ウインチング時に ウインチ・ケーブルが何らかの原因で破断してしまうと、その反動でウインチ・ケーブルが思わぬ方向に飛んで危険な事があります。
その危険を軽減するようにテンションの張ったウインチ・ケーブルの中間に何らかのオモリを置くことによって、破断したウインチ・ケーブルの飛散防止になります。
従来より、ウインチングに慣れた人達は、フロアマット等をケーブルに被せたりしていましたが、如何せん代用品の為に、ずれ落ちたり、擦れたりして使用勝手は必ずしも良い物ではありませんでした。 （フロアマットが汚れてしまった場合の苦労は更に大変です。）
この様な状況を数多く見てきたＡＲＢ社の開発陣からの答えとして開発された製品がＡＲＢリカバリーダンパーです。
なぜ、その様なポケットを付けたかと言う事は、スタック時を想像して頂けれは、ご理解いただけると思います。 スタック時にウインチングのアンカーとなるポイントに行く時には ウインチケーブルを手に持ち、必要小道具として、ツリートランクプロテクター、Ｕシャックル、時によってはスナッチブロックが必要となります。
それは、とても両手に持てるだけの量ではありませんし、ましてや、通常は歩くだけで大変な足場の状況に置かれているのが、殆どの状況です。そういう時には、右絵の様にＡＲＢリカバリーダンパーを被り、ポケットに必要道具を入れてしまえは、便利です。
ＡＲＢリカバリーダンパー上部の切れ込みは、オペレーターが被って使用できる形状にデザインされています。
ＡＲＢリカバリーダンパーにはショルダー部分には左右、前後に反射材を使用しています。 これは夜間での活動時にも少しの光でもあれば、ウインチング・アンカー設置時にウインチ・オペレーターの状況、また、ウインチング時のウインチ・ワイヤーの動きを知ることができるようにとの配慮からです。 こうした配慮は、敢えて本体の色を目立つオレンジ色を採用した事にも理解して頂けると思います。
ＡＲＢリカバリーダンパーの裏地には 固定用のマジックテープが装着されています。これは、ＡＲＢリカバリーダンパーが、ウインチ・ケーブルから脱落することを防いでくれます。
材質は泥などの汚れを水で洗い落としやすい表面を採用しています。