発狂する唇



とみい(2000年5月23日)
猟奇殺人事件の容疑者となった兄の無実を信じる妹が、霊能者に助けを求めるが… というホラーのストーリーは、物語が進むにつれ、ほとんど無意味と化していく。
作り手がやりたいことを、やりたい放題に、 欲望のおもむくままに、勢いで撮ってしまった映画。
「オースティンパワーズデラックス」よりも、はるかに馬鹿にできている(もちろん 誉め言葉)。
三輪ひとみは気合の入った演技をしている。もしかすると、凄い素材かもしれない。
それだけに、ラストのオリジナリティのなさが画竜点睛を欠く感じ。
★★★(やりたい放題度)。