グリーサブルシャックル

グリーサブル・シャックル（真ん中・上）

グリースを注入できる元祖と言う事の出来るオールドマン･エニュー・グリーサブルシャックル。
リーフスプリングの乗り心地の悪さの一因に、リーフ、シャックル、ブッシュなどの構成部品の多さから生じる摩擦にあります。　　反対に言えば、摩擦を取り除けば除くほど、乗り心地は向上します。　　その答えとして、ＡＲＢは1980年台から　オールドマンエニュー（ＯＭＥ）・グリーサブルシャックルを販売しています。　　　ＯＭＥグリーサブルシャックルは稼動部分の軸のサイドからグリースを注入し、左右から挿入されているブッシュの中央部にグリースを送油することが、可能な設計になっています。
　また、形状の特徴として、ＬＣ70系前後リーフ車には　上記画像のような3角形の特殊形状を施しています。　　　この形状にする事によって、障害物からの衝撃をスライドさせて逃がすこと、ある一定以上の外部入力が加わると、それ以上、リーフが反り返る事を防ぐので　リーフ折れを防ぐという効果があります。
　車両の故障が命に関わる過酷な大地・オーストラリアで開発され、フィードバックを重ねながら成熟したＯＭＥグリーサブルシャックルは　ここまでテストされたオフロード・アフターマーケット商品は無いと言わしめるほど、世界のリーフ車の定番オフロードパーツとなっています。

ＬＣ70用オールドマンエニュー・グリーサブルシャックル　　　18900円/左右2個セット
　　PIN間　90ｍｍ

グリーサブル・ブッシュ　（黄色いパーツ）

グリーサブルシャックル、グリーサブルピン＆プレートに無くてはならないのが、オールドマンエニュー（OME）・グリーサブルブッシュです。
グリーサブルシャックル、グリーサブルピンから送油されたグリースをブッシュの全表面に行き渡らせる為にはブッシュ自体にスプラインを設け、さらにグリースをブッシュ内に貯蔵する深い溝も組み込まれている。　　　　車両の走行によるブッシュの絶え間ない変形で、ブッシュ自体がポンプの役割を果たし、グリースを摩擦部分に押し出す構造になっている。
また、耐油製のウレタンを使用して、ゴム製のブッシュより外力から反発を押さえ、振動を吸収できるようにしています。
　さらに、OMEブッシュをARBではブッシュの剛性に対しても数々のテストを重ね、一般道でのハンドリングとオフロードでのしなやかさを両立する硬さを選び出しています。

ＬＣ70用オールドマンエニュー・グリーサブルブッシュ　　　　　　6300円/パック（6個入り）
　　　　35ｍｍ径　40ｍｍ径の2種類あり　　　　　フロントコイルのLC70系は要相談

グリーサブル・アンカーピン＆プレート　(上画像・左）

グリーサブルシャックルと同様の考えで摩擦を軽減するため、　リーフスプリングのシャックルと反対側(車両に固定される側）に用いるパーツです。。　
　車両の純正プレートの外せば、そのまま装着可能な簡単設計になっています。　グリーサブルシャックルと同様に　過酷な大地でも耐えうる様に、ピンの材質、焼入れ方法、グリースの注入経路となる穴径は長期に渡りテストされ、熟成されました。　

ＬＣ70用オールドマンエニュー・グリーサブルピン＆プレート　　　　12600円/左右2個セット