[ 蒸気機関車拡張 ]


●蒸気機関車拡張とは?

蒸気機関車を表現するためには、どうしても速度に比例して動く動輪がなければリアルではない。
通常の電車走行キットプログラムでは動輪が表現できないため、蒸機表現のためには専用の拡張プログラムが必要となった。

* 動輪を動かすために機関車画像が特別な仕様になっているので「蒸気機関車の画像規格」を参照されたし。
* Kids拡張に分類されるプログラムも蒸機に対応している。

●更新情報

更新日 プログラム 更新内容 パラメータ変更 設定値範囲変更 初期設定変更 画像変更等 差分ファイル
2018年 9月 23日 A02SL-Expert ・スマホの縦横向き情報等を取得可能に。
パラメータ追加×1 なし なし なし 差分なし
2016年 10月 1日 カスタム関数見本集 ・No.50、No.51 追加。
- - - -
A02SL-Expert ・親の親(祖父母)オブジェクト設定追加。
・親分割時の clip 処理改善。
パラメータ追加×1 なし なし なし

[ スマホのセンサー情報の取得 ]
* A02SL-Expert v4.6-、スマホのセンサー情報の一部を取得してカスタム関数に使えるようにした。
* ひとつは、スマホが縦(Portrait)か、横(Landscape)なのかを、isPortraitNow 変数の true か false かをチェックするだけで簡単に判別可能に。さらに、スマホ本体にかかるXYZそれぞれの軸別の重力加速度も。要するにセンサー情報を得るためのスクリプトを組み込んだので、カスタム関数側ではその変数をチェックするだけでよい、という事。

* 追加したパラメータは、この機能を使うか否かを指定するためのもので、デフォルトは false。
* 但し、iOS と Android のみ。他の OS のスマホでは機能しない。
* 左上走行見本 No.1569No.1570 のような事がやりやすくなる。といっても、このシーンもスマホから見てもらわないと、何だかさっぱり分からんわけだが。
* カスタム関数見本も同時に用意するつもりだったが、挫折。
* 注意! Chromeは、スマホのセンサーへのアクセスを「HTTPS」プロトコルのページに限定した。その結果、旧来の「HTTP」プロトコルの当サイトの見本は正しく動作しない。この機能は事実上「HTTPS」サイトでしか使い物にならなくなってしまった。

[ 勾配+スクロールのための、親の親オブジェクト ]
* A02SL-Expert v4.5-、勾配表現に役立つ機能をさらに追加。
* transform を使った勾配表現(=親オブジェクト分割)をすると、組み込んであるパノラマスクロール機能で問題が生じる。……と、深谷さんからご指摘をいただいた。ぶっちゃけ、パノラマスクロールのことは完全に忘れていた。だが、勾配+スクロールという表現ができないままにしておくわけにもいかない。ということで、勾配+スクロールというシーンが作れるように、分割した複数の親オブジェクトの上に祖父母レベルのオブジェクトを設定できるようにした。これを左右動させることで、親レベルの複数オブジェクトをまとめてスクロール可能にする。(参照: No.190- =右行のみ/No.1555 =単線往復)
* 勾配+スクロールでどういう表現が可能なのか? 当サイトのしょぼい走行見本を見るよりも、深谷さんのサイト「探見」の、大井川鐡道井川線アプト区間のシーンを見るべし。壮観である。
* この機能を使ったカスタム関数見本 No.50、No.51 は、簡易拡張プログラム「KA00」添付の風景画像を使うので、要ダウンロード。

[ 勾配シーン用にオブジェクトを分割 ]
* A02SL-Expert v4.4-、勾配表現に役立つ機能を追加。
* 既存のカスタムオブジェクト挿入の応用で、通常は単一の親オブジェクトを分割することで、それぞれに対して勾配を設定可能。右行列車、左行列車に別々の勾配をつけることもできるようになった。カスタム関数 No.49 はそれだ。……当サイトの走行見本であれこれ試験した結果、有効だと分かったので採用した。(参照: No.190+ =右行のみ/No.27+ =単線/No.1553 =2つの勾配)

[ ダブルクリック/トリプルクリック ]
* A02SL-Expert v4.4-、ダブルクリックとトリプルクリックに対応するカスタム関数を追加。
* JavaScript では onDblClick で簡単にダブルクリック処理が可能なのだが、これはダブルタップに対応していない。ということで、連続マウスダウンから、ダブルやトリプルを判定する方法を使った。もっとも、トリプルクリックなんて日常あまり使わないよなぁ、とも思うのである。(参照:No.1425 =左上フレーム(線路より上)トリプルクリックで、縦フレームを縮小/ダブルクリックで戻す)

[ 横スクロール禁止設定の廃止 ]
* 詳細は「基本セット」ページに記述。



●蒸機対応レベルについて

蒸気機関車拡張プログラムは大きく4つのレベルに分かれる。
* 以前は「本格」と「簡易」の2レベル分類だったが、それぞれを更に2分割して計4つとなった。
* 但し、現時点では Lv.4プログラムは存在しない。

レベル 動輪 解説 設定方法
Lv.4 逆転機表現あり 煙詳細表現 蒸気機関車の走行シーンを最優先し、逆転機表現、四重連といったことを可能にしたプログラム。 蒸気機関車シーン用のちょっと複雑なパラメータを設定する必要あり。
Lv.3 煙簡易表現
Lv.2 逆転機表現なし とりあえず蒸気機関車を走らせられる、というプログラム。凝った表現はできない。 既存プログラム同様の編成パラメータに、蒸気機関車用パラメータを追加するのみ。比較的シンプルな設定方法。
Lv.1 煙なし



●簡易走行系プログラム

Lv.3
M00SL-Advanced

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zip形式 59KB
v3.01 (旧称:M00SL)/May 2003 - May 2016

走行見本

(解説表示付)
簡易手動運転 M00Bをベースに、異なる機関車を最大四重連まで連結可、逆転機表現可、補機と本務機の分離可、というLv.3の本格蒸機仕様に改造したもの。


【添付画像】
・「蒸機シーン用風景画像(遠景+背景+前景)」
【別途入手画像】
・(1)「M00B」添付のコントローラ画像。
* 初期設定されている編成には以下の車輌が必要。
・(2)「A02SL(← A02)」添付の貨車。
・(3) 追加車輌ページから「D51標準形・フルセット」。 → 配布頁

* 補機を設定した場合、本務機は最大3重連。
* 背景なしの設定は不可。
* 背景はパノラマ二重スクロール。M00Bのような三重スクロールではないので注意。
* 下の A00SL より高機能であるため、v2.8から Advanced の名称を付加した。
3.0→3.01 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。
Lv.2
A00SL

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zip形式 18KB
v3.71 (旧称:A00-Loco/A00B-Loco)/Dec.2002 - May 2016

簡易自動走行、機関車版。

【別途入手画像】
・(1)「M00B」添付の背景画像。
* 初期設定されている編成には以下の車輌が必要。
・(2)「A02SL(← A02)」添付の各種車輛。
・(3) 追加車輌ページから、旧「A02」添付の機関車。→ 画像表示(別窓)
・(4) 同じく、「D51標準形・フルセット」。

* v2.0以降、蒸機対応。
* 重連は同じ動輪を共用する機関車2両連結のみ可。
* 機関車設定の詳細は「機関車設定一覧表」参照。
* 左上フレーム走行見本 No.1118 に、A00SL同様のパノラマ風景スクロール表現あり。
3.7→3.71 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。
Lv.1
RA00SL

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zip形式 14KB
v1.9 /Sep.2003 - May 2016

A00SLと同じ走行シーンをページ内のランダムな位置に表示する。

【別途入手画像】
・「A00SL」と同じ。但し、背景画像と煙は不要。

* 他と毛色の違う「本文と組み合わせる事が必須」なプログラムなので上の文字色を少し変えてある。
* 見本は「開発予定情報」ページにあり。
1.81→1.9 :
バグ修正+内部処理改良。

TA00SL

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zip形式 20KB
v1.5 /Jun.2004 - May 2016

A00SLと同じ走行シーンをページ内のトップ位置に表示する。

【添付画像】
・「専用風景画像(背景+前景)」
【別途入手画像】
・「A00SL」と同じ。但し通常サイズの背景画像と煙は不要。

* 他と毛色の違う「本文と組み合わせる事が必須」なプログラムなので上の文字色を少し変えてある。
* 見本は「描画雑記(車輛篇1)」ページにあり。
1.41→1.5 :
バグ修正+内部処理改良。

●簡易走行+連結解放 - CA系プログラム

Lv.2
CA50SL

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zip形式 17KB
v1.31 /Jul.2004 - May 2016

走行見本

連結・解放」シーン専用プログラム。

【添付画像】
・「1600×130px用・画面シャッター」
【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の画像が必要。
・(1)「A02SL(← A02)」添付の車輛と風景。
・(2) 追加車輌ページから、旧「A02」添付の機関車。→ 画像表示(別窓)
・(3) 同じく、「D51標準形・フルセット」。 → 配布頁

* 分割併合シーン用プログラム「CA10(開発中)」用に開発した「連結解放プログラム」を、簡易走行「A00SL」をベースに組込んだもの。そういう構造ゆえに複線やドア開閉といった機能はない。
* 機関車が左側に連結される列車のみ。あまり凝った設定はできない。
* 連結器の緩衝を擬似的に表現するために、連結時に1pxだけ食い込ませる設定も可能。連結後に牽引で発車する場合は食い込ませた分は元に戻るが、推進で発車する場合は食い込んだまま走り去る。
1.3→1.31 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

CA51SL

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zip形式 17KB
v1.41 /Jul.2004 - May 2016

走行見本

CA50SLをベースにした「機関車交換」シーン専用プログラム。

【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の画像が必要。
・(1)「A02SL(← A02)」添付の車輛と風景。
・(2) 追加車輌ページから、旧「A02」添付の機関車。
・(3) 同じく、「D51標準形・フルセット」。
・(4) 同じく、「C57・3次形」。→ 配布頁
・(5) 同じく、「EF30・量産機」。→ 配布頁

* 上限10編成の制約あり。
* 左行出発列車のみ。入線は、牽引による左行か、推進による右行を編成毎に選択可。
* 簡易走行系プログラムだが、ドア開閉機能を搭載。全車両のドア開閉が必要(A01系のように「右から何両目まで」といった設定ができない)といった制約や、一部ブラウザでドア開閉時に画像が一瞬乱れる問題などがあるが、駅の表現が可能。
* 走行見本では編成によって到着番線が異なるように見える。これは風景切替機能の応用(プラットフォームが手前にある風景と奥にある風景画像を切替えている)であり、実際には走行線を変更する機能はない。
* 見本は、色々なパターンを表現するため、交流・直流や、異なる時代の列車が混在している。
* 上記走行見本を、左上フレーム走行見本に入れ子にしたシーンが No.1582 にあり。
1.4→1.41 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

CA52SL

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zip形式 19KB
v1.31 /Aug.2004 - May 2016

走行見本

CA51SLをベースにした「終端+機回し」シーン専用プログラム。

【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の画像が必要。
・(1)「A02SL(← A02)」添付の車輛と背景。
・(2) 追加車輌ページから、旧「A02」添付の機関車。
・(3) 同じく、「C57・3次形」。→ 配布頁
・(4) 同じく、「オハフ33(丸屋根・ぶどう色2号)」。→ 配布頁

* 上限10編成の制約あり。
* 簡易ドア開閉機能搭載。
* どちら向きの終端かを選択可能。
* 機回し線の位置関係(手前か奥か)を編成毎に選択可能。
* 編成が長いと、連結か解放のどちらかが画面外になってしまう。但し機関車の向きを変更する機能を使う場合、変更する場所を画面外に隠しておく必要はある。
* 機回しには時間がかかるので、見本はゆったりした気分で見ないと辛いかも。
1.3→1.31 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

CA53SL

ダウンロード

zip形式 17KB
v1.32 /Aug.2004 - May 2016

走行見本

CA50SLをベースにした「突放」シーン専用プログラム。
と言いつつ「突放禁止」車輛の推進による据え付け(連結)も可。

【添付画像】
・「連結掛員付・有蓋貨車」
【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の画像が必要。
・(1)「A02SL(← A02)」添付の車輛と背景。
・(2) 追加車輌ページから「B6蒸機」。→ 配布頁
・(3) 同じく、「DD13(初期形)」。→ 配布頁
・(4)「CA50SL」添付の画面シャッター。

* 左から走ってきて右へ突放する。
* 突放だけなら最大20編成だが、突放後の停止(または連結)がある場合は上限10編成。
1.31→1.32 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

CA54SL

ダウンロード

zip形式 18KB
v1.31 /Aug.2004 - May 2016

走行見本

CA51SLをベースにした「補機解結」シーン専用プログラム。

【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の画像が必要。
・(1)「A02SL(← A02)」添付の車輛と背景。
・(2) 追加車輌ページから、旧「A02」添付の機関車。
・(3) 同じく、「D51標準形・フルセット」。
・(4) 同じく、「C57・3次形」。
・(5) 同じく、「EF16(上越)」。→ 配布頁

* 上限10編成の制約あり。
* 簡易ドア開閉機能搭載。
* 編成毎に右行・左行、前補機・後補機、連結・解放を選択可能。
* 本務機、補機それぞれを蒸機に設定可能(動輪径等を別々に設定可)。本務機のない編成も可能なので、気動車や電車に補機を連結する事も可能。
1.3→1.31 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

●簡易走行+鉄道模型風

Lv.1
M10SL

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zip形式 68KB
v1.61 /Apr.2005 - May 2016

走行見本


鉄道模型風操作と「モジュール」連結式風景システム。



【添付画像】
・「コントローラ一式」「モジュール風景×4」「改造ベース用モジュール」
【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の車輌が必要。
・(1) 追加車輌ページから「D51標準形・フルセット」。→ 配布頁
・(2) 同じく、D51(真鍮模型風と洋白模型風)車体とEF58(真鍮模型風)。→ 画像表示(別窓)
・(3) 同じく、小田急50000形VSE(半透明窓必須)。→ 配布頁
・(4) 同じく、南海50000系ラピート。→ 配布頁

* 先頭車輛に動輪を組み合わせ可能、というだけの蒸機対応。
* 巨大な背景画像を動かすため、低速CPUマシン上で確実に動作が重い。
* 添付のモジュール風景にも車輛と同じく「他に自作モジュールと組み合わせること」という条件があるため、風景の自作が必須条件となる初のプログラム。ある意味、ハードルは高いかもしれない。
* 試運転ツールX02に似た車輛投入モード付。……しかし、IE8以降、既定値の仕様が変わったため、セキュリティゾーンを変更しないとネット上では使えなくなった。ローカルでも、セキュリティレベルのカスタマイズで項目をひとつ設定変更しないと使えない。
1.6→1.61 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

GA30SL

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zip形式 44KB
v1.41 /Feb.2006 - May 2016

走行見本

鉄道模型風「往復」自動運転。

【添付画像】
・「風景一式(遠景+背景+中景+前景)」「インジケータ」
【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の車輌が必要。
・追加車輌ページから「D51標準形・フルセット」。

* 往復専用の主線路の他に、定速運転の従線路を設定可能。従線路上は最大 19編成。どちらの線路を手前にするかも選択可能。
* 先頭車輛に動輪を組み合わせ可能、というだけの蒸機対応。右先頭機関車には動輪オフセット設定で対応。
* 簡易ドア開閉機能付。
* 往復運転の方法に2つのタイプがあり、設定でどちらかを選択する。
* 別窓走行見本はタイプ1の例。世界最大蒸機 BigBoy と日本最大蒸機 C62 の併走シーン。C62と同一縮尺で比較することで BigBoy のヤケクソ的な巨大さが一目瞭然。実はこのシーンを作りたいがために作ったプログラムだったりする。
* 以下の左上フレーム走行見本は全てタイプ2の見本。
 No.224No.225No.226No.228No.229:往復走行。
 No.227:中間駅停車(タイプ2のみ可)。
 No.230:片道走行(タイプ2のみ可)+画像連結による長距離化(下記参照)。
* 複数の風景画像を横に連結して長距離化する事も可能。但し、おぱく堂環境下の MacIEでテストしたところ、3000px幅画像×10枚=30000px(TK縮尺換算 3km分)が限界だった。
* 折り返し時に風景画像を切り替えることも可能。但し上記画像連結とは両立しない。
1.4→1.41 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

●列車固定・風景走行 - SA系プログラム

Lv.1
SA20SL

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zip形式 28KB
v1.32 /May 2007 - May 2016

見本その1


見本その2
路線設定+自動運転。

【別途入手画像】
・拡張プログラム(手動運転)「M20-Light」添付の車輌と風景。

* 拡張プログラム(手動運転)「M20-Light」の自動走行版。路線設定パラメータも互換性がある。
* 見本その1 は、蒸機シーン。C55が、のんびりと 5kmの架空路線を走る。
* 見本その2 は、M20-Light 見本と全く同じ「1/4 江ノ電」自動走行版。
* 先頭車輛に動輪を組み合わせ可能、というだけの蒸機対応。M10SLや GA30SL と同仕様。

【SA20SL上における、おぱく堂車輌の使用条件の特例】
(1) 蒸気機関車シーンであり、且つ路線設定と風景画像が自作であれば、おぱく堂作以外に自作編成を走らせなくてもよい。
1.31→1.32 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

SA40SL

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zip形式 24KB
v1.31 /Oct.2006 - May 2016
列車固定・風景走行。

【添付画像】
・「専用風景画像(背景+前景)」
【別途入手画像】
・英語版サイトから、満鉄「パシナ」+特急「あじあ」客車一式。

* 列車固定風景走行は、A02SL-Expert だけにあった機能だが、専用プログラムも作ってみた。
* 最大前景5枚、背景5枚の、計10重スクロール。但し、線路や架線は独立したオブジェクトにはなっていないので、風景に描き込む必要がある。
* ↑余談だが、この「多重スクロール」のことを「パララックス効果」と呼ぶそうだ。こういう専門用語を使うと、なにやら凄そうに聞こえるが、実際は大したものじゃない。かっこつけて「リバース」と言ったところで、実際は「ゲロ」でしかない、というのと同じだ。
* 先頭車輛に動輪を組み合わせ可能、というだけの蒸機対応。右先頭機関車には動輪オフセット設定で対応。M10SLや GA30SL と同仕様。
* 左上フレーム走行見本 No.172No.211 等が列車固定風景走行。
* No.315 のような加減速のあるシーンは、A02SL-Expertではカスタム関数を必要とするが、SA40SLではパラメータ設定のみで可能。
* 見本は「描画雑記(車輛篇3)」ページにもあり。

【SA40SL上における、おぱく堂車輌の使用条件の特例】
走行するのは1編成のみ。対向列車もなし。……という仕様により、おぱく堂作車輌の「他に自作編成を走らせる事」という使用条件では使いにくいため、おぱく堂車輌に対する使用条件の特例を設けてある。
(1) 蒸気機関車シーンであり、且つ風景画像2枚以上が自作であれば、おぱく堂作以外に自作編成を走らせなくてもよい。
つまり、蒸機のないシーンには特例はない。
また、A02SL-Expert上で「列車固定風景走行」を設定する場合にも、この特例を適用する。
1.3→1.31 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

●自動走行系プログラム(A01系=駅停車+ドア開閉+複線)

Lv.2
A02SL

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zip形式 82KB
v4.51 /May 2003 - May 2016(A02 Jun.2001-) ← A02と統合

基本セット付属のA01に「機関車」と「次位車輛」「最後尾車輌」を追加した、機関車列車対応版。+蒸気機関車設定。

【添付車輌】- 旧A02添付
・「12系客車*」「コキ50000系(コキ+コキフ左右)+国鉄12ftコンテナ搭載*」「2軸貨車セット*」「緩急車ヨ3500*
* A02との統合により添付画像も大半は引き継いだが、電気機関車(EF15、EF58、EF65)だけは追加車輌ページからの直接配布に変更した。→ 画像表示
* 客車と貨車は【留置許可】車輛。
* 客車の留置について使用条件の特例を追加したが、添付のテキストにはまだ記述を追加していない。
【その他の添付画像】
・「富士山の背景」「桜の前景」- 旧A02添付
・「嵩の低い島式プラットフォームの駅」
【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の車輌が必要。
・(1) 追加車輌ページから「D51標準形・フルセット」。

* 重連は同じ動輪を共用する機関車2両連結のみ可。
* 機関車設定の詳細は「機関車設定一覧表」参照。
* A02との統合により、A02にしかなかった台湾的信号設定も追加した。
4.5→4.51 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

A02SL-Expert

ダウンロード

zip形式 107KB
v4.6 /Apr.2004 - Sep.2018
A02SL+A03-Simplified+IA01といった機能を持つ、超多機能プログラム。A08的な表現も可。更にZmA00的なズーム表現や簡易手動運転も可。

【注意 - 達人仕様】
このプログラムは初心者の使用を考慮していないため、設定難度が高い。

【添付画像】
・「奥側増設疑似複々線用風景」「3灯式信号機」「疑似写真撮影モード用写真フレーム(リバーサルフィルム風)」
【別途入手画像】
* 初期設定されているシーンに必要な車輛はA02SL同様。

* A08的な明暗切替表現はカスタム関数必須。
* ZmA00的なズーム機能は、標準ではデモ動作のみ。手動ズームはカスタム関数必須。
* 手動運転は M00風と M01D風操作の2種。ただマウス操作できるだけ。凝った機能を追加する場合は、やはりカスタム関数の使用が必要となる。
* 多機能化による処理の重さの対策として画像重ね枚数を減らしている。具体的には、独立した駅、架線+架線柱なし。これらは風景画像の中に描かねばならない。
* オートスタート専用。本文用スペーサーがないのでフレームまたは別ウィンドウ表示向。ローカルでのbmp対応機能も削除。
* 初期設定されているのは、このプログラムにのみ機能搭載している奥側増設疑似複々線専用(他のプログラムへの転用ができない)の風景画像。しかも中途半端なサイズ。想定している熟練ユーザーは自前の風景画と入れ替えるはずだから、初期設定に関しては、あくまで機能見本のつもりでしかない。
* 他プログラムには存在しない多様なパラメータがあり、細かな設定が可能。しかしA02SLとパラメータ的互換性が少ないことにより必ずしも使いやすくはない。但し、分からないからといって安易な質問は受け付けない。分かる人だけのためのプログラムだから。
* A00Z添付の「SceneChanger」に対応している。
* 以下、A02SL-Expertでのみ表現可能な走行シーンの例(左上フレーム)。
 No.35:幻表現(半透明窓の最前面化)。
 No.208:機回しもどき。
 No.64:勾配+蒸機。
 No.75:走行中ドア開閉(発車後のドア閉、停止前のドア開)。
 No.1490:スムーズドア左右別設定。
 No.76No.79No.212:スムーズドア特殊設定の応用(転車台、描画過程、DMV)。
 No.1363:ハイブリッドドア設定(2段開閉ドアとスムーズドアの併用)。
 No.88No.117:個別走行位置高設定。
 No.120:左行も駅から発車。
 No.127No.144No.164:極端な走行頻度。
 No.175No.177:上面画垂直走行。
 No.172No.174:列車固定風景走行。→ その後、別途専用プログラム追加。
 No.178:列車固定+垂直走行。
 No.202No.203No.204:列車風景両走行。
 No.201:両走行+垂直走行。
 No.205No.206:増設線のみ折り返し。
 No.629:方向別疑似複々線。
 No.601:逆走。
 No.1110No.1144:パノラマ(単純な左右動作)。
 No.1118No.1137:パノラマ(列車先端追尾)。
 No.1143:簡易ズーム。
 No.1055:走行編成数、左右別。
* 左上フレームの走行見本で表現可能なことは、ほぼ全てこのプログラムひとつで実現できる。さらに言えば、左上見本では表現できない機能も多々ある、電車走行キット最強のプログラムでもある。
* 逆に左上フレーム走行見本にはあって、A02SL-Expertにはない機能もないわけではない。詳細は後述別記「左上フレーム走行見本と A02SL-Expert」参照。
* 他プログラムとの機能の違いに関しては「A01系プログラム・機能比較表」参照。
4.5→4.6 :
スマホの縦横情報等を取得可能に。カスタム関数向け。
Special Functions for A02SL-Expert

ダウンロード

zip形式 499KB
v020 /Apr.2006 - Oct.2016
A02SL-Expertの機能を更に拡張するカスタム関数見本集+スマートフォン対応モバイルビューア。
【注意 - 超達人仕様】
設定というレベルを超えて、プログラムのカスタマイズという領域。

【添付画像】
・「キハ55急行色」「JR東海 313系-1500番台」「名鉄2000系/2200系正面画」「風景等一式」
【別途入手画像】
・(1) 「A03」添付の二車線踏切画像。
・(2) 「A02SL-Kids」添付のおもちゃ風蒸機列車。
・(3) 「SA40SL」添付の風景。
・(4) 追加車輌ページから、旧「A02」添付のEF15。→ 配布頁
・(5) 同じく、「C54(動輪はC55)」「C57・3次形」→ 配布頁
・(6) 同じく、24bit-PNG の「JR東日本 キハE200」→ 配布頁
・(7) 英語版サイトから、Golden Spike(黄金の犬釘)蒸機一式。
・(8) 「KA00」添付の風景。

* A02SL-Expert v2.0以降(一部 v2.4〜v4.5以降)必須。
* カスタム関数×51 見本。各 jsファイルとその解説。添付された jsファイルを改造して使用するか、独力で関数を書くことで、A02SL-Expert本体には備わっていない機能を追加する。
* 以下、カスタム関数を使って可能となる走行シーンの例(左上フレーム)。
 No.102No.184No.251No.257:イントロ追加。
 No.252:イントロ+スクロールメッセージ追加。
 No.261No.678:他の乗り物も走行。= 画像スクロール(横)。
 No.394No.535:降雨。= 画像スクロール(縦)。
 No.429No.557:降雪。= 画像スクロール(縦)。
 No.255No.256:正面画走行(F01同等関数追加)。
 No.224No.228:往復運転(GA30SL機能の一部移植)。
 No.230:往復運転応用片道運転+地図追加。
 No.311:往復運転応用片道運転+画像の工夫=擬似的無限ループ。
 No.1070:動輪の空転と滑走。
 No.1080:明暗切替(A08類似機能)。
 No.1084:明暗切替の応用。
 No.1120:パノラマ特殊動作。
 No.1141:パノラマ+表示範囲インジケータ追加。
 No.1151:手動パノラマ。
 No.1153:手動ズーム。
 No.1155:簡易手動運転+記録保存。
 No.1158:カスタムオブジェクトずらし+動作。
 No.1442No.1443:カスタムオブジェクト+CSS transform。
 No.1352No.1361:フレームサイズ変更。
 ↓‐以下、見本集には該当関数なし。
 No.47:機回し。
 No.270:ホーム可動柵(A03類似機能追加)。
 No.275:動的風景切替。
 No.284No.432:特殊な発着パターン=箱根登山。
 No.1161+:ルーレット=鉄道とは無関係な機能も追加。
* ちなみに可動柵は、見本集添付の駅停止時処理(またはドア開閉時処理)を複線用に改造することで可能となる。また、動的風景切替は見本集にあるイントロ表現の画像移動と同様の処理を編成切替時に行うように改造すればよい。特殊な発着は……説明が難しすぎる。
019→020 :
・A02SL-Expert v4.5 追加機能を使った No.50、No.51 追加。

[ モバイルビューア ]
* 同梱のモバイルビューアは、電車走行キットシーンを、スマートフォン対応ページに組み込む方法の一例。雛形としての配布であり、このままのデザインで使うもよし、原型を留めないほど大改造してもよし。ただし、デザインを変えるためには CSS の知識が必要なため、上級者向けかもしれない。
* モバイル用なので HTML5 を使った、レスポンシブ・ウェブデザインを採用。スマートフォン表示モードとパソコン表示モードを切り替える、両対応デザインとなっている。

* 当サイトにも、走行見本モバイルビューアがあるが、配布版とは仕様が異なる。
 ├ 別タブ << 解説付
 ├ 別窓(Portrait
 ├ 別窓(Landscape
 └ QRコード
* 当サイトは走行シーンが多すぎるため、配布版のような全シーン選択メニューにすることができない。よって、番号直接入力とランダム選択を代替としている。とはいえ、選択メニューが全くないのは不便なので、おすすめ選択だけは追加した。なお、当サイト用は配布版と異なり、モバイル専用デザイン。パソコンで見ても、デザインは変わらない。

Mobile Viewer 1.16→1.17 :
・カスタム関数見本集 v020 に対応。

[ 蒸気機関車拡張について ]
* 蒸気機関車拡張はすべて低速CPUでの動作が辛い(プログラムによって遅さに差はある。左右2編成が走るA02SLが一番重い/スクロール禁止指定した狭いフレーム内で表示すれば描画負担が軽くなって動作を多少軽くできる)。
* 蒸気機関車拡張は一部に「ぶれ表現」機能搭載(WindowsIE6〜のみ)。ただでさえ辛い低速CPUマシンでの動作をさらに遅くしてしまう。しかしながら、どのみち低速CPUマシンで表現がつらいのは変わりないで「大した違いはない」とも言える(重いのを承知であえてこの機能を搭載した理由)。但し「ぶれ表現」+「アニメgifの煙」を超低速CPUマシンで表現すると、計算が追い付かずに車輛が止まってしまうことがあるので注意(フリーズではないが車輛は停止してしまう)。
* 通常の電車にはないパラメータ設定が必要であるにもかかわらず、専用の設定支援ツールが未完。汎用設定支援ツールX01に簡易蒸機設定出力機能はあるものの、現状では「誰もが使える」代物ではないかも。

[ 左上フレーム走行見本と A02SL-Expert ]
* 左上フレームの走行見本は、ひとつのプログラム=A02X で多様なシーンを表現している。これと同様の多機能プログラムが A02SL-Expertなのだが、異なる部分もある。
* 鉄道車輛にたとえて言えば「A02X=試作900番台、A02SL-Expert=量産車」に相当する。新しい機能はまず A02X上で試作し、後に A02SL-Expertにフィードバックしている。この段階で改良を加えることが多いため、A02SL-Expertは A02Xより高機能になる。
* 逆に、A02X上で試作はしたものの、問題があって A02SL-Expertにフィードバックできずにいる機能もある。
(1) パースペクティヴ 3D(No.210 参照)---- 未解決の問題が多々あるため、配布版へのフィードバックがまだできない。もっとも「手前方向に走り去る」のではなく「終端」でよいのであれば(No.1090No.1176No.1177 参照)正面画走行(F01同等)と実質同じなので、カスタム関数を使うことで表現可能。
(2) 連絡船(No.324No.860 参照)---- 見本は自力で乗船可能な気動車(オアスン海峡+IC3)と、機関車による入換の貨車(津軽海峡)だが、関数も画像もややこしい。これを応用可能なカスタム関数見本やら専用プログラムやらへと進化させることができない状態だ。
* A02SL-Expert ver.2に、A02X同様のカスタム関数組込フレンドリ構造を持ち込んだことで、機能は大幅に拡張したが、難度も A02Xに近くなってしまったかも…。


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