ABYSSの釣果


    釣りに行きましたよ・・・2009年-No1

    2009年03月19日

         ふうーーーっ・・・本日も、何も言う事がありませぬ・・・?

      仙台湾に魚はいません・・・

        まず、天気予報には騙される・・・とは言っても、仙台湾沖合20キロとかの天気予報などどこにも出てはいないのでありますが・・・。
    しかし、沿岸波浪予報と言う物がありますし、気象庁でも波の予報は出している訳であります。
    そして、一番重視するのは風なんでありますが、まず、これもほとんど当たらない訳であります。
    と、散々ぱら波が思いの外高かった事を強調し、そして、風も強かった事を強調し、釣れなかった事の言い訳とさせて頂きます。
    あっ、もう一つ有った、決定的な言い訳が・・・本日、小潮でありました・・・これは決定的ですね、釣れなくて当然ですな。

     予感はあったんであります・・・小潮だし、御湖岸だもんなぁ、と。
    でも、3ヶ月放ったらかしのボートが心配だし、ちょっとは竿も出したいし、天気予報も良いし、で、出掛けてみた訳であります。
    ホントーに暖かな朝でありまして、そうですね、夜明け前だと言うのに冷えが無く、五月頃の陽気でありました。
    で、いつも通りにエサ買って、弁当と酒を買って、石巻のセルフでガソリン入れて、万石浦到着は6時45分でありました。
    まずは、タイヤがベコベコになっていたネコ車に空気など入れ、荷物一式を積んで船着き場へ移動であります・・・ここで既に一汗かきました。

     3ヶ月つなぎっ放しの船はどんな事になっている物やら、とっても心配でありましたが、まず、外見上は何事も無く、でありました。
    網揚げを終えて軽トラで帰る所だったゆうとく丸の阿部さんが「おっ、写真屋さん・・・今日は釣れねド・・・グワハハハッ」と豪快に吐き捨てて去って行きました。
    そぉーかぁ、釣れねぇのかぁ・・・んだべなぁ、小潮だもんな・・・藤の花咲くまではなぁ・・・んだょなぁ・・・ブツブツブツ。
    久しぶりなのでアレコレ、ナニ、カニと手間取りまして、出港準備が完了したのは7時半でありました。

     さてぇ、10年選手のバッテリーは大丈夫だべか?と、恐る恐るキーを回しますと・・・おっ、生きてるジャン、と。
    で、クランキングする事たった3回でエンジンは掛かっちまった訳であります・・・へぇ、今年も行けるのかねぇ、と感心しきりであります。
    様子見に暖気をしながら音やら冷却水やらの具合を確認し、魚探とGPSの作動も確認し、やっと出港でありました。

     万石浦は静かでした。
    舫を解いて放っておいても流される事も無い程に静かでありました・・・こりゃぁ行けるかも・・・グフフフ、と。
    渡波の堤防を抜けてもまだ静かでありまして、これは泥捨て場OKでしょうと、沖の釣り場へ行く事に決定であります。
    しかし、製紙工場の煙突の煙は真横であります・・・そうなんです、高速道路から見た時にも横に振れていたのであります。
    うーん、結局こうなんだよなぁ、と思いつつも、しかし、陽気が良いので行っちまうかぁ、と言う事で、迷いつつも沖を目指したのであります。

    海の風なんてものは、何遍出て見ても分りません。
    波なんて物も、何遍出てみても、やっぱり分りません。
    まっ、シロートだから、と言うのもありましょうが、玄人だって船をひっくり返したりする訳で、やっぱり、完全には分らないんだと思います。
    本日は渡波を出て直ぐ、いつも波が高い所は静かでして、田代の頭と松島の波島を結んだ線を越えた辺りから風と波がそれなりになってまいりました。
    で、波ではないのです・・・うねり、なんでありますね・・・南の方からやって来る訳であります。
    ふぅーん・・・ここ数日、高気圧に覆われてたんじゃないのかぃ・・・どこで生まれたうねりなんだか、と、ちょっと予定外の出来事に納得出来ない私でありました。
    まあ、私が納得しようがしまいがうねりは押して来る訳でありまして、20ノットで走ってまいりましたが、15ノットがやっとになった訳であります。
    ちなみに、このうねりを追い波で受けますと、20ノットで走っていた船が下りで23〜24ノットになり、登りで15〜16まで落ちる訳です・・・まあ、船の馬力が無いからですが。
    と、言う事で、プロッターにある大漁マーク地点まで、万石浦の舫を解いてから丁度1時間、30キロの行程でありました。
    でね、釣り場について船足を止めてもうねりが大きくて、何にも掴まらずには立っていられない程度の揺れでありまして、けっして釣り日和では無かった、と。
    まあ、こんなちびボートでここまで来る方が間違っていると言われればハイそうです、と、謝っちまう訳ですが・・・。

     さて、ボートのけつを南に向けて釣り始めまして、落ち着いて辺りを見渡しますと、釣り船がどこにもいません。
    双眼鏡まで取り出して仙台湾の隅々まで見回してみましたけれども、視界に捉えた釣り船は僅かに一艘であります。
    そして、25フィートクラスのプレジャーボートが一艘、私と同じ50m超のラインに浮いておりました。
    うひゃぁー、釣れないからなのか?それとも不景気なのか?・・・ナンであれこの雰囲気は良く無いな、であります。
    で、来る途中、フェリー航路の向こう側は刺し網が入っていているはずなんでありますが、私が見つけたのは3張り程度でありました・・・魚いないのか?

     ずーっと沖目に見えていた釣り船が内側、50mラインに移動してまいりまして、こりゃぁ釣れてないんだな、と分る訳であります。
    そんなこんなで、私は糸を降ろして既に20分は経過している訳でありますが、未だ今年の初物とのご対面は適っていない訳でありました。
    あーーーっ、何だかモゾモゾしたぞぉ・・・えっ、カレイのアタリ?・・・うーん、まっ、なんか付いてるわ、で揚げてみました。
    あっちゃぁ・・・お前じゃねぇだろう、父ちゃんか母ちゃん呼んで来い・・・あっ、姉ちゃんでも良いぞ、と、お帰り願うしか無いサイズでありました。
    で、結局一時間粘ってバケツに収まったのは、真っ赤なアカジ(マガレイ)が2枚であります・・・それも、なんとか保護条例違反スレスレでありました。
    こりゃぁ本日の釣りは大赤字・・・そう、たがら仙台湾のカレイはアカジガレイと言われる訳であります・・・嘘。

     粘ってもしょうが無さそうと言う事で、んじゃぁ金華山でも行ってみっか、と言う事で網地島の向こうに見える三角山方向へ転進であります。
    しかし、狙った場所が悪かったようで、南東方向からのうねりがモロに入る網地島と金華山方面は余計に荒れておりまして、竿を出す気になれませません。
    んじゃぁ、と、網地島と鮎川の間の根でメバルでもと思っても、ここもなかなか結構な御点前で吹いている訳であります。
    しかも、メバルの仕掛けを流し始めて僅か5分後、呆気なく根掛かりで一式を没収されてしまったのであります。
    ああ、もういいや、本日はもうお終い、と・・・船を舫ってラーメンでも喰うべ、と。

    そんな訳で、万石浦に戻ったのが11時半でありました。
    岸に着けてしまえばお天気は上々な訳でして、酔い覚ましにのんびりとラーメンなど食し、船のロープなど捌いて、本年の初釣りは呆気なく終了でありました。

    赤い所が修理した箇所です。


     折れた釣り竿を修理して使っている訳です・・・3度目の修理でありました。
    今回は、赤ふんどし風に仕上げてみたと思ったのでありますが、出来具合はなんだか、赤い腰巻きのようで、イマイチであります・・・意味不明ですか?

    石巻湾の参考図・釣り場

     本日、ハンディGPSを持って行ったので、帰って来てから航跡を取ってみました。
    今日の一番沖のポイントまで、万石浦から丁度30キロで、渡波の堤防から25キロであります。
    で、本日の総航行距離は、90キロでありました・・・けっこう無駄に走り回ったんでありますね。

     

    本日のおっさんの釣果 

    アカジ・・・・・・・・・・20〜22センチ  02尾(一枚5000円 超高級)




     ※ 2〜3日で食い切れない魚は持ち帰らない事にしています。
       ※ 基本的に小さな魚は持ち帰らない事にしていますが、どうしても喰いたい場合は無視します。
     

    燃料・・・・・・・ガソリン 45リットル

    では、また。

    では・・・また。


    冷やかし、おしかり、申し込みのメールはこちらです


    振り出しにもどる 曝釣のページの扉へ戻る