釣り酩人・・・0yaziの釣果


    釣りに行きましたよ・・・2009年-No6

    2009年10月15日

         釣りは・・・不況の煽りで生活掛かってんだから、ね

      泥捨て場のカレイが縮んだ?

     いや、海を捨てたり、釣りを忘れていた訳でも無いのでありますが、何度も計画を立てるたびにお日柄が悪く、ついつい出られず仕舞のまま、あれまぁと気がつけば、もはや秋真っただ中でありました。
    しかし、アレです、8月はホントーにお日柄が悪くて、ちびボートでは出られそうも無い日が多かったと思う訳であります。
    が、2009年10月15日、おっさんは、この日を逃せば末代までの悔いが残る、と言う事で、諸事、万難を排しての釣行と相成った訳であります・・・いや、言ってる程に入れ込んで行った訳でもないんですが、しかし、お日柄はとても良さそうなんで、まず、カレイのストックも無くなった事ですし、と言う事で出掛けた訳であります。

     朝は冷え込むようになりまして、夜明け頃の我が家、仙台市青葉区山奥字谷底での気温は、5度でありました。
    で、夜明け前、まだ暗いうちに起き出して・・・と、言うと早そうですが、5時起きでもまだ暗い訳ですから・・・。
    まず、いつも通りの段取りで釣り餌、食料、ガソリンなど仕込んでの万石浦到着は、6時50分でありました。
    で、いつものようにネコ車に一式を搭載いたしましてボートまで辿り着いて出港準備が整いましたのが7時20分頃でありました。 で、いつものようにエンジンキーをひねった訳であります・・・クックックックッ・・・止めーい。
    アレレレ・・・なんだか回り方が弱々しいぞ・・・バッテリーが弱っているのか?
    参ったなぁ、久しぶりだから少し回さないと掛からないのになぁ・・・上がっちまったら、車のを持ってくるのかぁ?
    クククックックックッゥ・・・止めーい・・・ふぅっ、回転が弱すぎるなぁ・・・ダメかも知らんなぁ。
    クックックックックッゥ・・・クククックククククッ・・・あれ?なんだか元気になったぞ?
    ククククククククッ、プスン・・・あっそうか、セルモーターの回りが悪かったのか。
    クククッ、クククククッ、ククククククククッ、ブブブブンブンブン・・・やったぁ、掛かった。
    と、言う事で、どういう訳かセルモーターの元気が無くて冷やっとしたんでありますが、まず、なんとかスタートした訳であります。
    うん・・・BF75はアレなんですよね、10年前でも既に時代遅れのキャブレター仕様でエンジンのスタートはコツが必要だったんでありますが、今となっては骨董品的存在な訳で、始動性に難のある、扱い難い代物となっている訳です。
    まっ、買い替える金は無いので、壊れるまで使い倒すしかない訳ですから騙しながら行くしか無い、と。

     
    走り出しちまえばナンて事は無い訳で、順調であります。

     で、目指すは泥捨て場の浅い方、でありまして、万石浦の灯台をパスしてから、波がなければ40分であります。
    まず、凪ぎは良いはずなんでありますが、朝方は陸と海の温度差で結構な風が吹く訳でありまして、渡波を出ると直ぐにいつものお約束の高波が待っている訳であります。
    そのごもずーっと北北西からそれなりの風が吹いてくる訳でして、まず、陸が暖まるまではしょうが無いべね、と。

     で、水深40メートルの手前当りからぽつぽつとカレイの刺し網など見えるようになりまして、おおっ、やっぱし魚は居るようだな、と確信した次第でありました。
    で、もっと沖には底引きの船が網を引いている訳で、ああそうか、やたら長い刺し網が入っているなと思ったら、縄張り争いかぁ・・・なぁーんてね、勝手な推測でありました。

     で、程なくして予定のポイントに到着でありますが、まず、凪と言うにはちょっと波気がありまして、風もそこそこで、船を起てるにはエンジン回してバックに入れて置かなくちゃならない訳です。

     はい、船を起てまして、第一投・・・待つ事久し、3分と27秒でありました・・・久しぶりのクククッと言う引きに合わせて上がって来たのは、23〜4センチ程度の中型の、塩焼き型のマガレイでありました。
    ふんふん、さい先は良いねぇ・・・まっ、天才だし、名人でもある訳だからな、当然と言えばそれまでだな、と。

    いや、船が流されて行くうちに幼稚園の群れに当たっちまったようです

     で、順調に型を揃えていたのでありますが、刺し網から離れて深い方へ流されるに連れ、突然型が細かくなった訳であります。
    うーん、底引き網の基準の網の目から漏れた細かいのだけが残っていると言う事なのか?・・・まっ、そんな事もあるまいに、と。
    しかし、入れると直ぐに当たる訳ですけれども、尽く幼稚園児か小学生ばかりなんであります・・・かなりの数の木っ端ガレイに、父ちゃんと母ちゃんか、姉ちゃんか兄ちゃんを呼んで来いと罵声を浴びせて投げ捨てた訳であります。
    いやしかし、針を呑まれた奴は生きて戻れる物かどうか分かりませんけれども、しかし、運と根性で生き伸びて、大きくなったら又来なさい、と、未来を託して海に戻すのであります・・・いいオッサンやなぁ、と。

    なっ、ナンだぁ、オラの船を目掛けて来んなぁ・・・ルースターテールがお見事です

     10時過ぎには風はぴたりと無くなり、べた凪でありまして、着ている物も一枚脱ぎ、二枚脱ぎで、とうとう脱ぐ物が無くなりまして、パンツ一丁でビールをグビグビ・・・夏のようでありました。
    で、北側が石巻と塩竈へ入港する航路な訳で、巡視船やら漁船やら貨物船が頻繁に通る訳であります。
    で、南側は仙台新港に入る船の航路な訳で、釣りをしながら貨物船やら漁船やらを写真に収めて楽しむんであります。

    小型の延縄船・・・どこまで行くのでしょうか?

     パラシュートアンカーを入れて流していたんでありますが、11時過ぎには風が全く無くなりボートは流れなくなり、従ってカレイも釣れなくなっちまいました。
    まっ、天気が良いのでカン酎ハイなど呑んで、弁当など食って、ラジオなど聞くもおかし、であります。
    が、船に置きっぱなしのラジオが腐っちまったのか、チューニングがおかしくなって雑音しか入らなくなっちまって、仕方が無いので自分で歌など唄ったんでありますが、しかし、大海原で一人で熱唱と言うのもナニでして、すぐ飽きます。

     12時過ぎに風が変わって南風になり、だんだんと元の方へ流され始めると、また釣れ出した訳であります。
    んじゃぁ、最後の追い込みと言う事で少し真剣に釣ってみますかね、と、本腰を入れまして、そこから1時間で良型を15枚程追加しまして、1時過ぎに試合終了でありました。

     で、船を洗って帰り支度をして万石浦へ戻ったのが2時半頃でありました。
    丁度ゆうとく丸の阿部さんも釣りのお客さんを乗せて接岸したところで「写真屋さん、釣れねがったべぇ?」と宣ったので、「なぁーんしてこんな凪の良い日に釣れねって事ぁあんめっちゃやぁ」と言い返したのでありました。
    と、釣り船の客が「んだがら泥捨て場にすっぺって言ったのにぃ」と小声で言ったのでありますが、まあ、私の場合は名人で天才だからと言う事で・・・へっへっへっ、と。

    石巻湾の参考図・釣り場

     まっ、釣れた事は釣れたんだけれども、しかし、細かいのが多い訳で、ああ言うのは持って帰らないようにしましょうね、と。

    本日のおっさんの釣果 

    アカジ・・・・・・・・・・18〜30センチ  50尾(一皿300円 塩焼き用)




     ※ 2〜3日で食い切れない魚は持ち帰らない事にしています。
       ※ 基本的に小さな魚は持ち帰らない事にしていますが針飲みなどで戻せないのは持ち帰って喰ってやります。
     

    燃料・・・・・・・ガソリン 25リットル

    では、また。

    では・・・また。


    冷やかし、おしかり、乗ってみたいのメールはこちらです


    振り出しにもどる 曝釣のページの扉へ戻る