ハーモニー・ベイの夜明け

予告編に見事に騙されました。役者を揃えておきながら、ここまで情けない映画だとは思いませんでした。
監督はこれまでに「クール・ランニング」等を手がけてきている人ですが、これはちょっと頂けません。
要所要所に名作といわれる映画のワンシーンを思い起こさせるシーンを盛り込み、泣かせようとする意図が見え見えですが、感動どころか見ていて苦笑してしまいました。
「愛は霧のかなたに」「ショーシャンクの空に」「羊たちの沈黙」等、ストーリー自体も先が読めてしまって何のひねりもありませんでしたが、ラストに至っては全く持ってお粗末。
キューバ・グッテンJRがワイシャツを着たまま雨を浴びるシーンは、本当にあれはないだろう・・・と怒る気にもなれませんでした。次回作はもっとましなの期待してます。（私の評価★）

「霧の中のゴリラ」＋「羊たちの沈黙」というところでしょうか。
シガニー・ウィーバーも名前だけ出演していますねえ。(笑い)
あ、さらに「アトカトラズからの脱出」＋「ショーシャンクの空に」という感じでもあります。
髪形(白髪)とヒゲで、ショーン・コネリーも出演してたりして……。
2時間くらいの長さなのだけれど、メッセージ色がとても強く、それがしんどい。
真相を探るといったって、すぐに見当がつく。わからないのは「バカ博士」だけというところも、かなりつらい。
アフリカではなく、ジャマイカで撮影した緑がきれいだった。
この緑がなかったら、★ひとつ、というところでしょうか。