釣り瞑人・・・bombeeの釣果


    釣りに行きましたよ・・・2009年-No4

    2009年06月25日

         釣りは・・・所詮遊びですから

      泥捨て場にカレイが戻って来ました

       前回の釣りから一月以上も間が空いてしまったのは、金が無くてガソリン代が捻出出来なかったからだと言う指摘は、当たらずとも遠からずでは有りますが、しかし、ホントーは違います。
    今年は船検と免許更新とが重なって、ごたごたしてしまい、船の準備が遅れたと言うのが真相であります・・・いや、ボート屋にまだ支払いを済ませていないので差し押さえられていると言う噂は、嘘です 。

     前回の釣りが悲惨な結果だったし、釣り情報もあんまり芳しくは無さそうで、何処へ行ったら良いものか迷っておりました。
    しかし、お日柄としては、この両日を除いて梅雨の晴れ間の好天日はあり得ないと言う気圧配置・・・うーむ、ここは一つ、なんとしても行かねばなるまいのぉ・・・と。
    本日のお日柄は、天気はよいと思うんでありますが、潮回りがそれ程良い塩梅では無く、思案に暮れる訳であります。
    で、出港時はゆっくり行ってもまずまずの水位なんですけれども、帰って来る時間がどうしても午後3時過ぎないとダメ、と言う事で、あんまし早く出て行くと一日が長すぎるんで、ゆっくりと5時半に家を出た次第であります。

     高曇りですが夏の気配をそこはかとなく感じる良い朝でありました・・・しかし、この季節、人々は早起きになりますね、犬に引っ張られた年寄りの散歩の多い事。
    で、いつものように釣り餌と人の餌と、本日は暑そうなのでビールと酎ハイを都合5本、と。
    しかし、私のひいきの餌屋は早晩店仕舞かもしれませんですね・・・ゴカイの太さが尋常では無く、まるで蛇のような太さの物がほとんどな訳です。
    私は他の餌屋の物を知りませんから、どこもがこんな事なら仕方が無いんでありますが、しかし、こんだけブッ太いと慣れている私でも気持ち悪いです。

     さて、万石浦に到着は7時少し前でありました・・・無風です・・・いい感じです・・・あとは釣れれば文句無しと。
    ネコ車に一式を積んで船着き場まで約5分・・・本日は予備燃料タンクも持って総重量は100キロであります・・・砂利の坂道はシンドイです。
    で、船に辿り着きますと、なんだべやぁー阿部さんでばぁ、管理費振り込んだのに夏草も刈ってねえべや・・・まったく飲んだくれだものなぁ、と。
    そして、船の位置を見ると・・・あいやぁー船屋の人でばやぁ、なんとした舫するもんだがやぁ・・・シロートだなや、こんではよぉ、と言う塩梅に、ロープは滅茶苦茶であります。
    舫を解いて出港するだけならすぐでありますが、それだと戻って来た時にどのロープが何処へ行って、どれで船を止めて、どれから舫う、なんて言う段取りが出来ていない訳で、ダメなんであります。
    結局は約1時間、ロープの取り回しをやり直し、泥に沈んでいたロープは引き上げて張り直しなどして帰って来たときの準備を整えた訳であります。
    いや、書いている程にはビックリもしていないんです、ホントーは・・・毎度の事なんでありまして、なのでこの仕事も予定のうちなんであります。

     さて、出港は8時30分と、とんでもない出遅れでありますが、まあ、精々食べる分位釣れれば、と言う事で、夏の匂いのする穏やかな海面を味わうようにボートを進めたのであります。
    で、何処へ行くべかねぇ、なんですけれども、まあ、取りあえず、ずーーーーっと釣れてなかった泥捨て場の様子を見て、ダメなら大型漁礁から閖上沖でも行く覚悟で予備燃料を持ってる訳ですから、と。

     田代島と石巻港を結んだ線辺りに見慣れない大型の巡視船が停泊しておりました・・・有事の際の警戒が始まっているのか?北朝鮮対策なのか?なんて思ってみてましたが、分りませんけど。
    で、時化の名残の大きなうねりが南から入っていますが、波としては50センチも無い程に静かでして、整備が終わったabyssの走りは快調であります。
    さて、万石浦から50分程走って、プロッターの示すポイントで一番近い、水深43メートル、フェリー航路の少し手前で釣り始めた訳であります。
    仕掛けをセットしようとすると・・・あれぇ、13号しか無いでばぁ・・・こんなでっけえ針じゃぁ唐揚げアカジは喰い切れねぇべな、と・・・しかし、無い物は無い、と。
    まあ、結果を先に言いますと、それは全くの危惧でありまして、やっぱし、天才である所の私には、仕掛けの不都合なんてものはドーと言う事も無い訳であります。
    ふふふふふっ、このように書くと言う事は、やっぱし、名人は不滅であったと言う事で、みなまで言うな、と言う事なんでありますが、言っちまえば、大漁でありました。

    まっ、大物では無いし、ただのアガジカレイなんですけどね、美味そうでしょ?

     まあ、そんな訳で、久々の感触と申しましょうか、この後も飽きない程度に喰って来る訳です・・・上は30センチ弱、下は手の平を交えて、1時間に10枚程度でしたかね。
    こうなると心は余裕でありまして、お天気を予想して買い込んだビールと酎ハイをグビグビとやらなくちゃ行けない訳であります。
    うん、ほら、5時に車を走らせるとして、最終はどーしても11時には飲み終わらないとダメなんでありますね・・・酒飲み運転は重罪だそうですから。

     自分の周りには釣り船の姿は見えませんで、遠くかすか、大型漁礁方向に青っぽいスパンカーが見えているんですけれども、あれは多分渡波の釣り船で有りましょう。
    で、やっぱり釣れているらしく、終日ずーっとそこに張り付いたままでありました・・・流されても船を戻さないと言う事は、広範囲に釣れていると言う事ですね。

     私は酔っぱらったのと、そこそこ釣れた事も手伝って飽きて参りました・・・ええ、パラシュートをぶち込んで流しているので船頭もやることありません。
    で、私の周りにはマドリが海面で休んでいる訳であります・・・これは下の方にアオモノ・・・サバなんかが居るんでありますね。
    で、魚探を除くと、やっぱし居る訳です・・・んじゃぁ釣ってやっかい、と言う事で、メバルの仕掛けを海底から5メートル位のところに沈めた訳です。
    そしたら、ほらぁ、やっぱりだもの、すぐだもの、と言う事で、サバが掛かったんでありますが、これが、まだヤンチャボウズでありまして、脂っ気は無いんであります。
    アレです・・・こんなモノでも釣っちまった以上喰ってやらなくちゃな、と言う事で、さっそく捌いたのが下の写真であります。

    雑巾の上に干された魚を貴方は喰えますか?・・・知らなきゃ喰えますってば

     さて、日干しを2枚程作ったんでありますが脂っ気の無いサバでは釣るだけ無駄で可愛そうと言うもんであります。
    それでも、なんだかショットガン釣法でもやっているんでしょうか、狂ったようにぶっ飛んで歩くボートがジグでサバを釣っておりました・・・美味く無いってば。

     12時半頃にはバケツが2杯、満杯になりまして、重量で言うと10キロは釣ったかな、釣りすぎちまったかな、と言う事で、大物を求めて田代へと廻ってみた訳であります。
    いや、とても良いタイミングだったようで、番屋跡の前に着くと風がピューピューになって参りました。
    で、幾重にも張り巡らされた刺し網の罠をくぐり抜けた勇者のマコガレイを狙ったんでありますが、28センチが一枚で、ギリギリ刺身にはしましたが・・・甘くて美味いのよぉ、これが。
    その後、風を避けて裏側の、アガジガレイ児童館と思しき、小物オンリーだけど間違ったら凄いのが来るよポイントで暫く粘ってみました。
    しかし、小物の音沙汰さえ無く、田代周りは例年になく不調のようでありまして、なんとなく今年のカレイはダメっぽいです・・・一昨年と去年、釣れすぎましたもんね。

     そんな訳で風裏を利用して船を流しながら万石浦の泥で小汚い船体を洗うべく、パンチ一丁で海に入り船首の泥を落としたんでありますが、気温に騙されて海に入れば、推定で15〜16度の水温は金弾が縮み上がるばかりで、30秒でギブアップでありました・・・心臓止まるかと思ったでばぁ・・・酔っぱらいは危ねぇ事するよ。

     で、喰う物も飲む物も無くなっちまいまして、魚釣りも飽きたし、海水浴は失敗したしで、やる事無い訳であります・・・んじゃぁ、帰っかなぁ、と。
    でも、あんまり早く着いても潮が満ちて来ていない訳で船が付けられません。
    と、言う事で、12〜13ノットでチンタラと走って行ったんでありますが、本日全般的にゆっくり走った為か、まだタンク一本しか使っていないで田代の前を出た訳です。
    で、万石浦に入ろうかと言う所でガス欠の兆候が出ましてタンクチェンジなんですけれども、本日、釣り場が近かった事もあって、ガソリンがとても少なくて助かりました・・・これからは無駄に速く走らない事にして、セーブガス、と言う事で・・・我慢できねべねぇ。
    ああっ・・・そうかぁ、パラシュート入れて流したんでエンジン回してなかったもんなぁ・・・なんだ、そう言う事か。

    石巻湾の参考図・釣り場

     へへへっ・・・天才で名人だったおっさんは、スランプを脱して、完全復活宣言を出しますよ、と。
    誰かぁ・・・ホントに乗って行かないすかぁ?・・・釣れるよ、たぶん。

     

    本日のおっさんの釣果 

    アカジ・・・・・・・・・・23〜30センチ  50尾(一皿300円 塩焼き用)

    マコガレイ・・・・・・・・28〜28センチ  01尾(一枚350円 お刺身用)




     ※ 2〜3日で食い切れない魚は持ち帰らない事にしています。
       ※ 基本的に小さな魚は持ち帰らない事にしていますが、どうしても喰いたい場合は無視します。
     

    燃料・・・・・・・ガソリン 28リットル

    では、また。

    では・・・また。


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