2005年のベスト10

NEK(2006年1月1日)
1位:SWEP3
説明は要らない。在るだけで良い。
完結した。それだけで良い。
スターウォーズだった。それだけで良い。

2位:ミリオンダラー・ベイビーズ、サマリア
ドラマとして第2弾。何処までも救いが無く、何処までも不幸な人間の物語が
何故かくも感動的なのか。何故かくも美しく撮れるのか?

3位:表、キングダム・オブ・ヘブン、裏、ヒトラー最期の12日間
リアリズム戦闘シーン万歳。ドラマを負わせぬ戦闘シーン、そしてその戦闘を繋げるドラマ
手練れこその職人技。生半可なテーマやテクなぞこの骨太さの前には児戯同然。
そしてこの物量と熱意に唯敬服。

4位:表、7人のマッハ!!! 裏、ニューポリスストーリー香港国際警察
ガチンコアクションの極北。バランスに対する気遣いなぞ全くなしに
1時間アクションだけで押し切ってしまうアクションのクオリティを見よ。
小賢しい映像テクなぞ、この前には(以下略)
ジャッキー・ガチンコアクションはそれのみでランクイン。年齢による衰えがどうした

5位:表、ブレイキングニュース 裏、PTU 
10位で香港映画は不評と言っていますがジョニー・トーは別格。今犯罪ドラマを書かせて
彼ほど上手い映像作家はいない。特にブレイキングニュースの冒頭は鳥肌もの

6位:表、シン・シティ 裏、ボーン・スプレマシー
ハリウッド製アクションとして。シン・シティのいかがわしさ、ボーンスプレマシーの本物っぷり
それらが本物のドラマを生む。このバランス感覚を評価。

7位:表、亀も空を飛ぶ、裏、ロング・エンゲージメント
純粋にドラマのクオリティとして。女優の眼が印象。戦争が起こした悲劇がかくも
美しき物語を生む。

8位:表、マカロニウェスタン800発の銃弾 裏、ディア・ウェンディ、
銃撃戦映画として、ディア・ウェンディはトリアー嫌いなので裏なのですが、
アクションとしては上かな?でもマカロニの愛と、あのキャストに表当確。
紛いモノ転じてホンモノに

9位:表、Zガンダム「星を継ぐ者」 裏、ロッテライニガーの世界

実はアニメも今年は以外と収穫無し。Zガンダムは、ただ「在る」だけでランクインが
確定。クオリティで言えば裏の方が圧倒的。

でも絵で見せきると言う点で両者とも、言葉が過剰になったガンダム種なんぞ、
細木数子レベル

10位:表、セブン・ソード 裏、カンフーハッスル
香港映画は今年以外と不振。セブンソードはラスト20分、カンフーハッスル冒頭20分
のアクションのみを評価してこの順位。「華麗さ」だけや、「見栄を切る」だけや
「ワイヤーで吊る」だけのアクションは、コイツらに比べれば新春かくし芸レベル


選外:キングコング
ウーン…なんだろう。何かが足りない?
何かお行儀が良すぎる。

珍品:シルバーホーク
イヤ、アクションは凄いし、岩城のダンナは相変わらず格好良いし…
けど…ミシェールの姐さん…功成り名を遂げた貴方が何故こんな
縁日で売ってるライダーマンのお面被って改造バイクに乗って
パンダと平和の為に戦わなければ…

ワースト:
男たちのYAMATO

今年の日本の大作(邦画にしてはね…)戦争映画に皆言えるんですが
どーして、ドレもコレも、
洋画ならB級レベルの予算である事がもろ判りの絵作りと、
C級の手抜きドラマと、一昔前のアニメ以下の底の浅い絵作りと
A級の志
と言う奇怪なバランスで製作されているのでしょうか?

めるさまいのち(2006年1月1日)
1ライフ・イ ズ・ビューティフル(エミール・クストリッツァ)
2アワー・ミュージック(ゴダール)
3エリザベス・タウン(キャメロン・クロウ)

三つとも生死がテーマかも……。そして、三監督とも、「音楽」の人かな。

今年劇場で見た映画は約30本。
というわけで、ベスト10はおこがましいので、ベスト3にしておきます。

はせ(2006年1月1日)
(1)エレニの旅
(2)バッド・エデュケーション
(3)亀も空を飛ぶ

panchan(2006年1月1日)
(1)エレニの旅(テオ・アンゲロプロスは水にまで演 技をさせる)
(2)亀も空を飛ぶ(1回だけ出てくる亀がすばらしい)
(3)そして、一粒のひかり(ラストシーンの、揺れる映像)
(4)青春の輝き(うーん、どうしようかなあ。10位でもいいかなあ)
(5)ミリオンダラー・ベイビー(完璧すぎる)
(6)シン・シティ(チープなザラザラ感)
(7)ライフ・イズ・ミラクル(ロバが熱演している)
(8)キング・コング(最後のあたり、尻がむずむずしませんか?)
(9)シンデレラマン(主演は私のおいです。いや、ほんとうにそっくり)
(10)アワー・ミュージック(4位かなあ…)






ベスト10目次
フロントページ

投稿はE-mail:panchan@mars.dti.ne.jpで どうぞ。