105怒って巨田助友を斬ろうとする扇谷定正となだめる武田信隆
124-125 裏切りを偽って管領方に身を置く音音らと大石憲儀
138-139行徳湊村の鍛冶屋丸屋
156-157今井河原の柵を攻める小文吾・満呂重時
●第九輯下帙下編上
09166-167 口絵大樟俊故・盾持朝経、上水束三・赤熊猛勢柳川重信
(二世)
168-169印東明相・荒川清英、小幡東良・白石重勝ら
170-171022-023真間井秋季・継橋喬梁、狐龍精石・木曽季元
184-185 挿絵戦場で稲戸由充と出会う荘介
196-197今井柵を夜襲した猿嶋将衡と里見方の伏兵を率いる登桐良干
206-207174-175上水・赤熊の両猛者を相手にする小文吾
220-221 自胤を破る小文吾
232-233稲戸由充の旧恩を返す小文吾
240-241大石憲重を生け捕る荘介
252-253212-213駢馬三連車溪齋英泉
264-265 長阪橋で単騎敵を防ぐ現八
278-279駢馬三連車を連ねて岡山の陣を囲む顕定英泉?*8
288-289野猪を憐れむ西妙
298-299駢馬三連車を破る火猪と信乃・現八
310-311長尾軍と戦う義通主従
314-315長尾景春と戦う孝嗣
324-325騎馬で渡河する親兵衛
●第九輯下帙下編之中
09346-347 口絵潤鷲美容・振照弘経、長尾為景・梶原景純柳川重信
(二世)
348-349二四的寄舎五郎・須々利壇五郎、三浦義同・三浦義武
350-351箕田后綱・河堀殿、里見次麿・山鳩
356-357挿絵長尾為景を虜にする親兵衛
378-379再び神力をあらわす霊猪に辟易する敵軍
384-385義士山林房八の名を書いた母衣を背負う信乃
390-391親兵衛と再会する信乃
398-399松の木の下、君命を親兵衛に伝える信乃
412-413箭斫河を渡す舟上の現八と敵将
428-429344-345三犬士と虜になった足利成氏
436-437 親兵衛・孝嗣、今井柵に至り小文吾らと再会
446-447360-361仁田山の船を焼く音音
454-455 赤嵒百中として三浦義同と対面する大角
470-471洲崎沖水戦、扇谷朝寧を射る道節と小幡東良を虜にする毛野
484-485残敵と戦う増松と霊威を現す南弥六
496-497義武を虜にして新井城に迫る大角
514-515河崎河原で巨田助友と戦う道節
●第九輯下帙下編之下
10016-017 挿絵髻を切って首級に代える定正柳川重信
(二世)
024-025大茂林浜で海苔七に救われる音音
036-037044-045五十子城内で河堀殿らを守る四勇婦
042-043 五十子城を占拠した毛野
056-057敵の残兵と戦う道節
068-069忍岡城を落とした有種ら穂北の一党
088-089水陸施餓鬼の法会
108-109104-105十二敗将
120-121 勅使諚使を迎える稲村城(隣室に控える家老ら)
122-123勅使諚使を迎える稲村城(勅使諚使と里見主従・八犬士)
140-141和睦が成って扇谷家両夫人と別れる四犬女
154-155142-143成氏に村雨を返す信乃
164-165 故主と辞別する政木孝嗣
178-179美濃金蓮寺の門前で局平と遇う信乃たち
198-199拈華庵で水を塞いだ巨石をどかす小文吾
216-217192-193富山姫神の遷座の行列溪齋英泉
226-227018-019赤縄による結婚相手選び(八犬士)
228-229020-021赤縄による結婚相手選び(里見八姫)
244-245 金光寺門前に落ちた狐龍の化石
264-265延命寺の書院で牡丹を観る義成と八犬士英泉?*8
278-279伏姫神とともにある丶大と塞がれた岩の前で立ち尽くす親兵衛溪齋英泉
290-291父の山居を訪れた二世八犬士
302-303八犬仙山中遊戯図
312-313262-263里見十世当主たち英泉?*8
326-327272-273安房国絵地図*9溪齋英泉
338-339294-265馬琴書斎を訪れた旅僧英泉?*8
新版頁*1旧版頁*2分類*3絵の内容*4出像画工*5
岩波文庫掲載初版本挿絵

【注】
*1 高田衛著「八犬伝の世界」で最初に語られる謎を秘めた絵がこれ。
*2 馬琴が注で最初に『文外の画、画中の文』について触れているのがこの絵。この絵を見なければ金碗大輔が富山に入った時に霧が晴れた理由が分からない、とある。
*3 初版では甲斐の浜路の背後に薄墨で大塚の浜路の霊が描いてある。後刷りではこの浜路霊が削られてしまうが、岩波文庫旧版にはこの後刷り版が載っている。
*4 巻之五附記で越後国古志郡の闘牛を解説している。そこに付けられた観音開きの引出絵。
*5 第八輯における画工は初代柳川重信ということになっているが実際は二世重信が描いたのでは、と岩波文庫の校注にある。第八輯上帙刊行年に初代は没しているのだとか。
*6 口絵には冠松鬼四郎とあるが本文中では「麻生村の冠松のほとりの百姓鬼四郎」といった記述があるのみ。舩虫殺しに使われた牛の持ち主、赤鬼四郎のこと。
*7 貞秀が描いた絵のはずだが、この絵だけ貞秀の印がない。
*8 掲載位置的には英泉が描いた絵と思われるが、溪齋とか英泉とかいう印がない。この輯の奥付にどの位置の絵が誰かということが書かれていないので誰の絵かよく分からん。亭主は絵柄の区別がいまいちつかないので何とも言えん。というか読者に違和感を与えないようにわざと絵柄を似せたんじゃないかとすら思えるのだが、単に亭主に見る目がないだけかも。
*9 風景全体を絵地図風に描くものは大抵英泉が描いている。得意だったのだろうか。安房国の絵地図では英泉は実際に安房国に行ったと書いてある。

【表について】
*1 この表は初版本の挿絵を全て掲載した岩波文庫新版から掲載順に抜き出したもの。なお、表中の新版頁は1990年の第一版のもの。2001年の重版も同じ頁かどうかは未確認。
*2 岩波文庫旧版がいかに挿絵を省いていたかが分かる。
*3 口絵は各輯の初めに置かれた登場人物紹介の絵。挿絵は本文の内容を表した絵。──口絵に関しては、見開きで一枚と考えるか左右別々に数えるかに迷う。この表では、左右が関連した内容のもの、あるいは左右の内容に関連性がなくてもデザイン的に左右が繋がっているものは見開きで一枚と数えた。いっそ全ての口絵を見開きで一枚と数えようかとも思ったのだが、そうなると左右で絵師が違う場合も出たりして都合が悪い。
*4 絵には画題がついているものも多いが、草書の読めない亭主(ちゃんと勉強しろ!?)には読めない画題もある。それ以外にも画題のない絵もあるという理由もあり、ここでは画題ではなく絵の内容をまとめた。
*5 出像画工とは挿絵画家のこと。南総里見八犬伝では、柳川重信(初代)、柳川重信(二世)、溪齋英泉、歌川貞秀(玉蘭齋貞秀)、の四人。初代柳川重信は葛飾北齋の娘婿。


□ 関連 → 岩波文庫と新潮古典と原典の対応各輯の刊行年各巻の内容概略
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