バージン・スーサイズ


監督ソフィア・コッポラ 出演 ジェームズ・ウッズ、キャサリン・ターナー


リメンバー(2001年4月1日)
この映画、レンタルビデオで借りてみてみました。なかなか、きれいな作品ですね。英会話教室の外人教師も誉めていました。
ところで、電話で4人姉妹と男の子達が電話で曲をやり取りをする場面があると思います。
この時流れた曲(4曲)の曲名等を教えていただきたいのですが?
ギルバート・オサリバンの「アローン・アゲインC世韻亙「C蠅泙靴拭」
よろしくお願いします。
とみい(2000年11月13日)
親という権威から解き放たれるのは、本当は簡単なのだろうけど、 それができずに死を選ぶ 少女たちの心理がよく出ていたように思う。
どうせまた、親の七光りだろうと、 実はまったく期待していなかったのだが、 意外にも面白かった。
わずかにセピアがかった画をとったカメラが秀逸。
それとマイケル・パレが出ていたのにびっくり。
★★★☆。
(2000年8月26日)
http://www.d1.dion.ne.jp/~goronyan
この映画を観なかったら suicide という単語は決して知らなかっただろう。 suicide=自殺
実は私の周りでは あまり評判がよくない映画だった。
”よく わからない” ”どうして自殺したの?”・・・まるで冒頭に出てくるあの会話みたい。
「先生は13の女の子になったことはないでしょ?」
ネタばれです。
ストーリーを握るカギは五女セシリアの 最初の自殺。
13.14.15.16.17歳の五人姉妹の末っ子。 彼女は戦った・・よくも悪くも自分の自我と。
  けれど姉たちは 13歳をはるかに超して 留まっていた・・・・・・
観ていて一番感じたのは どうして五人(すぐ四人になってしまったが)もいて母親と対決しなかったのか?
私は それが一番の疑問だった。
セシリアはそれをやった・・ 自分にも覚えがある。 13の娘のできる一番の”抵抗”は 死を選ぶこと・・・・
まだ理論でかなわない親に対して”私はこんなに 嫌だったのよ・・”と 半ばあてつけ。
けれど抵抗している相手は 親だけではない。
今まで純白だと信じていた世界が 変わって見えてくる・・なにもかもが 汚く思えてしまう・・ それが 13歳。
セシリアの死は 親たちよりももしかしたら姉妹たちにショックを与えたことだろう・・
彼女に責められた気持ちをも 感じたかもしれない。
”私はこんな世界が嫌になったの・・どうして姉さんたちは 平気でこの世界に生きていられるの?”
セシリアの声が聞こえてきそう・・・・
ラックス・・彼女が四女(かなり大人びている!)と知って なんとなくわかった。
次に13歳に近いのだ・・彼女は彼女なりに ”抵抗”する。
男たちとの Sex・・・・ それが彼女の自我を保つ手段なのだ・・・・
残念ながら この映画は、彼女たち以上に描かれるべきであった、彼女の母親について あまりにも無頓着だった。
原作を30ページくらい読んだところ(セシリアが自殺するくらいまでの部分)で 身震いがし、本を図書館に返してしまったので 原作がどのようにそれを表現していたかわからないけれど。
監督 ソフィア・コッポラについては初監督作品として とりあえず及第点かな?
フォトグフラファーとしての感覚が生き過ぎていて 映画として 小粒になっているように感じた。
あの音楽を通した電話でのやり取りも 面白かったけれど(すべてじっくりと聞いていたいような名曲ぞろい)
あの雰囲気からの展開が あの結果になった・・その感覚が 表現できていなかったように思った。
そして もうひとつの疑問・・・
青年のトリップ(ジョシュ・ハートネット)と大人になったトリップと どうして俳優を変えたのか????
あれは うざった。 ジュシュでやらせるべきだったでしょう・・・?
おかげで映画がさらに 小粒になったように思えた。
彼女たち四人は、 それぞれ14.15.16.17才だったけど 思春期を抜け出していなかった=自分の価値観・自分の自我を形成できていなかった・・彼女たちもまた 13の女の子だったのだ。
追記:チラシを読んで あの映画に出演していた少年・少女のほとんど(ラックス・トリップを除く)が 思春期の素人の子達だったということを知った。
だとしたら あのセシリアは すごいね・・すごく雰囲気があった。
パンちゃん(★★)(2000年8月21日)
主演の5人の姉妹の名前がわからない。同じように5人の感じていることがよくわからない。 ただ、どう自分を表現していいかわからず、自分をもてあます感じは何となく出ていた。 5人(というか、1人が自殺したあとだから4人だけれど)とダンスパーティーに行く4人の少年と、実際に4人を見守る4人の少年が違うというところが現実っぽくてよかったと思う。 * 全然関係ないことだけれど、suicideって「スーサイド」って発音するの? 私はカタカナのタイトルを読んでいる時は「自殺」ということばが思いつかなかった。