エンド・オブ・アフェア



JO(★★★★☆)(2000年2月24日)
これほどの情熱の愛をスクリーンで最後に見たのはいつだったか。
モダンな語り方で進められる時代物。レイフ・ファインスの視点からジュリアン・モ アの視点の中盤へ、そしてクライマックスへと見事な三部構成で進められるさい、モ アの役がどんどん深くなってきて、‘ぐわあっ’と揺さぶられる強さを感じさせた。
自分はクリスチャンではないが、神を強く信じている。ここで表現されている‘神’ は個人的に共感しづらいが、この映画が、そしてモアの役がそれを信じている事が重 要であったように思う。
監督も脚本も一級品でやはりニール・ジョーダンは時代物が上手い。いや、期待を遥 かに上回ってくれた。
描写や内容からして大人向けの映画だが、見逃さないで欲しい。