あの娘と自転車に乗って


albino(★★★★+自分の遠い昔の少年時代を思いだしてさらに★)(1999年10月24日)
モノクロとカラーを使い分けるというのは、別段目新しくもないのですが、主人公の少年にとってヴィヴィッドである物だけが色付いている映像にはドキッとしました。そうか、少年時代にはこういう物の見方をしていたなぁ、初恋の女の子は誰よりも鮮やかに見えたなぁ、と思い出していました。どこの国でも、子供というのは普遍であると感じました。一種神々しささえ覚えます。(うるさいだけのガキは勘弁してもらいたいですけど)
わずか数人だけの観客でしたが、(こんなにいい映画なのに何故?)笑い所では笑い、泣き所では泣き、大変いい思いで映画館を後にすることができたのもも私の評価を高くしたのでしょう。