オフロードシーンでスタックした場合は、他車に牽引してもらう、人力で押す、自車のウインチでセルフリカバーリするという3種のパターンが考えられます。
セルフリカバリーの場合には 必ずウインチを引っ掛けるアンカーポイントが必要となってきますが、日本のシリアスオフロードの場合は 立ち木を使用する状況が多いと経験上考えます。
特に、複数の仲間同士とのオフロード・コンボイ走行の場合は、1,2番車がウインチ装着車という場合が多く、先頭車が確保したルートを後続車が進むという形ではないでしょうか?
その為、先頭車のスタック率は高く、尚且つ、前進しなくてはならない状況なので、積極的にウインチを自分の為に使用するアクティブウインチング回数が増えていきます。
そういう状況では、先頭車に与えられるベストなウインチアンカーポイントは走行ライン脇にある十分強度がある立ち木を選ぶ可能性は非常に高いことになります。
ただ、立ち木にウインチワイヤーケーブルを直接巻きつけたりすると、立ち木に少なからずダメージを与えてしまうので決してやってはいけない行為です。
立ち木をウインチ・アンカーポイントとして使用するために用意されたのが このARBツリートランク・プロテクターです。
このARBツリートランク・プロテクターは数々のオフロードシーンでの経験をフィードバックさせて、オペレーターが使いやすいようなアイデアを盛り込んでいます。
たとえば、1例ですが、色一つにしても、使用しないと気が付かないアイデアが盛り込まれている事を、ご紹介します。
オフロードに行く時のリカバリー装備品には ストラップ状の用品と言えば、このツリートランクプロテクターの他に、ウインチケーブルを延長する伸び縮みの少ないウインチエクステンション・ストラップ、 スタック車と直接繋ぎ、スタックから引き抜くスナッチスストラップなどがあります。 どれも同じような太さ、材質で、泥で汚れて車内荷室で絡まってしまったら、必要な時に どれがどれだか判らなくなってしまって、とっさに使用する事ができません。 (得てして、急がないと行けない場面でこういうトラブルは起こるのが常です。)
そこで、ARBではこの3種類のストラップの色を それぞれ別の目立つ色にして、一瞬見ただけで、どのストラップかを判断できるようにしました。
ツリートランク・プロテクター スペック
最大破断荷重 12000KG
長さ 3m
幅 80mm
材質 100% ポリエステル
(しなやかです)
その他 保護スリーブ2箇所
両端ループ部は補強処置
最も荷重の掛かる両端ループは補強処置
移動式プロテクタースリープが2個
上から
ツリートランク・プロテクター
スナッチストラップ
ウインチエクステンションストラップ
ARBツリートランク・プロテクター 12960円