ハーフ・ア・チャンス

監督:パトリス・ルコント 出演:ジャンーポール・ベルモンド、アラン・ドロン、ヴァネッサ・パラディ

ねこ娘(12月3日)
yumiko-n@interlink.or.jp
すごい!ビッグスターの共演、ただ者・物(=映画も)じゃないです.
アラン・ドロンのシャープな目とクールなかんじ、ベルモンドのたらこ唇とおちゃめなかんじ.ふたりのキャラクターをそのまま生かした演出は大正解です.彼らのひとつひとつのしぐさ、表情がしっかり演技していて、ばしっと決まってるんです.「決まってたね!」って感じです.ぞくぞくしちゃう!白黒映画時代?から活躍していた二人だから、色では表現できない部分も、演技で表現していたのだろうなーなんて演技の奥深さをあらためて感じました.しかし、彼ら二人とも60歳を過ぎているのに、こんなにアクションしちゃって大丈夫なのかなー.最後は、縄はしごでヘリに飛び乗るんですよ.ドロンは、この映画を最後に、引退を表明してますね.たまには出てほしいです.
そして、このベテランの彼らにひけをとらない魅力をたっぷり魅せてくれるのは、彼らの娘役で出演しているヴァネッサ・パラディ.笑うとすきっ歯なのが、はじめは気になったけど、 きれいとかわいいの両方の魅力を持っていてとってもチャーミングです.歌手でもある彼女のフランス語で歌うハッピーバースディもステキですよ.聴く価値あり.
ストーリーは、アクション映画の過激さとドロンとベルモンドの童心に返った過激なお遊びが、うまくつながったなー、ってかんじでOKです. 星は、★★★★です.
パンフレットもステキです.ポスターも欲しくなっちゃう.
ねこ的には、ライブ・フレッシュに続き、フランス映画のすばらしさ炸裂っです.ワールドカップ効果ですかねー.パワフルな感じ.



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